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 ホラー映画とは全く関係ない宣伝です。こういうのを作ってみました。石川次郎作品集『GIRO』です。

 石川次郎というと、『トゥナイト2』の司会をやってた編集者の石川次郎を思い浮かべる人の方が多いと思うんですが、こっちは漫画家です。次郎さんは、80年代に『ガロ』でデビューし、『みぃんな次郎ちゃん』という単行本を出すなどして前途を嘱望された漫画家だったんですけど、その後、心を病んでしまって表立っては活動しなくなります。でも、その間も漫画を描き続けてたんですよ。その一部をまとめたのがこの『GIRO』です。
 サンプル画像を見て頂くと分かる通り、絵のタッチは次郎さんの不安定な精神状態を反映してどサイケ。例えるなら横山裕一がアシッドに酩酊したような感じでしょうか。んで、この絵柄で何が描かれるのかと言えば、アーティストとして生きることの難しさだったり、将来に関する不安だったり、脱力系のギャグだったり。読み応えのあるドラマがあるわけじゃなくて、その強烈な絵柄とネガティヴなストーリーの相乗効果で精神的にくる漫画です。

 例によってタコシェで販売してます。9月19日からは次郎さんの原画展も予定しています。9月11日にはパリでも展覧会あり。『GIRO』の表紙はそっちの方に行っちゃいます。

●石川次郎プロフィール
1967年生まれ。根本敬の作品に衝撃を受け、マンガ雑誌『ガロ』に投稿をはじめる。87年に「鳥人間」でデビューしたのち、89年に初の単行本『みぃんなじろうちゃん』(青林堂)を刊行。以後はバブル景気の波に乗り、漫画家兼イラストレーターとして活躍するも、90年代に入ると精神状態が悪化して自殺未遂を繰り返す。しかし、2007年にガラリと人生に対する考え方が変わり、「もうどうなってもいいやと、やっとこさ生きているだけの今日このごろ」。現在までに数百点にも及ぶアートブック、マンガ、グッズ類を自費出版し、最近作に夢破れた中年男と愛らしい犬たちのアシッドな交流を描いた『スナックまぼろし』がある。
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