タイトルを読み直して、ベスト、『ランキング』、ロッド?
「僕、そんなにロッドを持ってねーぞ?」
とドキドキした自分です。
クランキング、ですね。プラッギングにすりゃよかった。まぎらわしい。
えー、と。
ミーハーである
というか、ちがうな。ちがわないけども!
ルアーの見た目や外見は、キレイかかわいいか美しいに越したことはないけれど。
まぁ、おかしくても、ぶさいくでも、汚くても許せる。
けれど、ロッドはダメだ。
ロッドは、刀だ
漢の手にする刀は、名刀でなくてはならない
つか、なにこれ。かっちょえぇ。グングニル?あ、ロンギヌスだっけ?大人って素敵♪
安くていいロッドは、山ほどある。安くて使えるロッドは、もちろんある。もしかしたら、管釣り最強のロッドは、定価10000円、いや5000円だ、なんてこともあるかもしれない。
だが、
志の低い物作りに魂は宿らない
魚釣りは、自分にとって、恐らくみなさんにとっても、人生の大事な大事な、一番大事な時間だろう。
その1日を共にするロッド。
適当に作った海外製の安もんでいいの?
いい人はいいさ。生き方の、生き様の違いだ。
「あなたの魚釣りって安っぽいんですね」
ハイエンドにはハイエンドの理由がある
漢のこだわりと生き様を凝縮した結晶なのだ
ふぅーーー。
よ、よし、ここまで自分の気持ちを昂ぶらせれば買えるはずだ
999.9マイスターブロンズウルフ(ロデオクラフト)
ぽちっとな。
ポ、ポ、ポチッと。……ダメだ。指が震えてクリックできねぇ。
カートに入れて、あとはカード払いのボタンを……。
高ぇよ。60000円。
いや、間違いなく最高の物だってんならいいんだけど、使ってみなきゃわかんないじゃん。しかもしかも、ロッドの種類、多すぎ。
どれがクランク用なのか、わかりゃしねぇ
ホームページも探せねー。
あてずっぽうで5万円をぶっこめるほどリッチじゃねー。
1日の管釣り代をひねり出すだけでもひぃひぃいってるのに。
というか、あんまり大きな声じゃいいたくないけど。
そんなにスゲー、ブランクスを使ってる感じじゃあない、ですよね。
キンキンとか、カンカンとか、そんな感じじゃない(まぁ、そんな管釣りロッドはいらないけれども)。
いい意味でマイルド
素材に関しては何も情報がないから、わかんないけど、低レジン・超高弾性とかじゃないですよね。
たぶん、微調整を繰り返して繰り返して、とんでもない数のテストサンプルを作り出して、磨きあげた1本なんだとは思うし、それを外注で作って利益を上乗せすれば、妥当な値段です。
間違いなく最強の1本
だと思います。
どれかが。
でも、どれかがわかんない。
というわけで、
廻天を買った
廻天、意味わかるかしら?
ジャクソンの廻天は、僕にしてみればチューニング前の999.9に等しい。同じ人が鍛え上げ、当時、管釣りでは間違いなく頂点に近かったはずのジャクソンが送り出した4本のうちの1本。
でいて、当時の管釣りの常識からしたら、オーバーパワーなスペックという宣伝文句だった。
「みなが使えるものではない。僕が欲しいものを作った」と。
いまとなっては、強いほうではあるだろうが、そんなにハイパワーな感じはしない。
僕の中で名竿は古びない
かっちょえーー!
あぁ、そうさ
貧乏人のひがみさ
何がよかったって? そりゃ、次回。