封入体筋炎患者闘病記

 封入体筋炎患者のヒロです。病歴は2019年で満11年、12年目に入りました。在宅勤務の仕事とリハビリの日々を送り、細やかながらも家族3人で暮らしています。ブログ記事は闘病記と広島地元ネタ、社会保障などの時事ネタ中心です。希少疾患の封入体筋炎の周知が目的です。関心があれば、ツイッターなどでご紹介していただければ幸いです。疾患関係で直コメントが苦手の方は、ツイッターのダイレクトメールを利用してください。封入体筋炎の闘病史は各進行段階の症状や生活障害、必要な社会保障制度等をまとめています。良ければ参考にしてください。最新の封入体筋炎の状況は『近況について色々と』、取り組んでいるリハビリについては『2019年春~夏 筋疾患(封入体筋炎)リハビリ』にて素人の体感目線で書いています。モバイル版で読みにくい場合は、PC版に転換してからお読みください。

2017年09月

カテゴリー記事 広島の都市問題 郊外・その他
関連記事 
広島の都市問題 ひろしま西風新都について

 中々、具体的な全容と開業日が表に出て来なかった西風新都石内東地区開発だが、中国新聞報道によると広島市内ではあまり見られないレジャー施設とアウトレットモールの二本立てによる従来の郊外型大型商業施設とは一線を画した施設になるらしい。何かの跡地があれば、安易に商業施設を誘致して都心部の商業機能を低下させ続け、それも飽和状態になっている。都市圏最後の大型商業施設立地になるかも知れない今回の動きを中國新聞記事と共にお伝えしたい。

『(仮称)西風新都プロジェクト』の開発計画について(イオン公式HP)
…………………
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レジャー施設とアウトレット軸 スケート場と映画館
広島市佐伯区に来春開業のイオン大型施設 
9月27日中国新聞1面より


 イオンモール(千葉市)が広島市佐伯区の石内東地区で建設中の大型商業施設について、アウトレットモールとレジャー施設を核に計画していることが26日分かった。スケートリンクやVR(仮想現実)施設、映画館などを計画している。訪日外国人観光客や広島県外を含め、広域から集客する新スポットになりそうだ。


画像1 
9月27日中国新聞1面より

 広島都市圏西部には、大型の商業施設の開業が相次ぐ。イオンモールは、高級ブランド品や衣料を低価格で販売するアウトレットモールとレジャー施設を一体化させることで周辺の商業施設との違いを出し、集客力を高めたい考えとみられる。敷地は26万8千平方㍍で中国地方最大気規模の商業施設となる。施設は延べ7万2千平方㍍で、名称は『グランドアウトレット広島』などを軸に調整中とみられる。開業の時期は来年3月頃の見込み。アウトレットモールには、衣料品やバックの恒久ブランドなど100店以上のテナント誘致を計画する。スケートリンクやVR施設に加え、映画館やボーリング場などを検討し、滞在型の施設を目指す。鮮魚や総菜など食品品売り場に加え、フードコートなど飲食にも力を入れる。国内外の観光客にも受け入れてもらえるよう、地元の味や土産品も強化する見通しだ。中国地方では本格的なアウトレットモールは三井アウトレットモール倉敷(倉敷市)に続き2店目。広島県内はこれまでアウトレットモール店の『空白地帯』とされてきた。予定地は、広島市中心部から広島高速4号線を使うとアクセスが良い。山陽道の五日市インターチェンジ(IC)や広島自動車道の広島西風新都ICも近い。既存の商業施設も滞在型店づくりに力を入れており、顧客争奪戦は激化する。イモンモール『これまでとは全く異なる新業態にする』と説明してきた。『現時点ではコメントできない。具体的な内容やコンセプトが決まり次第、発表する』としている。

関連中国新聞記事⇒テナントの魅力 成功の鍵(要拡大)


画像2 
9月27日中国新聞9面より

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1 都心部活性化の阻害となる超大型商業施設誕生を憂うべきか?


画像3 西風新都石内東地区開発完成イメージ図(広島市HPより)

-1⃣ 郊外大型商業施設群の乱立経緯 
◎大規模小売店舗立地法施行前
 ○アルパーク 
  商業施設面積 9万2百平方㍍ 店舗数 173店舗(1990年4月、2009年4月)

◎大規模小売店舗立地法制定
『大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律』(大規模小売店舗法略称『大
 店法』1973年制定)に変わる法律として、
大規模小売店舗立地法(ウキペディア)が199
 8年6月成立。2000年6月に施行される。この法律は、
大規模商業施設の店舗規模の制限な
 どを主目的とした大店法とは異なり、
大型店と地域社会との融和の促進が目的で出店規模に関し
 てはほぼ審査を受けない。結果的に、大型資本による郊外地区への出店攻勢が2000年代中心
 に続き、都心部地区の商業機能は壊滅的なダメージを受けることとなる。駅前百貨店の撤退、繁
 華街のアーケード街のシャッター通り化が進んだ。


