横丁のガンコ爺や

世の中の出来事を 横丁のガンコ爺や が語るブログじゃよ。  世の移り変わり・世の中のできごとを 斜に見ると、とっても楽しく・面白いのじゃ。
ムズイと思われる事を簡単に。冷や汗、額に流しながら・・・・・。 とりあえず、老い先短い年寄りの話に目(耳)を傾けてくんろ。
頑固一徹 根は純真 ちーとへそ曲がり。

2016年04月

梯子外す日銀 日本金融市場を翻弄する米ヘッジファンダー

未だに続いておる「平成28年熊本地震」。
連続(4/14・4/16)震度7が襲ったんじゃから半端じゃねぇー。
ただただ「大鯰には静かにしてて貰いたい」と、こい願う次第じゃ。
ところで、日本は大型連休に突入しおった。
来週の鉄火場稼働日は5/2(月)と5/6(金)の二日のみ。
しかしながら、米・欧州市場はお休み無しじゃ。
この日本の空白期間を狙い、鉄火場の大鯰は激しく動き回ると思う。
今週末発表された二大声明

FOMC(米連邦公開市場委員会)
政策金利の据え置きを決定。
米経済減速と景気判断を引き下げ、個人消費の鈍化などに懸念。
海外経済や金融市場のリスクは後退も引き続き注視。
世界経済と金融環境がリスクをもたらしているを削除。
労働市場は一段と改善。
「『世界経済と金融市場を注視』 FOMC声明要旨」(日経Web)

日銀(金融政策決定会合)
追加緩和を見送り、現状のマイナス金利政策の維持。
政策効果の浸透度合いを見極めることが適当。
2%の物価上昇の達成時期は
従来の「2017年度前半」から「17年度中」に再び先送り。
熊本地震で被災金融機関へ総額3000億円の貸し出し支援 無利息。
「日銀、金融政策を現状維持 物価目標先送り」
「日銀総裁、現行の緩和政策「浸透度合い見極める段階」
金融政策決定会合後の記者会見
「ヘリコプターマネーとされる政策日本の現行の法制度ではできない」
「貸出増加支援融資にマイナス金利を適用現時点では考えていない」
「日銀総裁、銀行へのマイナス金利貸付『現時点では考えていない』」
(日経Web)

FOMCはトレーダーの読み通りで日銀は梯子を外された模様じゃ。
今週の円ドルレート推移は

2016/04/22 111.781
2016/04/25 111.189
2016/04/26 111.296
2016/04/27 111.450
2016/04/28 108.074
2016/04/29 106.304

日銀発表後、僅か5分程で3円の円高ドル安へ円急騰展開。
はやり、ヘッジファンダー思惑通り、財務省は
「我々からみて急激な円高や円安に関しては色々な手段をとらない」
で思う壺じゃよ。
又、先週の「Bloomberg情報」は完璧な「マッチポンプ」じゃった。
更に、追い打ちをかけるように米財務省は「円売り介入」阻止の恫喝。
「米、日本の通貨政策『監視』 円ドル相場は『秩序的』」(日経Web)
4/29(日本金融鉄火場はお休み)には106.304で5円の円高ドル安じゃ。
米政府・米ヘッジファンダー・米金融情報機関(Bloomberg)、
トリニティーの日本金融市場への攻撃じゃよ。
この「トリニティー」に翻弄されているんじゃ。
物量・情報量・技術量で完膚無きまで叩きのめされた
あの「大東亜戦争」と構造は全く同じ。
未だに同じ徹を踏む、
我が「のほほん・お人好し・お気楽な」日本じゃよ。
まあ、
これが日本文化の懐が深いおもてなしの良き?ところなんじゃが。

円高物の怪 本当の正体(ルー財務長官)現る

熊本・大分地区で発生した地震でお亡くなりなった方々に
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
又、被災された皆様方へお見舞い申し上げます。
ところで、
先週、円高物の怪の正体は円買い投機ヘッジファンダーとしたのー。
しかしながら、彼らにはバックが存在したんじゃよ。
4/15、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後、
米国、ルー財務長官は
「最近は円高が進んだが、外国為替市場の動きは秩序的(orderly)だ」と
コメントしたんじゃ。
この発言は世界の
「外為市場は米国にとって、快く動いているので
 日本当局に円高を容認せよ」って恫喝をかけたんじゃ。
米国に取って現在ドル安は大歓迎。
然るに、
ヘッジファンダーはこの情報を前もってインサイダーし
2月より円買・ドル売のポジションを果敢に取ったんじゃよ。
このポーランドユダヤ人末裔、ルー財務長官の強権的発言により
日本当局は
「一方的に偏った投機的な動きがみられれば、
  場合によっては必要な措置をとる」との口先介入もできなくなってしもうた。
戦後70年経過しても未だに日本はこの有様じゃよ。
「弱いものをトコトン虐(いじ)める」典型的な強者の論理じゃ。
以前話したとは思うが「虐め」はこの世から無くす事は不可能。
「虐め」に対処する方法を子供達に教えなければならない。
さて、円高で経済的窮地に陥っている日本を救う術(すべ)は・・・・・。
果敢にも、麻生財務・金融相は4/19閣議後のコメントで
「我々からみて急激な円高や円安に関しては色々な手段をとる」と声明。
「場合によっては必要な措置をとる」から「色々な手段をとる」と変更
されるもルー財務長官のブラフには屈しなかった?
「よっ大統領じゃなく、財務・金融相!」
但し、
「必要な措置=為替介入」から
「色々な手段」は日銀金融緩和・財政政策・成長戦略の具現化等へと
方向転換を余儀なくされたんじゃ。
これじゃーヘッジファンダーは安全・安心で屁のカッパ?
今週の円ドルレートは

