2007年01月27日

第41話『決意−◆

ご訪問ありがとうございます


このブログを最初から読みたい方は!・・・


応援お願いします!1クリック! 人気blogランキング



コンコン、社長室のドアをたたく。


奥からいつもの低い声が聞こえる。『はーい』

挨拶をして入ると、私から進言した。

私『やはり15事業部の閉鎖は先送りすべきです』

私は数種類のデータを応接テーブルに広げながら続ける。その時の段階で、11営業所は黒字化がはっきりしていた。


私『短期間にこれだけの改善が見られたのは、やはり“人”です。特に組織の結束力が素晴らしく向上していると思います』

社長『じゃあこの4事業所を閉鎖してはどうだ?』


私『いいえ、全ての事業所を継続します!』


ナニっ!?っという表情の社長。

それはそうだろう。私に決定権も何もないんだから。

でも続けてその根拠を一生懸命解説した。


今までの繰返しだったが、将来的な“育成→会社作り”の件、各本部の“売上げ更新”、各チームの“動きと数字実績の連動性”…様々なデータを使いながら…話し続けた。

この時は、どんどんその必要性を説いた。

やがて社長が、私の演説を制し、ひとこと言った。

社長『確かに黒字化は無理だと思っていた事業所が、10を超える所で赤字から黒転したことはすごいことだ。しかし、その労力を伸びている所に充てていきたい、と思っているんだ』

確かに正論であり、今はそういう時期かもしれない。


そして、私の一大関心事を聞いてみた。

私『今年入った社員はどうするお考えですか?』

社長『余剰であれば、一旦リストラ対象として・・・』

その後に社長が何を言ったのか頭に入らなかった…

しばらくボーっとしている私に、

社長『聞いているのか?』

と言われ、ハッとしながらも“やはり届かなかった…このお方には”という残念さが脳裏を行ったり来たりしていた。

もう言い返す元気は残っておらず…。

ファミレスでエリアマネージャーから報告を受けた後だっただけに、搾っても元気が出てこなかった。

脱力感に襲われ、眠りたくなった。

ただ、不思議に悔しさは全くなかった。


社長が言う“資金の選択と集中”は当然である。

そうしなければ、会社は持たない。

しかし、そのタイミングが私の考えと少し違うだけである。



ここまで、体を張って頑張って来たという自負はあったが、それは冷静に見れば、私のマスターベーションだったのかもしれない。

会社のため…社員のために…って、もしかしたらそれは自分のためにやってたんじゃないのかって。

こういう時は、感情がなかなか前向きに働かない。

別に腐っていたわけでも、投げやりだったわけでもない。

ある意味で一つの結論が出たことについて、今までの区切りとしてホッとしたのかもしれない。


私にとっては、いろんな結論が出た。

いろんな思いの結論でもあった。

社長室を出た後、変な言い方だけれど、清清しささえ感じていた。

一つの物語が終わった。

自分の中で、悔いはないと思えるぐらいすっきりしていたと思う。



あの日、「さあ、これからだ!」 と改めて決意を強くした。








zo777 at 15:14コメント(3) 
本編 

コメント一覧

3. Posted by recruit40   2007年01月28日 00:10
メールありがとうございます。
ランキングでよく似たポジションにいるので
存在は知っていました。
お互い頑張りましょう
2. Posted by nakamurer   2007年01月27日 22:08


サイトへの訪問ありがとうございました。
クリックしておきました。

仕事での状況がすごくイメージしやすいサイトですね。
またあそびにきます。
1. Posted by 転職藁しべ長者管理人   2007年01月27日 19:12
5 zo777さん

はじめまして!コメントありがとうございます。
富士山の写真ですが、眺めはいいものの通勤に手間取る毎日です(笑)。

実は貴blogはお気に入りに入れてしばしば拝見しておりました・・・

40歳からの転職は本当に大変ですが、長い人生から見れば一番旬な年齢と意識して頑張っています。

また、遊びにきます!

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
Recent Comments
Archives