大規模小売店舗立地法(以下大店立地法)施行後2000年6月施行
 ○
フジグラン緑井 
  商業施設面積? 店舗数?(2004年10月)

 ○イオンモール広島府中 
  商業施設面積 9万8千平方㍍ 店舗数 280店舗(2004年3月)
 ○イオン宇品ショッピングセンター 
  商業施設面積3万1千5百平方㍍ 店舗数 51店舗 (2004年3月)
 ○イオンモール広島祇園 
  商業施設面積 5万7千平方㍍ 店舗数 130店舗(2009年4月)
 ○ゆめタウン広島 
  商業施設面積 3万8千7百平方㍍ 店舗数 170店(2008年2月)
 ○ゆめタウン廿日市 
  商業施設面積 4万6千平方㍍ 店舗数 201店(2015年6月)
 ○
『グランドアウトレット広島』 
  商業施設面積? 店舗数100店以上?(2018年3月)

-2⃣ 広島市広域商圏調査の年度毎推移


画像4 中国新聞社による
広島市広域商圏調査(広島市HPより) 

◎大店立地法施行以前(※注1)
 1992年 
 ○都心部77%(紙41%+八31%+広5%)※注2 
 ○郊外13%(西9%+宇・皆4%+八・緑ー%、府ー%、祇ー%、廿ー%、西風ー%)
 2002年
 ○都心部75%(紙34%+八34%+広7%) 
 ○郊外20
 (西10%+宇・皆5%+八・緑5%+府ー%、祇ー%、廿ー%、西風ー%)
大店立地法施行後
 2014年
 ○都心部38.1%(紙16.0%+八18.2%+広3.9%) 
 ○郊外53.9%
 (西14.0
%+宇・皆11.9%+八・緑5.3%+府16.3%+祇6.4%+廿ー%、
  西風ー%)
 2016年
 ○都心部36.3%(紙15.1%+八15.6%+広5.6%) 
 ○郊外53.1%
 (西8.8%+宇・皆12.0%+八・緑6.8%+府12.5%+祇7.4%+廿5.6
  %+西風ー%)


※注1 1992~2002年は推定値(小数点四捨五入)
※注2 紙ー紙屋町、八ー八丁堀、広―広島駅周辺、西ー西部商業地区(商工センター)周辺、
   宇・皆ー宇品・皆実町周辺、八・緑ー八木・緑井周辺、府ー安芸郡府中町周辺、祇ー
   祇園周辺、廿ー廿日市市役所周辺、西風ー西風新都内


 広島市に限らず、都心部地区の求心力低下が叫ばれて幾久しい。都心部地区の代表的な集積には商業と業務の2つの機能がある。商業機能については、大店立地方施行による郊外大型所業施設乱立による相対的地位低下が最大の原因だ。業務機能は、東京本社・本店企業のIT化が2000年代前半に進み、本社・本店機能強化の反動、バブル経済崩壊後の国内市場縮小、国外投資中心への転換などが原因と思われる。別に歴代為政者の失政(内的要因)ではなく、社会情勢の変化(外的要因)がその主たる理由だろう。何でもかんでも行政の責任にするのは、流石にどうかと思う。(一応)地方中枢都市の広島市などはまだ都心部地区に活力が残っている部類で、圏内の福山・呉市の都心部などは燦燦(さんさん)たる状況だ。ブログ内記事で割と郊外大型商業施設に対して批判的な事を書くが、その存在を否定している訳ではなく要は数の問題と言うかバランスが悪いと言いたいのだ。私個人は、息子が生まれてから滅多に紙屋町・八丁堀で買い物をしなくなった。もっぱら近所のアルパークで済ます。移動も当然自動車、通勤も2000年代前半までは公共交通利用だったがその後は自動車オンリーで、記事内容とは裏腹に実態は自動車社会にどっぷりと浸かっている。持病の封入体筋炎発症~身体障害者~疾患進行による重度化 の流れの中でますます自動車への依存性が高まった。

