しゅさいのブログ

コメディ作家で、劇団ZIPANGU Stage主宰の今石のブログです。
稽古日記や、スポーツ観戦記などなど。
お気軽にお立ち寄りくださいませ。

スポーツ

奇跡か必然か

「(試合中)すっごい吐きそうでした」(橋本勝也/車椅子ラグビー日本代表)

車椅子ラグビー準決勝。最終ピリオドで残り時間は15秒を切り、同点ながらもオーストラリアボール。当然のことながらギリギリまで時間を使っての得点を狙うオーストラリア。ここで狙い通りにトライを取られてしまっては、もはや反撃の時間も残っておらず……まさに、絶体絶命。もしワタシがオーストラリア人なら、これで勝ったなと、素直に思っていたと思うよ。一進一退の難しいゲームをオーストラリアはずっと支配して……それこそ99.9パーセントまできっちりミッションを成し遂げた、ハズ、だったのだけど。その瞬間、なぜかこぼれたボールをジャパンの池が拾い上げて……

日本 52‐51 オーストラリア

いやはや……
こんなのアリ?とジャパン贔屓のワタシですら思ったのです。タイムアップ間近での、奇跡(?)の同点トライ。そして延長戦、オーストラリアのパスを、またしても池がインターセプトして……。

「こんなのアリぃぃぃぃぃ(エコー)」(ワタシ(笑))

実はここまでパラリンピックでジャパンは、3大会連続で準決勝で敗れていたのですね。最も金メダルに近いとされていた前回東京大会でも、プール戦で優勝候補のオーストラリアを破りながら、準決勝では別プールの2位通過だったイギリスの、突然確変したかのようなプレーに圧倒されて……

準決勝には……魔物がいる

ジャパンの、呪いです。正直ワタシは今回も、「ああ、またなのか」と思ってしまいました。それがまさかの……まさか、こんな勝ち方をしてくれるとは。

今改めて思うと……
勝ち方そのものは、もう奇跡としか言いようがないです。どっかの三流シナリオライターだって、こんなシナリオは非現実的過ぎて書けない(笑)です。ただ……
それを実現させたのは奇跡ではないのです。その一つが、橋本の存在。ジャパン待望の若きハイポインター。3年前は代表に選ばれこそしましたが、ほとんどプレー時間もなく存在を示せずにいましたけど、今回はもう完全に主力の一人。池や池崎に頼りっぱなしだった過去と違って、ローテーションで彼らにも休む時間を作り、自らきっちりと得点を重ねていく。対するオーストラリアは、主力のハイポインターの選手が二人ともほぼ出ずっぱりで、延長は明らかに精度が落ちましたから。自分の成長で……これまで何度も突破できなかったジャパンの準決勝の壁を破りたい……それがまあ、冒頭に書いた橋本の試合中ずっと感じていた吐き気の正体、みたいなのですね。

こんな奇跡みたいな、でも実は奇跡ではない勝ち方を見せてもらったら、もはややり残したことは一つだけです。決勝戦、日本時間の今夜2時半から。NHK総合で生放送してくれるみたいです。皆様、是非ジャパンにエールを。

パリオリンピック・名(迷?)言集

パリオリンピック閉幕から、はや一週間。

お盆休みもあってちょっとブログをサボってたら、ホントにあっと言う間でした(笑)。
日本のメダルは、終盤のレスリング等の怒涛の積み上げもあって、結果的には金20個、金銀銅あわせると45個なんだそうです。ひゃー! 以前にも書きましたけど、オリンピック通じて金2個とか5個とかの時代が今は昔。こんなに取れてしまうと感動も、それなり(笑)で……もちろん取った人にとっては物凄い努力が実を結んだ瞬間なワケで、文句言う気持ちも筋合いもさらさらないのだけれど、決勝を勝った直後の選手の物凄いはしゃぎぶりに……例えば係員の静止を振り切って観客の知り合いの所に駆けこんで延々抱き合っていたりする姿なんかに……若干引いてしまった自分を発見して、あれれ?と思ったしゅさいなのでした。なんだかね、観客より自分が感動している舞台上の役者さんを観ている時のような……いいのか?まあ、スポーツなんだからいいのかもしれないが、うーん……ワタシもトシ、なのかなあ(笑)。

気を取り直して(笑)、
恒例の名(迷?)言集なのであります。チャカチャン♪


「お父様はウルトラマン・マラソンを走られてた方なんですね」(増田明美/NHK解説者)

……はて?(笑)
ウルトラマン・マラソン? それってどんなマラソン?……出走者全員が、怪獣の着ぐるみを着て走るレースなのか。それともマラソンなのに3分間経つとカラータイマーが点滅して全員がエネルギー切れを……競技が成り立たないぢゃないですか。
おそらく……ウルトラマラソン(距離が42.195キロを超えるマラソン競技)と、言いたかったんだとは思うのですが、そしてまあ迷言と言うよりは単なる言いまつがいかとも思うのだけど……なんとも、これ……面白すぎませんか? 相変わらず競技の解説よりも選手のプライベートのトリビアを喋りまくる増田さん、ワタシは嫌いではないです。