2016/04/15 108.722
2016/04/18 108.814
2016/04/19 109.213
2016/04/20 109.839
2016/04/21 109.456
2016/04/22 111.781

と思いの他、魔の金曜日に風雲急を告げ円安に推移しおった。
この動きに対する巷の理由付は昨今のヘッジファンダー代表、
CTA(Commodity Trading Advisor)=商品先物投資顧問業などの
売買指示コンピューターの「アルゴリズム自動取引」の仕業とか。
メディア情報に「日銀」・「貸出金利」・「マイナス金利」等の語句が
複数以上発生した場合に自動的に「円売り・ドル買い」をするよう
プログラミングされておるんじゃと。(日経Web)
と言うことは「麻生財務・金融相」・「投機的な動き」・「必要な措置」等
の語句を無視するようになっておるんじゃな?
この不可解なメディア情報は
「一部通信社が関係者の話として
 『日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利の適用を検討している』」
(日経Web)とされている。
「外為14時 円急落、一時110円20銭近辺 日銀マイナス金利を巡る 報道で」
この報道が確かなら
「日銀関係者が一部通信社にリーク」した事になるんじゃーねぇーか!
「どうしたもんじゃろのー。」

尚、一部通信社は「Bloomberg
「日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討−関係者」

円高物の怪の正体はヘッジファンダー

ここの所、円がドルに対して急上昇をしておる。
因みに

2015/06/15 125.847 この5年の内、円最安値
2015/12/31 120.111 昨年最終日
2016/01/29 121.091
2016/02/29 112.678
2016/03/31 112.564
2016/04/01 111.586
2016/04/04 111.327
2016/04/05 110.312
2016/04/06 109.783
2016/04/07 108.177
2016/04/08 108.056
2016/04/11 107.942
2016/04/12 108.548
2016/04/13 109.349
2016/04/14 109.388
2016/04/15 108.722
ってな推移になっちょるんだ。
この円高に対する唯一の後理屈は
「米FRB利上げペースの後退観測」とされておる。
もう一つの後理屈
「原油安による世界経済減速懸念から安全通貨としての円買い」。
こちらは、NY原油先物が40$に戻っているので既に破綻しちょる。
FRBの政策金利上げ(0.25%)決定は2015/12/16。
日銀のマイナス金利導入決定は2016/1/31(実施は2016/2/16〜)。
経済学的に実質金利が一定なら、これらの政策は円安要因になる筈。
にも関わらず、昨今の円高現象の怪。
この「物の怪」はいったいなんなのさ?
ひょっとしたら、
マーケットは既に日本のデフレ脱却を織り込み始めたんじゃねーか?
そんな訳はない、これにはどっこい無理があるんじゃ。
期待インフレ率が上がれば実質金利は下がり更なる円安要因になる。
但し、
今の日銀・政府発表の数字からはデフレ脱却の光景は全く見えない。
ならば、結論は一つだけ。
お人好し日本政府の足下を見越したヘッジファンダーの円買い投機。
これが「物の怪」の正体じゃよ。
海外ヘッジファンダーの皆様方、せいぜいお稼ぎを!