 都心部機能の強化-日本型集約都市の実現を記事内で強調するが、人口減に有効な少子化対策を打ち出せない現状では、定住人口維持と交流人口拡大策が最善となる。縮小再生産の連鎖を批判する人もいるが、完全に断ち切るには大本の少子化そのものを断ち切らないと出来ない相談だ。交流人口拡大には、都心部の機能強化が欠かせない。賑わせ性に乏しく魅力がない都心部では、リピーターとして取り込めない。都心部地区全体をあたかも1つのテーマパークに見立て、また機会があれば訪れてみたくなる雰囲気を醸成する必要がある。日本型集約都市の在り方を否定する意見もある。個人の考えだし、それは別に構わないが人口減社会を想定していない発想につい感じる。コンパクトにまとめ管理しやすく行政経費を抑え、都心部及びその周辺に居住地を設定すると固定資産税などの増収も図れる。『多様性の否定』なる、意見もあるがどこがどう否定しているのか?がよく分からない。多様性の解釈がずれているとしか思えない。強圧的な権限で強制移住を強いる訳ではなく、インセンティブを与えることで政策的に誘導するだけのことだ。交流人口拡大は、国内外より、より多くの人を集め、しかも滞在して消費活動を積極的にして頂き、都市経済活性化に大きく寄与してもらうことなのだ。その集客施設が有名な観光施設であったり、プロリーグの多機能・複合スタジアム・アリーナだったりする。その意味合いで、西風新都の石内東地区に来年3月頃に開業する
『グランドアウトレット広島』は、都心部3地区(紙、八、広)からすれば大きな脅威となる。都心部のみならず、滞在型を謳い規模もメガトン級なので全地区の郊外大型商業施設にも脅威となり得る。広域集客前提でもあり、広島都市圏はおろか圏内各都市圏や県外の同様の施設も、度合いは異なれど無視できない存在になると思われる。山陽自動車道や広島自動車道のインターチェンジに近い同地区は自動車アクセスを前提にすると、好立地となる。商業施設のバランスが取れた配置の観点からは、都心部地区の商業機能をさらに低下させかねない石内東開発は、褒められたものではない、と思う。まあ、これは商業機能に限っての話だが。

2 広島初の本格アウトレットモール誕生は悪くないかも

 

画像5 イオングループが出店する計画地(右)と計画地周辺図(左) 公式HPより


画像6 開発計画地から広島市街地を望む(イオン公式HPより)

 来年3月頃開業の
『グランドアウトレット広島』はイオン既存店舗や同業他社の大型商業施設との差別化も図るとの事だ。アウトレットモール形式を基軸に、スケートリンクやVR施設に加え、映画館やボーリング場などを検討し、滞在型の施設を目指すらしい。全体的な比率は現時点では分からないがこの方向性は大正解だ。市民の多くも従来型の商業施設には飽き飽きしている。多少の差別化を図ったとて素人目には、どこがどう違うのだとしか思わない。余程のマニアさんぐらいしか、違いが分からないだろう。スケートリンクやVR施設、ボーリング場まで検討しているという。かってのマリーナホップのような中途半端なアウトレットモールでは、目を超えた消費者は満足しない。現在高校生の息子が就学前だった10年以上前、よく感じたことだが広島市の場合、小さな子ども連れで丸一日潰せるところが意外と少ない。都市・都市圏規模が良くも悪くも中途半端なのが理由だと思う。やりようで何とかなるレベルだが、大学~30代前半まで東京に居たブログ主は広島への数少ない不満だった。広島から出たことがない家内はこんなものだと思い、不満はなさそうだったが・・・。


動画1 国内最大級のVR施設オープン 体験したことはないが面白そうだ(笑) 

 スケートリンクまで持ってくるのであれば、アウトレットモールの要素にテーマパーク要素も付加価値として加えてほしい。温浴施設や小規模プールなどの簡単な都市型リゾート要素も更に加われば、鬼に金棒だろう。敷地面積26万8千平方㍍に全て過不足なく詰め込めるのかの疑問はあるが、滞在型を謳うのであれば中途半端なものではなく、広島都市圏に不足して他地域に流れている消費者層を繋ぎとめて他地域から人を招き入れる施設にしてほしいと思う。リンク貼り記事にも出ているが、同コンセプトのマリーナホップ2005年3月開業 敷地面積11万3千平方㍍)は、規模が小さくテナントの力不足でリピーターの取り込みに失敗した。自動車アクセス20分圏内で何度か行く機会があったが、申し訳ないが、初見の新鮮味がなくなると退屈に感じた。開業の3年後の2008年、運営会社のミキシングが経営破たん。運営会社も数度変わり、現在に至る。現在はマリホ水族館などをオープンさせ、『脱アウトレット』の方向性を打ち出している。施設単体(広島観音マリーナも含む)だと厳しいと思うが、西飛行場跡地利用計画が完遂すると面白い存在になる。 広島西飛行場跡地利用計画(素案 広島県HP) で話を戻すが、ブログ主の細やかな願いとしては、商業施設部分は、極力抑えリゾート、レジャー部分をの比率を大幅に高め、広島都市圏にない施設にしてほしい。00年代には大店立地法の施行を受け、飛ぶ鳥も落とす勢いがあった感があった郊外型大型商業施設だが、出店する場所もそろそろなくなり『都心部地区商業施設vs郊外型大型商業施設』から『郊外型大型商業施設vs近隣地域郊外型大型商業施設』や同グループ内施設同士の共食いの構図に変わりつつある。最後は、同業他社との競合を考えると、シェア確保の意味合いである程度は必要なのかも知れないが・・・。