「君の(戦った)相手は、ティラノサウルスだったんだ」(フランスメディア)

柔道混合団体決勝。その本戦と決定戦の両方でリネールに敗れ、「日本に帰れない」と涙にくれる斎藤立に対して、フランスメディアがかけた言葉です。フランス人も時々気の利いた(?)ことを言いますね。そしてまあフランス人ぽい、プライドも垣間見えて。負けてもしょうがないことなんだよと慰めつつも、ちょいと自慢?上から目線?(笑)。まあ確かにリネール、めちゃくちゃ強かったですけどね。
立くんには4年後に是非、本人がティラノサウルスになってもらいたいと思います。


「ひとつ心残りがあるとすれば、名言を残せなかったこと」(北口榛花/やり投げ女子金メダリスト)

えーっと……名言を、残したかった、んですか?それは例えば「チョー気持ちいい!」とか「田村で金!谷でも金!」とか、古いですけど「巨人軍は永久に不滅です」的な?

フィールド種目で日本女子初の金メダルに輝いた北口。実はこの人、小学校の頃にバトミントンと水泳の両方で全国大会に出られたという、まあ運動神経バツグン、スーパーアスリートなのです。おそらくはどんな競技を選んでも超一流になれたでしょうに、よくぞやり投げを選んでくれたものだと思っていたんだけれど……
その修行で滞在しているチェコ。実はチェコ語が完璧すぎて現地メディアがビックリしたんだそうです。英語もペラペラ。今回、メディアのインタビューに際して、日本語、英語、チェコ語で対応してるうちに、言語が混ざりすぎて、名言が言えなかった……というのが冒頭の言葉の真意なんだとか。うーん……運動神経も語学センスも抜群なのに、不思議ちゃん疑惑が(笑)。
いいでしょう。名言、今からでも遅くないです。ワタシも考えてみます。こんなのはどうでしょう?

「ゆりあんに似てるけど金!」

失礼しました。


「飢えたジョコビッチだった」(アルカラス/テニス男子シングルス銀メダリスト)

今年の全仏オープン、ウインブルドンを連破して、もはや第一人者と言ってもいいアルカラス。決勝の相手は元世界一のジョコビッチ。なにせテニス界の4大タイトル、グランドスラムを24回も優勝していて、男子テニス界歴代最高峰の選手と言ってもいい方なのだけど、流石に30代後半の年齢となって最近はそのアルカラスやシナーなどの後塵を拝してしまっていたの、ですが……

決勝戦は歴史に残る素晴らしいゲームみたいでしたが、勝ったのは、ジョコビッチでした。これまで数々のタイトルを総なめにしてきた選手が、実はまだ取ったことなかったのがオリンピックの金メダルでして、表題は決勝で敗れたアルカラスの試合後のコメントです。うーん……飢えたジョコビッチは……想像するに、ものすごく、怖い(笑)です。そりゃ、誰も敵わないだろうなあと思うよ。


「あの小さな日本人をつぶせ」(スポーツクライミング競技委員会の偉い人)

嘘です。ごめんなさい。
でも、そんな噂がまことしやかにささやかれていたのは事実。スポーツクライミング女子のボルダリング&リードで、残念ながら4位に終わった、森秋彩(もりあい)選手。身長が154センチと、選手の中では極端に小柄で、そしてまあワタシに言わせれば、小さな世界一のクライマーなのです。……ヤンヤ・ガンブレットがいるから世界一は言い過ぎかもしれないが、まあ少なくとも普通にやれば二位は狙えるクラスの偉大な選手。それが今回……

準決勝も決勝も、リードはほぼ完ぺきでした。特に決勝はそのヤンヤガンブレットを含めて他の選手を圧倒しましたし。ところが、先に行われたボルダリングで、まさかの7位。それもそのハズで、決勝の4つの課題のうち、ワタシが見る限り3つまでもが、背の低い人には不利なルートになっていました。ジャンプしても物理的に手が届かない……背の高い(手足が長い)人なら足を伸ばせば届くポイントがジャンプしないと届かない……などなど。まあ競技の特性上、こういう有利不利はどうしたって出てきてしまうのですが、それにしてもちょいとあんまりじゃないかしら、と。てなワケでネット上には、森つぶしの陰謀論なんかが渦巻いたワケなんだけど。

でもまあ、事の真偽はともかく、それがまことしやかに言われてしまうというのが逆説的な森の凄さだとワタシは思っています。ボルダリングが不利でなければ……そういう夢を見させてくれる、小さな偉大なクライマー。メダルを逃しても、記憶に残る活躍だったと素直に思うよ。


