「バイトを弾いた」
という表現。
「弾いたって、なんだよ。しっかり口を使っているんだろ?なら、掛けれないのはお前がヘタだからだ」
というような事をいうような人がいます。メディアアングラーです。管釣りの世界でどうかはわかりませんが。ソルトの世界にはいます。けっこういます。
暴言を吐かせてください。
「寝言は寝ていえ。バーカっ!!」
はっはー、すっきりしたー。
管釣りの世界はいいですよね。水中で起きていることが、目で見て確認できますもん。おかしなロッドもあるんでしょうが、評価されるのは釣れるロッドですもん。むしろ、勝てるロッド。
暗闇に乗じてひとり釣果にほくそ笑んでいたり、見渡す限りの海を独り占めしてしているぬるい世界では勘違い発言をする人もいるんですね。
まぁ、僕にだって痛い時期はありした。若いころは、硬い、強いを好むものです。憧れるというか。
バスロッド
モデル名はちがうかもだけど、ブランドはハンティングシャフトスペシャル。
しかも、スピニングでラバジ用という最強クラスの硬さ。
これなら口を開けて、フックの先がマスの口に引っ掛かった瞬間、勝手にフッキングするんじゃねぇかと思って試してみましたが、
まぁ、掛からない。
掛からない、掛けれない、乗らない、乗せられない、バラす、弾く
そう、これが
弾く
という現象であり、表現する際に使う用語も『弾く』が適切だと思う。
棒のようなロッドというか、棍棒そのもののようなバスロッドでは、管釣りでは釣りにならなかった。
やはり、マスのバイトに対してロッドが追従し、X%ベンドし、フッキングとファイトで、それぞれロッドの何割の力で対応するみたいな適正値がある。
大型を別にして、マスは口が小さく、バキュームの力も弱いキスバイト。ルアーは常にリトリーブ状態にあり、ラインが張られていて、マスも移動しながらバイトする。テンションが掛かりやすい。
バスはどっしり重く、ギュイーンと吸い込み、アムッとくわえる。アゴの力も強い。そして、居食いする。ラインをたるませたり、送り込んだりすることで棍棒のようなロッドでも釣りが成立する。
特にチェイスバイトするニジマスが、バイトの瞬間、左右のどちらかに首を振る、その、首の振り幅分を無理やり押さえつけるようなロッドはダメだ。
ニジマスからフックを取り上げてしまう。
根掛かりでフックを外すときと同じ事を魚に対してやってしまう。
首振り分、抵抗なく追従しなければダメだ。
まぁ、管釣り用のロッドを買っている分には、とんでもないはずれを引くことはないはずだが、試しにバスロッドなんかを試してみるのも勉強にはなる。別に、1日のうちの30分でもいいわけです。管釣りでは大型の部類のミノーを柔らかめのバスロッドでジャークで使うならいいかもね。
というわけで、以後、弾くという表現を多様するかもしれませんが、僕は、
弾く
は弾くで正しい表現だと信じています。昔の人はすごいって話だ。