 リンク貼り記事でも少し触れているが、アマゾンや楽天のようなネット販売が新たな競合相手として台頭しつつある。私が現在使っているプレイベート用PCもネット販売でアマゾンで購入した。店舗を構えないネット販売は、価格面ではかなり有利だ。自身の目で確かめ、手に触れ確認して納得して購入するスタイルは今後も基本的には続くと思うが、一定シェアを奪われるのは確実だ。私の息子もネット販売で時折、購入しているようだ。これは都心、郊外関係なく店舗営業をしている業者全体の問題となる。石内イオン後だが、国土交通省も超高齢化・人口減時代の持続的な成長施策として日本型集約都市に舵を切った。『集約型都市構造の実現に向けて』(国土交通省HP) 都心部地区を都市の中核と位置付けながらも、基幹公共交通網沿線にも数カ所広域拠点を、そしてそれよりも小規模な地域拠点も設けて、市街地が郊外に低密度に広がり、各種機能が分散したものを政策的に誘導するものだ。静岡市は地区ごとに商業施設面積を定めている(都心部以外)。静岡市良好な商業環境の形成に関する指針 (静岡市HP) 広島市もそろそろ同様のものを検討する時期に来ている。その際には、広島市単独で制定しても、周辺自治体に立地、消費者が市外流出という間抜けな事態にもなりかねないので、200万人広島都市圏構想(広島市)で議論したほうが良いかも知れない。手っ取り早いのは、出店申請があった時の審査を厳しくして、市が過剰供給と判断した場合は申請却下も辞さずの姿勢を打ち出すことだ。『自由な経済活動の障壁となることを行政が率先して行うべきではない』との批判も出そうだが、自由な経済活動の対価が都心部商業機能の低下では『まちづくり<一企業の繁栄』の容認にもなる。消費者のメリットも強調されるが、既にこれだけの選択肢が用意されている。結局はバランスの問題だと思う。まとまりのない文面になったがご容赦願いたい。


画像7 静岡市の地区ごとの商業集積ガイドライン(静岡市HPより)


画像8 日本型集約都市構造への転換イメージ図(国土交通省HPより)





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シリーズ記事 ブログ主のHALリハビリ
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画像1 いつもの広島大学病院診療棟と入院棟の外観。2015年頃の撮影だが、この当時は壁や柱などの支え無しで両手を肩より上にしてスマホ撮影が出来た。2017年の現在は、左腕が少し難しくなり無理に上げると上肢の動きを下肢が支えられなくなり、ほぼ100%転倒する(と思う)

17 9月22日(金)のリハビリ
Lesson 5
 
 9月22日(金)は恒例のHALリハビリの日だった。今回から特別なことがない限り、週一でのHALリハビリ記事投稿としたい。週に二度では書くこともなくなる(笑)。前回は、家内の仕事の都合で妹送迎の離れ業(わざ)を駆使したが、この日はいつもの家内送迎で大学病院に向かった。天候ははっきりしなかったが、大降りの雨でもないので特に問題なしだ。で、13時過ぎに到着。13時10分頃には、リハビリ科がある入院棟5階に着いた。送迎慣れをしている家内の手際は見事で、血のつながりのある人間でも愛情がさほどない妹とは、まるで違う(笑)。と、当たり前になりつつある家内の内助の功に感謝しつつ、リハビリに臨む。時間になり、リハビリスタッフが『〇〇さん、お待たせしました、どうぞ』と誘導して、更衣室に向かった。
HALリハビリ専用ズボンに履き替え、電極パッドを装着。靴下履き(まわしのような)吊り上げベルト・HALセットと矢次ざまにテキパキと慣れた手つきで行う。そして血圧検査などを行い、準備OK。そしてコースに出た。