てなワケでして、一応今回の連載は終わるのだけど……
たぶん来週から、パラリンピック、なんですよね(笑)。
また会いましょう(笑)。





勝負は、下駄を履くまで分からない

とは言いながら……
まあ、大抵の勝負事は下駄を履く前には分かっちゃうモノなのだけど、それでも時々そういうコトが起こってしまいますね。勝負が決まるその瞬間には、物凄いプレッシャーが……時にそれが考えられない逆転劇を生む、こともあるのです。それもオリンピックという4年に一度の競技会ならではの魅力なのかもしれません。

体操男子団体

全6種目中の5種目まで終わって、首位中国との点差は3点以上。これがまあどれだけ絶望的な差かは体操競技を一回でも観たことある人なら分かると思う。正直に言えばワタシは、なんとか銀は取ってくれよと思いながら観てました。ところが……

「絶対に諦めるな!」(萱和磨)

日本のキャプテン萱が競技中、何度も何度も叫んでましたね。何度も何度も得点で中国に離され、エースの橋本のまさかの鞍馬での落下もあって、でもなんとか食らいついて……そしてまあ、皆様ご存じの通り、鉄棒で中国選手の、まさかまさかの二度の落下があって……

「諦めたら、そこで試合終了ですよ」(安西先生/湘北高校監督)

久々に思い出した、某有名漫画の有名なセリフです(笑)。最後鉄棒で落下した中国の選手はいわゆる補欠選手で、正選手の怪我で急遽出場しました。まあ普通に、物凄いプレッシャーだったのかなあ、と。観ていた方は、「えーーっ、そんなコトある?」てな最後の展開でしたけど、それでも、最後まで諦めなかったらこそ、転がり込んだ金メダルなのでした。
「あっぱれ!」あげてください(笑)。


スケートボード男子ストリート・堀米雄斗

最後の試技を残して、堀米の順位は8人中7位。首位との得点差はなんと、96.98。そこまでの全選手のベストトリック最高点タイを出しても及ばない。まあ……追い詰められるだけ追い詰められた(笑)先の東京五輪の金メダリスト、なのでした。ところが……

「彼はプレッシャーキングだ」(ナイジャ・ヒューストン)

そこまでのトップで、結果的には銀メダルとなってしまったナイジャ選手の言葉通りに、最後の最後、堀米の出した得点は、97.08。物凄いプレッシャーがかかる場面に限って凄いトリックを出してしまう。実際これまでの世界選手権でもパリ五輪の予選大会でも、最後の逆転が何度もありましたし。

実は今回、メダルどころか日本の代表に選ばれるかどうかもかなり危うかった堀米。最後は大逆転でオリンピック2連覇を成し遂げてしまったのでした。お見事、プレッシャーキング!「あっぱれ!」あげてください(笑)。


柔道混合団体決勝

正直、フランスに対してはかなり分が悪いのかなあとは思ってましたが……
それでも、女子の最重量級で高山が重い重いディコを倒したりと、望外の結果もあって、6人が終わった段階で3勝3敗の五分。勝負は、抽選で階級を決める代表戦、へともつれ込んだワケです。そして運命のルーレットが回って……選ばれた階級は……

90キロ超級

まあ、よりによって、フランスの絶対王者・リネールがいる90キロ超級。抽選のルーレット、操作されてた?(笑)対する日本の同階級は斎藤立。あの、オリンピックを2連覇した斎藤仁さんの息子さんということで、注目も期待もしてきた選手なのですが、果たしてその試合は……

試合序盤からリネールの、負ける確率を時間と共に減らしていく王者の戦い方。もくろみ通りに早々に指導を二つ取られ、攻めなきゃならない斎藤のスタミナは時間と共に削られていって……まあ、なすすべもないままに……

下駄を履かずとも結果が分かることも……まあ、あります(笑)。
まだまだ若い斎藤立ですから、この敗戦からの更なる飛躍を信じたいと思います。192センチ160キロという、破格の体躯の持ち主。それでなくても体格に劣ることの多い最重量級にあって、まったく見劣りしない、どころか一番大きく見えるくらい。まだまだきっと強くなる。これからの期待も込めて……「喝!」あげてください(笑)。

ちなみにこの混合団体の4人目、登場したのは、先に当ブログでも紹介した48キロ級の角田夏実でした。相手は2階級も上の57キロ級の銅メダリスト、サラレオニー・シジク。なんとも最初から無茶な組み合わせで、さすがに厳しいのかなあと思ってましたが……
その二階級上のメダリストさえも、角田は必殺の巴投げでぶん投げてしまったのでした。凄過ぎるでしょう!
あっぱれ!(笑)

誤審、ではないのかもしれないが

さて、パリオリンピックもはや後半から終盤に差し掛かるところ。ここまで順調にメダルを積み重ねる日本ですが、いろいろと明暗分かれるオリンピックになってるなあという印象なのです。前半は球技(サッカー、バレー、バスケットボール)中心にテレビ観戦してましたので……この頃はなんだか毎日心が折れそうになっているしゅさいであります。観戦、フェンシング中心にすればよかった(笑)。