いよいよ春爛漫 日銀ETF買いお休みの怪

年に一度の桜をみんな見たかのー?
何せ、染井吉野桜はこの時期にしか拝めないので感無量なんじゃよ。
いよいよ春爛漫。ほんとによいお日柄じゃよ。
ところで、この良い気候にも関わらず
日銀の質的金融緩和対策、ETF買いをお休みしておるんじゃ。
年間3兆円を以てして、
日経平均株価下落を防ぐ?機能が停止しておる。
2016/1/4〜2016/3/31迄の日銀ETF購入金額合計が6,497億円で
出動回数が19回しかないんじゃよ。
3か月経過、単純計算1/4で7,500億円の枠がある筈なんじゃが?
株価が上昇中であるなら全く問題がないんじゃが?
因みに1月は9回で3,185億円、2月は8回で2,640億円ときて
なな何と、3月は2回の672億円しか買いを入れてないんじゃ。
日経平均株価の推移は (2015/12/30 19,033.71)
01/04〜01/29 18,450.98〜17,518.30 -1,515.41
02/01〜02/29 17,865.23〜16,026.76 -1,491.54
03/01〜03/31 16,085.51〜16,758.67 +731.91
昨年末に比べ、3月末で12%程ダウンしちょるんだがのー。
日銀総裁、黒田氏は何やら「ビッグ・サプライズ」を企図しておるのか?
それとも、「既に、日銀 桜散る」の体たらくかいのー?
月替わり、新年度を迎えた
4/1日朝、日銀短観発表での大企業製造業景況感悪化発表を受け
売り方ファンダーが絶好の機会と売り浴びせると日経平均株価は
するすると勢い良く600円を超える下げ状況、これにはさすがに
日銀も耐え切れず?久方ぶりのETF買いを実施しおったぞい。
4/1の終値は16,164.16で前日比-594.51の結果に終わった。
購入金額は3/8・3/9と同金額の336億円じゃよ。
この金額では相場模様を変えられんじゃろーよのー。
4/1〜4/8迄の日経平均株価の推移を抽出してみると

日付 終値 前日比 ETF 特ETF 東証一部売買高
04/01 16,164.16 -594.51 336億買   2兆6,570億(概算)
04/04 16,123.27 -40.89   12億買 2兆0,896億(概算)
04/05 15,732.82 -390.45 333億買 12億買 2兆2,797億(概算)
04/06 15,715.36 -17.46   12億買 2兆1,149億(概算)
04/07 15,794.84 +34.48 333億買 12億買 2兆0,899億(概算)
04/08 15,821.52 +71.68   12億買 2兆5,799億(概算)

以上の通りじゃ。
今週の東京も雨が降り続き桜には気の毒じゃった。
金融鉄火場も急激な円高・株安で今週の桜模様を模した感じゃのー。

尚、「日銀 ETF・J-REITの買入結果」(日本銀行)はこちらで。

墨堤桜が見頃 2016年度スタート

漸く、墨堤の桜が見頃になりおったぞい。
「大変、お待たせしましたっー!」てな感じじゃのー。
ところで、2016年4月1日より新年度がスタートしおった。
但し、
この「年度」は行政関係年度・会計年度・学校、就職年度等の話じゃ。
2016年は既に三ヶ月前にスタートしちょる。
「時の刻み・区切り」の問題だからとやかく言う筋合いのものではない。
お彼岸の中日(春分)が過ぎ、暖かくなり草木が若芽をふき、
「桜咲く」で入学・入社となる四月はどんぴしゃりじゃねぇーか。
そう言えば
先週紹介したイラン歴が春分の日が一年のスタート日の話をしたが
古代ローマ時代のロムルス暦でもそうじゃたんじゃよ。
B.C.753年に採用されたと言われるこのロムルス暦は太陰暦じゃった。
ロムルス(Romulus)は現在のローマ(Roma)に都市国家を作ったと
言われるお方でローマ建国の祖じゃ。
ロムルス暦は
春分の日がMartius(軍神マルスの月)で1月(グレゴリオ暦の3月)
マルス(Mars)はロムルスの父とされておる。
マルスのギリシャ神話名はアレース。
このMartiusが英語でMarchとなり現在の3月になっているんじゃよ。
そして4月のAprilはギリシャ神話に登場するアプロディーテから。
このアプロディーテは美・豊穣・春の女神とされている。
この彼女、ローマ神話ではウェヌス(Venus)で英語読みでヴィーナス。
門出の4月は中々のもんじゃろー。
又、アレース=マルスとアプロディーテ=ウェヌス(ヴィーナス)の
愛の結晶がクピドー(Cupido)で英語ではキューピッド(Cupid)じゃよ。
「愛は日本・地球を救う」ってなもんでみんな頑張れよー!!!。
 
RECOMMEND H.P.
粋・いなせ と服  江戸時代

うちの孫の作なんじゃけど
江戸時代の庶民文化
粋といなせ」について
語っているので暇だったら
一度、目と通してくんろ。

何やら、今現在は「古事記」に
凝っているそうじゃ。
「本居宣長」じゃあるまいにのう。

日本の色 (伝統色)

日本の色について
大昔から近代までの流れを
色見本付きで紹介しちょるぞ。

男と女 待賢門院

これは「歴史秘話」ではなくて
少し歴史をかじった事がある
者にとっては周知の事実じゃ。

男と女 お美代の方

これも「歴史秘話」ではなくて
「歴史ヒストリア」?
家斉は大したもんじゃのー。

ファッション・よもやま話

孫の作じゃ。
お時間があればどうぞ。
ブログ内 記事検索
Archives
Recent Comments
QRコード
QRコード