 この日は最初から距離が長い上級者コース、リハビリセンター内の長椅子には家内が熱い視線をこちらに送っている。用が終わったらとっととどこかに消える誰かさんとは大違いだ(笑)。まあ送迎を手伝ってくれるだけでも感謝はしているが・・・。前回書き漏らしたが、このコースの往復の距離は220㍍。健常者の方や、筋疾患患者でも初期の方であれば、短距離で簡単だと思うかも知れないが進行中盤戦の私には、割とハードだ。やる気と気合、そしてその日の体調の三拍子が揃わないと決して楽ではない、と申し上げておく。そして開始した。前回の轍を踏まないように、膝と大腿四頭筋(膝上太もも筋肉)の使い方、背筋ピーンの三点を注意して臨んだ。リハビリ時間は限られるので、無駄な時間は過ごしたくない思いが強い。それが功を奏して、膝のコントロールが好調で立ち止まりが減った。毎回の距離の記録更新を密かに狙っているブログ主は、記録更新の鍵は最初と最後だと睨んでいた(笑)。この2つの時間ロスを減らせば、毎回の記録更新も決して夢ではないと、ほくそ笑んでいた。当然、歩行姿勢などを基本をしっかりと抑えた上での話だ。前・前々回が嘘のようにサクサク進む。もしかしたら『HAL道』を開眼したのかも知れない(笑)。リハビリ参加者の最長記録が800㍍以上と聞いていた。しかもその記録保持者は私よりも、進行が遅く障害が軽いとの事。記録で上回れば、階級が軽いボクサーが、重い階級のボクサーに試合で勝った行為に等しい(少し違うか?)と無理やり思い込み、頑張ってみた。

 二・三往復目もいつもの如く数度立ち止まるが、滞るほどではない。ただ、往復で220㍍コースで足の立ち止まり以外は原則歩行する。意外と歩行の体力消耗は激しい。往復後も多少の休憩は挟むがあまり休んで、全体の良い流れを切りたくない。別のタイムトライアルではないのでそこまでストイックにやる必要はないが、元々の性格だろう。ガチスイッチが入ったかも知れない。ただ、四往復目に入ると、ガチスイッチオンでも気合だけが空回りする。やる気はあれど、身体を言うことが聞いてくれない。障害者になってから、日常で溢れた状況だが、立ち止まり回数が圧倒的に増え歩き始めもスムーズにいかなくなってきた。時間を見ると残り時間は20分強。最後になりそうだ。燃え尽きる気満々で最後の力を振り絞る。そして、ヨタヨタしながらも最後の四往復目を何とか走破ではなく、歩破した。毎回の記録更新を夢見ていたが、現状では五往復-1100㍍は、体力的にも時間的にも厳しい(これ本当)。今日の収穫は、一往復目の滞りがなかったことぐらいだった。慣れて要領が良くなった。ただそれだけだった。更衣室に戻り、着替えながら血圧検査などを行う。歩行距離更新を面白おかしく書いたが、肝心なのは訓練後の歩行速度や鍛えているであろう大腿四頭筋の状態が大事だ。だが、この日は疲れた。前回よりも疲労が全体的に残った。実質初回の日並みの疲労で、無駄に頑張ったことを少し悔いて軽く自己嫌悪に落ちた。これは次回の反省としたい。


画像2 同病院入院棟の正面玄関の様子。画像には映っていないが、診療棟だけではなく入院棟で入り口にもタクシー乗り場があり、個人タクシーが客待ちしている。他の3基幹病院(県、市民、日赤・原爆)と異なり、広大な敷地だ。バスが敷地内まで乗り入れているのは大学病院のみである。西条に移転しなくて本当に良かった。東広島市には国立東広島医療センター(公式HP)が既にあるし。

18 9月26日のリハビリ
Lesson 6


画像3 初回のHALリハビリで撮影した『はるくん』 ブログ主がお見合いをした瞬間画像(笑)

 前回のリハビリから3日後の26日(火)、6回目のHALリハビリだった。前回とは打って変わり妹の送迎で大学病院に向かった。天気は秋晴れと言いたいところだが、夏を思わせる暑さで個人的には、好ましく感じた。13時10分頃に大学病院に到着する。13時35分スタートだが、少し余裕を以て入院棟5階のリハビリ科に入った。家内とは違い妹は、5階まで来ると『15時頃にまた来る』と言い残し、店舗がある2階に消える。相変わらず、はっきりとしている奴だ。一人取り残された形になった。ほどなくしていつものHALリハビリスッタフが迎えに参上。更衣室に入る。いつものような準備をしながら、馬鹿話に花を咲かせる。前回の金曜日に見かけなかったスタッフが2回ぶりに復帰(?)していた。海外出張帰りで時差ボケらしい(笑)。私も20代後半~30代前半にかけて経験があるが、帰国後、1週間近く元に戻らない。睡眠・食事時間の体内時計が完全に狂い、就寝時間に眠気が来ず、食事時間に食欲がわかない。一度狂うと容易く戻らないことを愚痴っていた。場所は、カナダのトロント大学(附属病院?)との事だった。与太話をしながら、着替えた。15分程度で準備が終わり、コースに出る。当然今日も上級者コースに挑む。今日の課題は特に設けないで、面倒なのでその場の雰囲気で成り行き任せにした(笑)。