ビデオ判定の功罪

いろいろと疑惑の判定が続いた前半。もう判定は全てビデオ判定にすればいいんじゃないか、という意見まで溢れておりましたが……ハナシはそう単純ではないのです。判定をビデオで行う……これ、もはや時代の流れだとは思う。でもビデオにも得意分野と苦手分野があると思うのですね。

例えば、テニス。随分前からチャレンジという形でビデオ判定を導入してましたけど、テニスの判定は、その殆どが、インかアウトかなのですね。これはビデオの得意分野。ギリギリ入ったか入らなかったか、これは人間の目で判定するよりかなり精度が高くなると思う。なのでテニスのグランドスラム、全米オープンや全豪オープンなどは、インアウトは既に全てビデオの自動判定になっています。同じようにバレーのインアウト、サッカーでもゴールラインを越えたかどうかの判定は人間の目より、ビデオ判定が優先。これは正しいと思う。記憶に新しい先のサッカーワールドカップの三笘の1ミリなんかもビデオ判定でなければ得点にならなかったでしょうから。でも……

サッカー男子、準々決勝、日本対スペイン。細谷が相手ディフェンダーを背中で押さえてパスをもらい、反転からの素晴らしいゴールを決めたのですが、これがまさかのオフサイド判定。えーっ⁉、今ののどこがオフサイドなんだ? 何度か繰り返されたVTRのスロー映像を観てもさっぱりわからなかったのだけど……やがてVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の映像が出てきて、パスを出した瞬間にディフェンダーを押さえて踏ん張った足が、僅かにオフサイドラインを越えていたと……いうのですけど、これは……

先のワールドカップから導入された、オフサイドの半自動判定システム。あの時もいろいろ物議をかもしてました。明らかに相手ディフェンダーよりオンサイド側に身体があっても、伸ばした足のほんのつま先の先が、デイフェンスラインを越えていたのでオフサイド。うーん……。VTRのスロー映像を見ても、それオフサイドじゃないでしょう、てな事態が続出。結果としてオフサイドライン、ギリギリからの飛び出しを狙うプレーが激減して、これはもうサッカー競技の魅力を半減させるシステムと言わざるを得ないと、思うのですね。

そして今回の細谷のゴール。
断言しますけど、ビデオ判定でなければ、あれをオフサイドとジャッジするレフェリーや線審は、世界中探しても一人もいないと思う。誤審ではないかもしれないけれど……現行のルールで判定するなら、厳密に言えば確かにオフサイドなのかもしれないけれど……でもこのプレーをオフサイドとすることに、果たして広くサッカー界にとって、どんな利があるのかワタシにはさっぱり、分からない、です。

繰り返しになりますが、ビデオ判定にも、得意分野と苦手分野があると、ワタシは思います。そしてビデオの苦手分野に関しては自動判定にはせず、ビデオを参考にしても、レフェリー判断で最終的には判定するシステムが……(例えばラグビーでは、ビデオ専門の審判と主審副審がVTR観てから合議制で判定する制度があります)より望ましいと思う。そうでなければ……競技そのものの魅力が大きく失われてしまう危険性が、ビデオ判定にはあると思うのですね。

いやあ、功罪あるなあ、ビデオ判定。まあ、応援してたサッカー男子の日本代表が負けちゃったことへの、負け惜しみ、かもしれないですけど(笑)。

パリオリンピック開幕

お久しぶりでございます(笑)。

お前はワールドカップとオリンピックの時しかブログを書かないのか?これじゃ劇団しゅさいのブログじゃなくて、ただのスポーツおたくのブログじゃないかーという、しごく真っ当なご批判が聞こえてきそうなのですが、全くその通りなのでしょうがないのです。(時々、猫話も書くけどね)
てなワケで開き直って第一弾。五輪序盤の、すこぶる個人的なハイライトから。例によってスポーツライターでもなんでもない喜劇作家の書くモノなので、時におふざけが過ぎることもありますが、予めご容赦を。
ではいきます。チャカチャン♪

これは……本当に、日本?

