2週に渡り国民国家の話をしたんじゃが今週も続きじゃ。
Nation-state ⇒ 国民国家は地域一族財産(土地)って事じゃった。
(前週、国民国家の語源解きほぐし
この幻想国家はアメリカ合衆国が最初でそれ迄は
「(自治)都市国家」
 紀元前ギリシャのポリス ヴェネチア共和国等々
*少数の貴族・商人の合議制
「君主制国家(王国)」 1750年頃では
清朝 ハノーヴァー朝 ブルボン王朝
ハウスブルグ・ロートリンゲン朝 ホーエンツォレルン朝
ロマノフ朝 オスマン朝 ムガール朝等々
*明確な国境は存在せず、又、治める地域は全て君主の財産=土地
ラフに言えば、この二つの政治体制しか存在しなかったんじゃ。
二番目に国民国家になったのはフランスじゃ。
1789年パリ市民が時の君主、ルイ16世を拉致監禁、後に処刑、
ルイ16世の財産をどの党派が分捕るかで、ぎくしゃくし、漸く、
1799年ナポレオン・ボナパルトが第一統領となり王の財産=土地を
nation ⇒ 国民と言う 「幻想組織体」 が引き継ぐ事になり、
Nation-state ⇒ 国民国家が成立したんじゃ。
この時期の欧州は
立憲君主制のイギルス王国
君主制のポルトガル・スペイン・オランダ・デンマーク・スウェーデン
ノルウェー・スウェーデン王国
オーストリア・オスマン・ロシア帝国等々が群雄割拠していたんじゃ。
君主領地は
飛び飛びだったり、取ったり取られたりで日々未確定な状態じゃった。
明確な国と国との境はとっても引けずの体たらくだったんじゃよ。
日本の戦国大名同士の争いとほぼ同じ感じなんじゃよ。
それが、いきなりブルボン王朝が倒れ、彼ら彼女らの財産=土地が
立前上その土地生まれの人々のcommonwealth(共有財産)と
なったもんじゃから 「大騒ぎ」 じゃ。
何が 「大騒ぎ」 かと言うと
それまでの領地争いは君主が各々「兵隊さん」を雇い(傭兵)
貴族が戦闘隊長となり互いに戦火を交えたんじゃ。ところが、
Nation-state ⇒ 国民国家(領地は国民の共有財産)となった
フランス国民は
自分達の財産=土地を増やす(他国の領土を掠め取る)戦争には
傭兵とは違い、見違えるほどの戦力に変貌したんじゃよ。
従って、不幸にも長続きはしなかったがナポレオン軍団は
破竹の進撃で他国の領地を奪い取ってしまったんじゃ。
これに慌てふためいた各君主達は
国民国家化へひた走る事に相成ったんじゃよ。
紆余曲折を経て現在では
立憲(憲法制限有)君主国の
イギリス、スペイン、ベルギーオランダ、
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー
共和国(君主無)の
ドイツ、イタリア、スイス、ポルトガル、アイルランド、
フィンランド、エストニア、ラトビヤ、リトアニア、ロシア、
ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、
チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、
スロベニア、ルーマニア、クロアチア、ブルガリア、
セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、サンマリノ、ギリシャ、トルコ と
カトリック教会の総本山であるバチカン市国が存在するんじゃ。
これらの共和国・立憲君主国国民国家群(国民国家)も
「きしみ」・「齟齬(そご)」 をきたし、
新たな幻想国家群、EU(EUROPEAN UNION)を
構築・実験・実践中じゃ。