 まずは一往復目。更衣室での話をそのまま続けた。喋りながら歩行をすると、要らざるところに無駄な力が入らない。その好調ぶりを見てスタッフが巨大歩行器をかなりの速度で進める。こちらもその速度に合わせ、歩行する。意外と滞らず進む。5年以上前の歩行に戻ったかの錯覚だ。そう言えば、封入体筋炎の進行が今ほどではなかった頃、この速度で歩いていたことを思い出した。途中、筋能力が低い左足の膝の屈折を注意を受ける。左足全体が伸びきって、大地を踏みしめる時にあるべき膝の屈折がない、と指摘された。前回も書いたが、疾患発症後、膝崩れ転倒は100%左足。本能的なセキュリティシステムが発動している(笑)。100%の安全が確保されている状況でも、システム解除が難しい。右足は膝の屈折を上手く使っているらしい。(どう違うのか?)の疑問はあったが、少し速度を落とし注意しながら進む。スタッフリーダー(?)から、『さっきよりもいい感じですよ』と声が掛かる。『この要領か!』とコツを掴むところまで至らないが、褒められた動きのまま進む。再度、歩行器の速度が上がった。一往復目が終わり、殆ど休まずに二往復目に突入。100㍍ぐらいで一度歩行が止まるハイペース。歩行停止率は前回よりも低い。これも進歩かも知れない。二往復目は問題なくクリア。間髪入れず、三往復目だ。スタッフ曰く、間休憩が私の場合短いらしい。他の患者の訓練様子を知らないので何とも言えないところだ。

 前回までとは比較にならないハイペースで進む。時計を見ると時間が開始して30分強だ。ハイと言うか完全なオーバーペース。三往復目の折り返しでさすがに疲労感が‥‥。HALの力を借りているとはいえ、ここ5年間体験したことがない速度で歩いている。下肢だけではなく身体全体の疲労感を少し感じる。そして両腕の疲労感が尋常ではない。握り棒の支えがあるが肩の高さまで上げ、こんな長時間の日常動作など普段は絶対にしない。左腕が棒になりそうだ。三往復目は後半は、握るのではなく軽く添えて歩行した。多少負担が減り楽になる。三往復目が終わり、スタッフに四往復目挑戦の意思を伝える。同時に今日はこれでフニッシュにするつもりでいた。時間の余裕はありそうだが体力の自信がない。リハビリは適量が、ベストだ。仮にやったとてその効果は疑問だ。ある程度までは比例するが、度を超すとむしろ反比例するかも知れない。疲労困憊でありながら、歩行はスイスイとはかどる。不思議な現象だ。そして無事四往復目が終わった。次は3日後の29日金曜日になる。感想や最新の情報は次項目で述べたい。

19 9月22日と26日の感想

▽HALリハビリ 第1クール 5回目 17年9月22日
◎歩行距離 880㍍ 
◎注意点
 前・前々回で失敗した一往復目の立ち止まり。
◎感想 

 リハビリ参加者の歩行記録更新に固執し過ぎた。自身の筋能力を少し超えたハイペースで、挑んだことを軽く後悔。一往復目の立ち止まりがなかったことは自己評価したい。リハビリ後の話になるが、本文でも書いたがかなりの疲労感が残った。下肢の筋肉全体に張りや突っ張った痛みはなく、通常の野外歩行訓練(散歩)とは大きく異なる。前回訓練後の感想で書いた半年前の歩行状態回復は、今回も果たせるだろうと感じた。今後第2~3クールをリハビリを進めて貯金額のように重ねるごとに加算可能なものかの判断が非常に難しい。ある程度の回復を果たした後は、それ以上は望めず現状維持が関の山となる可能性が高い。あくまでも疾患(封入体筋炎)進行による筋能力低下、そして活動量低下による廃用性症候群で更に低下した部分の筋回復なので、伸びしろは限定される。リハビリ訓練参加のリスク-私の場合は、在宅仕事の早退や家内の送迎の協力などの経済的なリスクを天秤にかけた場合、『ハイリスク・ローリターン』とも言える。現在のリスクが、ハイとローの中間辺りまで軽減された場合は、継続したい気持ちもある。