サッカー男子
日本 5−0 パラグアイ

序盤から気持ちよくパスを繋ぐ日本。あれれ?このヒトたちにはオリンピック初戦の緊張とかないのかなぁとか思っていたら……いつの間にか気持ちよく先制しておりました。あれれ?
そもそも日本って南米のチームが苦手なハズだよな。しかもパラグアイは南米予選でブラジルとかアルゼンチンを押し退けて一位通過した超強豪のハズ、なんだけど。ファールでしか止められないパラグアイ、たまらず10番の選手が平河の足を踏んずけて退場になってしまうと、その後は……

これは……日本、なの?(笑)
流れの中で……カウンターで……セットプレーで、次々にゴールが、決まるのだった。なんなんだ、このうまいヒトたちは。ワタシの愛した、ナイーブでここ一番に滅法勝負弱い日本代表は……一体どこに行ってしまったのか。

日本 1−0 マリ

大勝したゲームの後って、得てして難しいゲームになりがちなのだけど、こういう試合もきっちり守りきってワンチャンスをモノにしてしまったのでした。この戦いぶりは、まるで強豪国ぢゃないですか(笑)。オーバーエイジを敢えて使わず22歳以下の選手のみで固めた今回、正直あまり期待していなかったのだけど、案外メダルまで行っちゃうかもですぜ。


必殺技があるって、いいなぁ

柔道女子48キロ級 角田夏実 金メダル

どんな競技であれ、だいたいにおいて得意技というのは相手も分かっているし研究もされるし、なかなかそれで決まることって実は少ないと思うのです。ところが……

巴投げ、からの、腕ひしぎ十字固め。

相手が分かっていても十分研究も警戒もしていても、それでも決まってしまうのだから、もう必殺技と言うしかないです。いやはや凄かったですね。ほとんどの試合をこのコンボで(あるいは巴投げだけで)決めてしまったのだから。そもそも巴投げって一頃はほとんど見られなかったし、最近は時々やる人もいますけど、それで一本が取れるような技かと言われると……
その巴投げを、とことん突き詰めたんだろうなあと想像します。おそらくは技への入り方から対策された時の変化の仕方まで。そして決まらなかった時にはすかさず腕を取って、と。いやあ、なんか凄い技を見せてもらったという、そういう見る者の満足感までお得な金メダルなのでした。あっぱれ!(笑)


一瞬の……隙

柔道女子52キロ級2回戦
阿部詩× ー 〇ディヨラ・ケルディヨロワ

その刹那……
何が起こったのか、詩ちゃん自身も分からない、なんだかポカンとした顔をしてましたが、おそらくはテレビを観ていたワタシも同じ顔をしてました。
試合開始から、どちらかと言えば安全に……一発の逆転技などを食らわないように慎重に試合をしていた印象でして、早々と相手に2度目の指導が行って(3度目をもらえば反則負け)、うまいこと技ありを一つ取って、順調な試合運びを重ねていって……つまりは、一瞬の隙など作らないように万全を期した試合をしていたように思う。それでも……

これはもう、勝ったケルディヨロワを褒めるしかないと、素直に思います。
実際彼女はその後金メダルを取ってますし、技ありのポイントを取られたのは全5試合通じて詩ちゃんにだけ。まあ事実上の決勝戦だったワケで、金メダリストを、あとポイント一つ、指導一つまで追い詰めたワケですから……惜しむらくはむしろそれが、敗者復活戦にも進めない2回戦の出来事だったことかな、と。

誰かが勝てば、誰かが負ける。

その号泣ぶりに、いろんなことを言うむきもあるようですけど、負けた時くらい思い切り泣いたらいいんじゃないかと思うよ。いろいろと難しいこともあるでしょうけど、胸を張って帰ってきて欲しいと……ワタシはそう思いますね。

藤澤五月はファンタジスタなのだよ

「このチーム、メンタルコーチがサードに入ってるぞ」

ネットで拾った、何というか凄く的を射た言葉です。大会を通じて常に常に藤澤を励まし、褒め続けていた吉田知那美の姿は涙ぐましいほどで、そしてまあ今にして思えばそれが日本の生命線だったようにも感じるのですね。

サッカーやラグビーでも、所謂天才肌の選手にはよくあることなのだけど、好調の時には手が付けられないスーパープレーを続出させるクセして、そうでない時は落差が大きい。そして得てしてメンタルの強さが微妙で気持ちの浮き沈みがプレーに少なくない影響を与えてしまう。カーリングという競技自体そもそもメンタル要素が凄く大きい気もしますから、ゲームを通していかに平常心を保ち、ここぞという時に集中力を発揮させるかがとても大事に思えます。そして我らがスキップ、さっちゃんこと藤澤五月。デンマーク戦でのラストショットは定規で測ったようにピンポイントで相手ストーンだけをダブルテイクアウト! この時は2点取らないと負けの状況からのまさかの3点でしたから、まさにスーパーショットでした。そして絶妙なドローやダブルテイクアウトを連発した準決勝のスイス戦は、世界のどこのスキップにも負けない、まさにスーパーさっちゃんでした。だからこそ……

吉田知那美はサードで、バイススキップですからね。自らのプレーも勿論高い質を求められるし、戦術的にストーンをどこに置くかの選択などでも常にスキップと相談しながらゲームを進めなければならない。やることはいっぱいあって常にタイヘンだなぁと思うのだけど、おそらく勝利のために何より大事なのが、さっちゃんをスーパーさっちゃんにすることで……

