日本 1−1 スウェーデン

消化試合でした(笑)。
この試合が始まる前の段階で1勝1分の勝ち点4を得ていた日本は、まあ例えこの試合負けても、ほぼほぼ決勝トーナメントには残れたので、そういう意味での不安はなかったです。相手のスウェーデンにしてみても、引き分けでOK、負けても勝ち点3はあるので可能性は残るという、言ってみればお互いリスクを最小限にして、あわよくば引き分け狙いの試合。得てしてこういうゲームは難しくなります。
開始から戦術ロングキック(笑)で前線に放り込みまくるスウェーデン。相手守備陣が全然上がらないから日本得意のカウンターを狙うチャンスも少なく……まあ、ただジリジリするだけの時間が、相当長かったですよね(笑)。

後半11分。堂安のパスを受けた上田綺世が、バスケのシザースパスみたいに返して堂安がスルーパス。これが綺麗にディフェンスラインを斜めに抜け出した前田大然に……今大会の日本のゴールはホント、オシャレです(笑)。
直後に同点に追いつかれ、まあ終盤は防戦一方になったものの、彩艶が神セーブを連発。無事、日本は2位でのグループリーグ突破が決まりました。3大会連続の突破はもちろん記録だし、グループリーグで1度も負けなかったのは初めてじゃないかな。怪我人続出でも、おそらく今の代表は交代メンバーを含めて、歴代最強と言っていいんじゃないかと。そのくらい強くなったのは事実。ただ……

決勝トーナメント初戦の相手が、ブラジルなんですよね。

果たして……過去の優勝5回のサッカー王国に、勝てるのか。
まあ、過去の大会に比して、かの国の評判がさほど高くないのは事実です。初戦のモロッコ戦を観ましたけど、良いサッカーをしていたのはモロッコの方で、なんか攻撃がちぐはぐな印象だったのも事実。ブラジル出身の闘将闘莉王さんもモロッコと当たるよりはマシなんじゃないかと仰ってましたし(笑)。メンバーは一軍半かもしれませんが、去年の強化試合で日本が3−2で勝った、これも事実。

ただ……
あのブラジルが、ワールドカップの決勝トーナメントの初戦で……ベスト32で……しかも日本相手に敗れるなんてことが、本当にあり得るのか?
そんなことになったら、本国ではシャレにならない暴動が起こるでしょうし、選手たちはマジで国に帰れなくなる、かもしれない。不謹慎なこと書くなと怒られそうですけど、本当にあり得るから恐ろしいのです。かの国のサッカー愛は、愛の質が根本的に日本のそれとは違うので。そしてまあ、選手も監督もスタッフ陣も、ブラジル人なら骨の髄まで、そのことは知り尽くしてるでしょうから……

死ぬ気で……それこそ誇張なくそんな気構えで、かの国はくると思います。
開始直後からリスク覚悟の総攻撃をしかけ、前半で試合を決めにくると、思います。
日本のキーマンは徹底的にマークされ、日本のチャンスの芽は汚いファウルしてでも潰しにくると、思います。
いやはや……
考えただけで、なんて恐ろしい(笑)。
果たして今の日本代表は、本気のブラジルの死ぬ気のプレッシャーに、耐えられるのか。

ただ……
逆に言えば、そこが唯一のつけこみどころ、とも言えるかなあ、とも。
ブラジルにリラックスして伸び伸びプレーされたら、それこそノーチャンスかもしれないので。絶対に負けられないプレッシャーは、おそらくかの国さえも固くします。普段は入るシュートが外れる可能性は大きくなると思うし、日本のカウンターチャンスも生まれやすくなるでしょう。首尾よく先制できればいいですけど、よしんばできなくても、0−0か0−1くらいで後半まで守り抜く。4年前のドイツやスペイン戦と同じような試合展開に持ち込めれば……あるいは、ワンチャンある、かもしれません。


ところで……
今回、日本が入ったグループFですが、当初、死の組と言われて、どこが?と思っていたのですけど……
1位 オランダ 相手は前回大会4強で今大会ブラジルと引き分けたモロッコ!
2位 日本 相手はいわずもがなのブラジル!
3位 スウェーデン 相手は優勝候補筆頭のフランス!
結局何位で抜けようが、非常に非常に厳しい相手で、今大会のどの組を見ても決勝トーナメント初戦がこんなに厳しい組は見当たりません。不公平だと言いたくなるくらいの、まさに……死の組でした(笑)。まあ、いずれにせよ、強い強いブラジル相手ですから。ひとつふたつの奇跡がなければもともと勝つのは難しいです。でも、繰り返しになるけど今回の目標は優勝ですから……ここでその奇跡を起こせないようじゃ、ハナシにならないのですよ。

がんばれ、ニッポン!