▽HALリハビリ 第1クール 6回目 17年9月26日

◎歩行距離 880㍍ 
◎注意したこと
 歩行時の左膝の屈折、歩行速度など
◎感想 

 感想は疲れたの一言(笑)。それ以外何もない。初回に匹敵する疲労感だ。で、今日のスタッフとの雑談で仕入れた情報(大したことはないが・・・)としては、第1クール終了後、リハビリ継続の意思があっても、『では、来週から』には、ならないこと。と言うのは、大学病院でも他医院からのHALリハビリ希望者を受け入れ始めたらしい。1クール目から2クール目に入る場合、少なくともとも1クール分(9回、約1カ月)の間が空く。ブログ主の場合、10月の1週目の金曜日が第1クール最終日になる。現状だと第2クールスタートは11月中旬以降になる可能性が高い。HALと専用スタッフを増やさない限り、自転車操業になりそうだ。『大学病院の患者なので優先権を』と自我を押し通したいところだが、広島県地域の医療機関の頂点に君臨する大学病院だ。その辺は仕方がない。困り果てて、藁にも縋る気持ちになっているのは私だけではない。根を詰めて集中的に行っても、それだけの効果が短期間で出るとも思えないので、良い意味での割り切りも必要かなと思う。時間帯と曜日の指定は、第1クールのまま-火・金曜日 13時35分~ で予約を取れるとの事。午前のリハビリで、午後から就労するのではさすがに肉体的にきつい。午後就労を考慮してのリハビリもかなりセーブしたものになりそうだし。

 ここからは本当の感想を書く。今日の訓練中の歩行速度は、完全に忘れていた過去の歩行速度だった。歩行中、懐かしい感覚に包まれ、杖なし歩行、健常者時代を思い出した。喜びに満ち溢れた(途中まで)が、所詮はHALの力を借りての仮初(かりそめ)の姿(笑)。一気に疲労感が襲い掛かった。確かに疲労感あるが、筋疾患特有の筋肉の痛みや張りはほぼゼロ。少しきつめの気だるさである。これがリハビリ科の医師が言う『筋肉組織を壊さないで、廃用性症候群の筋委縮を防ぎ、その部分の回復を目指す』なんだろうと感じた。継続意思は、少し高まっている。帰宅後、社の担当者に探りをそれとなく入れたが、問題なさそうだ(たぶん)。本決まりではないのでこちらもはっきりとは言いにくい。以心伝心、いや暗黙の了解ではないが含みを持たせた言い回しだったが、彼は元々は東京人。地元人には理解しない唐変木もたまにいるが、その辺は大丈夫と考える。この記事が、近隣にHALリハビリがまだ導入されていない地域の患者のため、将来(導入後の)の参考になればと本気で考え始めている。




続く。




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シリーズ記事 新 広島都市圏鉄軌道系改良提言
カテゴリー記事 
広島の都市交通

 今回からは数回にわたりこれまでのシリーズ記事(16回)を、総集編的な感じでまとめ上げたいと思う。詳しく読みたい方は、ところどころで詳細記事をリンク貼りしているので、そちらで是非どうぞ。


37 新 広島都市圏鉄軌道系改良 総集編 その1
広島市のあるべき鉄軌道の将来を語る前に 


画像1 広島平野を形成する後背湿地帯と三角州、干拓・埋め立て地形分類図 

前提条件-1⃣ 
【デルタ地質特有の地下開発高コスト体質と賄えない中途半端な需要】
詳細記事-新 広島都市圏鉄軌道系改良提言 その1  
 
 指標1 他都市実例と1km当たり広島市建設費比較
 出典 ウキペディアと行政HPより
 
 
① フル規格地下鉄(JR線サイズ)
 東京メトロ副都心線(2008年全通)-約202億円 
 JR東日本仙石線地下区間(2000年全通)-約204億円
 JR西日本東西(おおさか東)線(1997年全通)-約256億円
 広島市フル規格地下鉄ー約592億円(2.3~2.9倍)
 横浜市のMM21(みなとみらい)線(2004年全通)-約707億円
 
 ⓶ 中量輸送機関サイズ地下線(リニア式ミニ地下鉄、AGT地下線)
 仙台市営地下鉄東西線(2015年全通 ミニ地下鉄)-約165億円
 福岡市営地下鉄七隈線(2005年開業 ミニ地下鉄)-約221億円
 神戸市営地下鉄海岸(2001年全通 ミニ地下鉄)-約297億円
 広島市アストラムライン地下線(AGT地下線)-約428億円
 ※他都市の1.44~2.59倍の高コスト
 

 指標2 2009年1月末時点でのオフィスビルの延床面積
 (三大都市は5,000㎡以上、主要都市は3,000m2以上対象) 出典ウキペディア
 東京23区4,946万m2、大阪市1,348万m2、名古屋市519万m2、横浜市444万m2
 ※福岡市347万m
2、※札幌市243万m2、※仙台市212万m2、千葉市193万m2、神
 戸市185万m
2広島市166万m2、京都市109万m2

 
 ※地方中枢都市圏だけで見ると‥‥
 福岡市347万m2 札幌市243万m2 仙台市212万m2 広島市166万平方m2
 福岡市の47.8%、仙台市の78.3%の水準にとどまる。他の三地方中枢都市が都市最大駅
 周辺と旧来からの繁華街中心の1~2極に集中立地しているのに対して広島市は、三都市よりも
 高い地価が反映されて、都心外立地も多く分散傾向にある。更には工業都市の側面もあり、関連
 会社のオフィスが工場周辺に立地するので、都心の中心業務地区が弱い。イコール都心方向の移
 動需要が、地方中枢都市で最も低い。