今日の決勝戦。結果的には大敗してしまったのだけれど、選手たちが心底悔しがっていたのが印象的でした。序盤から流れをつかめず中盤で4点のビッグエンドも作られ、客観的に見ればノーチャンスのゲームにも思えたのだけれど、彼女たちには勝ち筋がずっと見えていたんだと思う。ロコソラーレって、守りの試合をしないんだよね。ここはサークル内のストーンを減らしておこうよ、って時でも2点のチャンスがあるとみればどんどんストーンを貯めていってしまう。最後さっちゃんがちょっとでもミスしたら大量失点になりかねない状況でも、難しいショットにチャレンジする。まあそれが故にホントにビッグエンドをつくられてしまったケースも多いので(笑)観てる方は常にハラハラさせられるのですが。彼女たちは、信じているんだな、と思う。だからこそ、どんなに大変でもさっちゃんを励まし、褒め続けるのかな、と。

銀メダルは言わずもがな、快挙なのです。
そして毎日こんなにもハラハラドキドキさせてくれた彼女たちに、心から感謝したい。ホント面白かったですね、今回の女子カーリング。
願わくば決勝でもスーパーさっちゃんが観たかったけど、それはそれとして。

渡部暁斗はキングオブスキーなのだよ

ノルディック複合ラージヒル。
その後半クロスカントリーのレースが、なんともご褒美のように面白かったのです。終盤ものすごいデッドヒートで、僅か0秒6差。10キロ走ってのコンマ6秒差ですから……競馬でいえば、ずっと逃げて逃げて最後まで粘ったワタベアキトオーがゴール前の壮絶な叩き合いの結果、鼻差、首差かわされての3着、といった感じで……そのまま!そのまま!ぎゃー!とは叫ばなかったものの、いやはや興奮したなぁ。ソチ、平昌と続けて銀メダルだった暁斗ですが、今シーズンはワールドカップでもなかなか思うような結果をあげられず、一週間前のノーマルヒルでも7位。正直今回は厳しいのかなと思ってました。それが、こんな興奮するレースを見せてくれるとは。

前半ジャンプで5位につけた暁斗。1位のリーベルとのタイム差は54秒、そして後に金メダルのグローバクや銀のオフテブロには1分ちょっとの差をつけていました。これがまあ、微妙というか絶妙なタイム差。なんだよ1分も差をつけた選手に抜かれてしまったの?と思う向きもあるかもですが、実はそんな単純なハナシではないのですね。暁斗にとって不運なことに、リーベルはともかくとして、同じグループを形成することになるジャンプ2位〜4位の選手たちに、クロカン得意な人が見当たらず、必然的に暁斗が先頭でずっとずっとグループを引っ張ることになりました。自転車ロードレースと同じで空気抵抗を一手に引き受ける先頭と言うのは後ろについて走る選手よりもずっとずっと疲労をためることになります。対してグローバクやオフテブロは共に自身もクロカンが得意なだけでなく、周囲に追走したいクロカン得意な選手が沢山いましたから、うまく先頭を交代しつつタイム差をつめていけたのです。そしてまあ、リーベル。この人は競馬で言えば差し馬でして、末脚に絶大な自信を持っていますからどんな状況であれ絶対に先頭を走らない。常に誰かを先に走らせて後ろにつく。んでまあゴール前で、というそれはそれは姑息な(笑)選手なのですね。この日も、暁斗らに追いつかれた後、後ろから怖い選手がどんどんタイムを詰めてきているのに全然前を走らない。(正確には最後ちょこっとだけ前に出ましたが)結果として実に4周回のうち3周以上を暁斗が前をひくことになって……今思えばこれでよくラスト近くまで追いつかれなかったものだとすら思うよ。そして、冒頭に書いた通りのゴール前の壮絶な叩き合いで、コンマ6秒差。

解説者の人も言ってましたけど、今回は銅メダルでも実は今までで一番金に近いレースだったと思います。現長野市長の荻原健司さんなど、過去日本の複合の偉大な選手たちも、その勝ち方はジャンプで大差をつけてクロカンは逃げ切って、というものでしたから……こんなレース展開でもクロカンで順位を上げて、しかも最後の最後まで壮絶なメダル争いして……正直、なんだか夢みたいなのですね。2017〜18年のシーズンにワールドカップで総合優勝した暁斗は欧州では立派なキングオブスキー。本当に流石で、すごいなぁと素直に思ったよ。

北京オリンピックの前半を総括してみると

さて、早くも後半戦となってまいりました。ここまでの日本のメダルを振り返ってみると、
金2、銀3、銅5
の計10個となっております。

金メダルの2個は、共に、取るべき人が取った印象です。ジャンプ・ノーマルヒル金の小林陵侑は昨日のラージヒルでもあわやというところでしたが、僅かに届かず銀。ラージはほぼ無風でかつ全員がほぼ同じコンディションでしたから、ジャンプとしては珍しく公平なコンペティションとなり、リンビーク、陵侑、ガイガーという今シーズン常に常にワールドカップでも首位争いをしている三人がそのままメダリストとなりました。金を逃したのは残念ですが、実力者がきちんと結果を出した良い戦いでしたね。結果は紙一重で、まさに負けてなお強し、陵侑なのです。

