決勝
ニュージーランド 11 ― 12 南アフリカ
まあ、いろんな意味でタイヘンな試合でした。僅か1点差。ラグビーで1点差ってすごく珍しいと思うのだけど、南アはなんと準々決勝から3試合続けて1点差の勝利なのです。どうやったらそんな測ったように勝てるんだ(笑)。しかも……
この試合、いろんなタラレバがあったのですね。雨中でなくドライコンディションだったら……サム・ケインのレッドカードがせめてイエローなら……ニュージーランドのPGやコンバージョンがあと一本決まっていたら……まあ、そういうの全てひっくるめて最後には一点差で勝ってしまう南アフリカを褒めるしかないと、今は思います。準決勝で温存した(後半の最後の方だけ使いましたが)ポラードとデクラークをここだけはフル出場させ、交代のカード6枚のうち5枚をフォワードに使い、思惑通りのロースコアの勝負にして、最後は思惑通り競り勝つ。まあお見事と……言うしかない、なあ。
個人的なMVPは、4本のPGをパーフェクトに決めてみせたポラードですね。フル出場でも最後まで驚異的な運動量で暴れまくったデクラークも、最後まで走りまくったコルビも素晴らしかったけど、まあこの人がいなければ南アの上記戦略は成り立たなかったでしょう。オールブラックスはもとより、フランスやイングランドにだって勝てたか分からない。まさに、いてよかったポラード。……マルコム・マークスの怪我がなければいなかった、かもなのですが(笑)。
3位決定戦
アルゼンチン 23 ― 26 イングランド
正直、こんな僅差の勝負になるとは思ってませんでした。アルゼンチン、ホントに強いんだか弱いんだか分からない(笑)ですねえ。まあフィジカル勝負になりやすい相手の方が相性が良いんでしょうけど、でも、それにしても。
あとまあ、ジャパンとプールを戦ったこの2チームが、ここで戦ってることに、ある種の感慨を覚えた一戦でした。あの時ひとつ間違えたら……ひょっとして……ってまあ、それは次回のお楽しみにしときましょう(笑)。
さて今大会を振り返ってみると……
真の4強はクォーターファイナルで直接対決した、南ア、フランス、ニュージーランド、アイルランドでしたね。この四国はどこが優勝してもおかしくなかった。イングランドやアルゼンチン、フィジーは比べると少し差があって、更にその下のサードグループあたりに、ウェールズやオーストラリア、ジャパンなど。優勝を目標に掲げた我らがジャパンですが、さすがに最強4カ国に勝つイメージは……。かつてのサンウルブズのスーパーラグビー参戦のような劇薬(?)含めて、あと一歩を埋めていく強化を、どうかお願いします。しかし……
10年前のワタシに、10年後はジャパンがワールドカップでこんな活躍してると言ったら……まあ悪い冗談だと思われると思う(笑)。自国開催でもない大会でこの成績は立派で……改めて強くなったモノだなあというのが正直な実感なのです。面白くて楽しんだワールドカップでございました。
ニュージーランド 11 ― 12 南アフリカ
まあ、いろんな意味でタイヘンな試合でした。僅か1点差。ラグビーで1点差ってすごく珍しいと思うのだけど、南アはなんと準々決勝から3試合続けて1点差の勝利なのです。どうやったらそんな測ったように勝てるんだ(笑)。しかも……
この試合、いろんなタラレバがあったのですね。雨中でなくドライコンディションだったら……サム・ケインのレッドカードがせめてイエローなら……ニュージーランドのPGやコンバージョンがあと一本決まっていたら……まあ、そういうの全てひっくるめて最後には一点差で勝ってしまう南アフリカを褒めるしかないと、今は思います。準決勝で温存した(後半の最後の方だけ使いましたが)ポラードとデクラークをここだけはフル出場させ、交代のカード6枚のうち5枚をフォワードに使い、思惑通りのロースコアの勝負にして、最後は思惑通り競り勝つ。まあお見事と……言うしかない、なあ。
個人的なMVPは、4本のPGをパーフェクトに決めてみせたポラードですね。フル出場でも最後まで驚異的な運動量で暴れまくったデクラークも、最後まで走りまくったコルビも素晴らしかったけど、まあこの人がいなければ南アの上記戦略は成り立たなかったでしょう。オールブラックスはもとより、フランスやイングランドにだって勝てたか分からない。まさに、いてよかったポラード。……マルコム・マークスの怪我がなければいなかった、かもなのですが(笑)。
3位決定戦
アルゼンチン 23 ― 26 イングランド
正直、こんな僅差の勝負になるとは思ってませんでした。アルゼンチン、ホントに強いんだか弱いんだか分からない(笑)ですねえ。まあフィジカル勝負になりやすい相手の方が相性が良いんでしょうけど、でも、それにしても。
あとまあ、ジャパンとプールを戦ったこの2チームが、ここで戦ってることに、ある種の感慨を覚えた一戦でした。あの時ひとつ間違えたら……ひょっとして……ってまあ、それは次回のお楽しみにしときましょう(笑)。
さて今大会を振り返ってみると……
真の4強はクォーターファイナルで直接対決した、南ア、フランス、ニュージーランド、アイルランドでしたね。この四国はどこが優勝してもおかしくなかった。イングランドやアルゼンチン、フィジーは比べると少し差があって、更にその下のサードグループあたりに、ウェールズやオーストラリア、ジャパンなど。優勝を目標に掲げた我らがジャパンですが、さすがに最強4カ国に勝つイメージは……。かつてのサンウルブズのスーパーラグビー参戦のような劇薬(?)含めて、あと一歩を埋めていく強化を、どうかお願いします。しかし……
10年前のワタシに、10年後はジャパンがワールドカップでこんな活躍してると言ったら……まあ悪い冗談だと思われると思う(笑)。自国開催でもない大会でこの成績は立派で……改めて強くなったモノだなあというのが正直な実感なのです。面白くて楽しんだワールドカップでございました。