そして過去2大会連続で銀メダルだった平野歩夢。トリプルコーク1440(フォーティーンフォーティ)という、過去誰も成功してない、素人目には何回回ってるんだかわからない、もはや人間業とは思えないトリックを鮮やかに成功させての金。ちなみに二度目の試技でそのトリプルコーク1440を含めてほぼ完ぺきな演技を決めながらジャッジがその時点で2位の点数をつけたのだけど(これには各国の報道陣もめちゃくちゃ怒ってたみたいです)三度目の試技で全く同じ構成を更に完成度をあげて成功させたのですね。「どやねん、これでも点数出さへんつもり?」と、平野歩夢は関西弁は喋らないとは思うのだけどジャッジに突きつけてるみたいで、結果、金メダル。なんてかっこいいんだろうと思ったよ。

取るべき人が取れなかったのがスピードスケート女子1500mの高木美帆で、オランダのイレイン・ブストに0秒44及ばず銀。今回の北京の氷はパワー型の選手に有利なようでして、いつもは落ちない最終周のラップが僅かに……うーん、悔しいなぁ。まだ、500mと1000m、チームパシュートも残す高木、今後に期待したいです。

フィギュアスケート男子は、鍵山優真が銀、宇野昌磨が銅。金のネイサン・チェンが強すぎでしたので、そこはノーチャンスでしたが、逆に言えば4位の羽生くんを含めて他の選手が2位3位を取るのもノーチャンスでした。鍵山が出したショート含めた310点を超える得点は普通なら間違いなく金がとれる素晴らしい快挙なのだけど、ネイサンの330点超えという得点は……おそらくだけども羽生くんがクワッドアクセルやめて、ただ高得点を効率よく取るプログラム構成にしていたとしても及ばなかったんじゃないかとも。なんとも凄いチャンピオンになったものだと思います。宇野昌磨はね、北京始まってすぐの団体がもしかしたらピークで、フリーは若干コンディションを落としてたのかもしれませんね。それでも団体含めて銅メダル2個は立派。
羽生くんのクワッドアクセル、スローで見るとあとほんのちょっとでしたね。惜しい!やはり羽生くんは羽生くんで、誰も及ばない孤高のスケーターなのです。ホントにお疲れ様でした。


日本のメダル最多獲得数は、合計だと平昌の時の14個、金メダルだけなら長野の5個なんだそうです。共に超える可能性があって、今後も楽しみですね。

沙羅ちゃんは胸を張って帰って来るがよいよ

スキージャンプ・混合団体
高梨沙羅を含む、4か国5人の女子選手がジャンプスーツの規定違反で失格となり、金メダルのスロベニアはともかくとして、銀がロシア(ROC)、銅がカナダという、スキージャンプファンなら「なんじゃそら!?」てな結果になってしまったワケです。一体全体、なんで、こんなことに、なってしまったのか。

そもそもの前提として、ジャンプ競技でスーツ規定違反は結構な頻度で起こるのですね。男子ノーマルヒルで金メダルの小林陵侑も今年のワールドカップで一度やられて失格の憂き目をみてますし。こんなに沢山いっぺんに、はさすがに珍しいですけど、まあジャンプ選手には誰でも起こり得る、つきものと言っていいとすら思う。

スーツ規定違反ってなに?って方のために解説しますと、そもそもスキージャンプという競技は『追い風よりも向かい風の方が有利』という、とんでもない(?)特性があるのですね。走ったり飛んだりする陸上競技だと誰がどう考えても追い風が有利。あまりに追い風強いと好記録が出ても『追い風参考記録』になっちゃうワケで。ところがスキージャンプだと、追い風は最悪のコンディションで、向かい風だと好記録が連発することになります。そこに『浮力』というヤツが関わるからなんですが、まあ難しい理屈はともかく、向かい風の方がより大きな浮力を得られるため、結果的には遠くへ飛べるワケです。で、そこにスーツ問題が出てくるワケなのだけど……

スーツを意図的にだぶだぶにしちゃうと、空気抵抗が増えて遠くへ飛べる、なんてことが実際に起こってしまうのです。空気抵抗が大きい方が飛べる、てのもまあヘンな気もしますけど、極端なハナシ、ムササビみたいな羽を両手と胴体の間につければ(ジャンプの際の操作はめちゃくちゃ難しいかもですが)計測不能な地点まで飛んで行っちゃう、かもしれない。でまあ、それは極端にしても、股の間だとか脇だとかいろんなところのスーツをだぶだぶにすることで、同じように風を沢山受けられて、結果、浮力を得られてしまう。それだと公平性を保つのが難しいということで、ワールドカップでもなんでもジャンプの大会には必ず厳格な『ジャンプスーツ規定』というヤツが存在するのですね。それこそ太ももは緩みが何センチまで、腕は、脇はとすごく細かく規定されているらしいです。

ならば沙羅ちゃんは規定違反になるのをわかっていてズルをしていたのかと言うと、これワタシ自信を持って、ノーと言えます。同じく失格になったドイツのアルトハウスは、その二日前の個人戦で銀メダルを獲得した時と同じスーツを着ていたそうです。つまりは同じスーツでもOKだったり失格だったりするワケで、これは検査をする人の厳密さ次第、てなことになってしまうのだと思うのですね。どんな競技でも、検査にはいわゆる『グレーゾーン』というやつが存在します。だいたい、これくらいなら検査官も認めてくれるであろうといったゾーンですね。生真面目に厳密に規定を守ったら失格になることはないけれど、競技的には不利になるワケですから、当然選手も監督も失格にならないギリギリを狙います。今回、混合団体では、ものすごく厳密な検査官に沙羅ちゃんがまずは犠牲者になって、同じくらいの違反度なので後の4人も失格にせざるを得ず……てなところがあの大量失格を生んだ真相じゃないかと想像します。いくら規定といえどこんなに大量にいっぺんにとなるとファンもどっちらけですから、ホントに何かやりようがあったんじゃないかと……これはもう選手の責任というよりは、大会規定を含めた運営サイドの大いなる失態ではないか、とすら思うのです。

繰り返しになりますが、沙羅ちゃんには全く罪はないです。犬に噛まれたみたいなもので、昨日の羽生くんのトラブルを超えるトラブルに運悪く見舞われてしまっただけ。結果的に日本チームのメダルがなくなったことで、沙羅ちゃんご自身がいたく心を痛めているようですが、これも断言しますけど、今の日本の混合チームに沙羅ちゃんがいなかった場合はメダルの可能性なんてないに等しいです。そのことは誰よりもチームメイトの伊藤有希や佐藤幸椰、小林陵侑が感じていたハズで……

どうぞ胸を張って帰ってきてください。

男子フィギュアスケートの展望を考えてみる

ショートプログラム。

羽生くん、残念でしたね。冒頭の4回転サルコウ、踏切の際にスケート靴のブレードが、前の選手の作った溝にばこっとハマっちゃったんだそうです。ミス……というには、あまりにもな不運。結果このジャンプの得点がまるまる入らず、まあ羽生くんの4回転サルコウだとGOE加点(出来栄えによる加点ですね)含めて15点は固いところでしたので、15点分まるっと損した計算になります。ただ……
それでもショートプログラムの得点が95点台ですから、さすがと言うより他はないのです。損した15点があれば110点超えの、良い時の羽生くんの得点レベル。冒頭のジャンプに引きずられることなく、残りの演技はほぼパーフェクトにこなしたワケで、普通ちょっと出来ることじゃないですよね、そんな不運がのっけからあったのに。

もちろん、まだ終わったワケではないので、悲観するのは早いのだけど、今回のネイサン・チェンは4年前みたいに自滅してはくれそうもないので……羽生くんがショートもフリーも完璧な演技をして4回転アクセルも決めて、果たして届くかどうか、という戦いにおそらくなると思ってました。そのネイサン、今日のショートはまさに完璧。ショートプログラムの世界記録の114点近い得点をたたきだしてくれちゃいました。ジャンプの質がね、4回転なら4回回って、ぴたっと止まるのですよ。これ相当難しいんじゃないかと思うのです。羽生くんとの得点差は20点近くとなり、これはちょっと……ネイサンがジャンプを二つ、もしかしたら三つミスしてくれないと届かない、かもしれないです。昔のネイサンなら十分あり得ることなんですが、まあ、厳しい。羽生くんには、前人未到の4回転アクセルの成功を是非。その上で最後まで伸びやかな演技を期待したいです。

そして今回、宇野昌磨と鍵山優真がとてもいいですね。宇野は団体戦の時も素晴らしいショートプログラムで自己ベストを更新。こんな綺麗な演技ができるようになったのかと、ちょっと感動したのだけれど、今日はそれを上回る得点で再び自己ベスト。状態がとてもよさそうです。そして……
鍵山のショートは、今日全選手含めて一番良かったんじゃないかな。とにかく観てて楽しい演技で、かつ三度のジャンプも完璧。これも団体戦の時に思ったのだけれど、全日本の時から短期間でまあ、成長がハンパないです。ネイサンとのショートの得点差が鍵山で6点、宇野で8点くらいですので、これなら、ひとつ何かあれば、あるいは……

いずれにせよ、ネイサン、鍵山、宇野を上回る可能性のある選手は、羽生くんを除いて見当たらず、少なくとも二つのメダルは堅いと見ます。明後日のフリーが、とても楽しみなのです。
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