前提条件
-2⃣ 【広島市の財政状況】
詳細記事新 広島都市圏鉄軌道系改良提言 その2
 指標3 全国政令指定都市の実質公債費率と将来負担率(2014年度)
 将来負担率ワースト順 出典 総務省HPより

          実質公債費率  将来負担率   財政力指数 
 01位 千葉市   18.4%   231.8%   0.95
 02位 京都市   15.0%   228.9%   0.77
 03位 広島市   15.4%   228.0%   0.82
 04位 横浜市   16.9%   182.5%   0.96
 05位 北九州市  11.8%   174.3%   0.71
 06位 福岡市   12.6%   168.0%   0.86
 07位 名古屋市  13.0%   153.9%   0.98
 08位 大阪市   09.3%   141.8%   0.91
 09位 新潟市   11.0%   135.1%   0.74
 10位 仙台市   10.8%   133.2%   0.87

 他の留意すべき点 現在の広島市の市債残高1兆1,199億9,975万7千円。臨時財政対
 策債残高等控除後残高-6,795億1,731万円。~平成29年度当初予算~(広島市HP)

 指標4 1990~2017年までの義務的経費の伸張
  広島市報号外題5号「財政事情」より
 義務的経費比率の伸張  
  ●1990年一般会計予算4,377億円、義務的経費1,540億円(35.2%
  ●2000年一般会計予算5,625億円、義務的経費2,206億円(39.2%)
  ●2016年一般会計予算5,989億円、義務的経費3,042億円(50.8%)
  ●2017年ー般会計予算6,456億円、義務的経費3,613億円(56.0%
 ◎各年度の義務的経費の内訳  
  ●1990年人件費0695億円、費0499億円、公債費0346億円
  ●2000年人件費0903億円、扶助費0718億円、公債費0585億円
  ●2000年人件費0903億円、扶助費0718億円、公債費0585億円
  ●2016年人件費0868億円、扶助費1,413億円、公債費0760億円
  ●2017年人件費1,401億円、扶助費1,416億円、公債費0796億円
 
 ※2017年度の人件費高騰は県負担教職員制度の権限の市への委譲に係る人件費増加分。
 義務的経費の高騰は、政策的経費(公共事業その他)の選択肢を狭める。扶助費とは市の
 高齢者などの社会保障予算。27年間で2.84倍に。



画像2 「国立社会保障・人口問題究所」(以 下 社人研)準拠による2010~60年の広島市の人口推移予測(「世界に誇れる『まち』広島」人口ビジョンより) 拡大画像

前提条件-3⃣ 【広島市の人口減】その1・その2
詳細記事新 広島都市圏鉄軌道系改良提言 その2
 
 指標5 社人研統計準拠による2010~60年の広島市の人口推移予測
 出典  「世界に誇れる『まち』広島」人口ビジョンより
 2010年-117.4万人 2015年-118.8万人 2020年-118.6万人
 2025年-117.3万人 2030年-115.3万人 2035年-112.6万人
 2040年-109.3万人 2045年-1058万人 2050年-102.0万人
 2055年-097.9万人 2060年-093.3万人(79.5%)

 指標6 2060年全国主要都市人口予測()は2010年対比 人口順
 出典 各行政HPより
 日本 8,673.7万人(67.7%) 東京23区 840.0万人(93.9%) 
 横浜市 321.4万人(87.1%) ※注1大阪市 232.0万人(86.7%) 
 名古屋市 184.0万人(81.3%)※注1福岡市160.1万人(109.4%) 
 札幌市 143.0万人(74.9%) 川崎市 142.5万人(96.6%)
 京都市 111.0万人(75.4%) 神戸市 107.2万人(69.8%)
 さいたま市 099.4万人(81.3%) 広島市 093.3万人(79.5%)
 仙台市 089.1万人(82.8%) ※注1千葉市 087.2万人(90.6%)
 
※注1 2060年人口予測がなかったので、2040年人口を引用 

 転入超過(人口の社会増)の首都圏の大都市部でも人口の自然減をカバー出来なくなり、地方都
 市ほどではないが、人口減少が進む。広島市の人口減少率は約2割強。高齢者人口は、23.7
(2010年)%⇒35.2(2060年)
、生産者人口は76.9(2010年)%⇒48.
 4
(2060年)%になる。要は、高齢化率は高いレベルを維持したまま、納税や活発な消費活
 動をする生産者人口は減り続ける。当然、市税は大減収となる。今から数十年後の超高齢化時代
 では少ない生産者で多くの高齢者を支える構図(下記画像7参照)となる。そして、高度成長期
 以降に建設した都市インフラの更新は待ったなしである。
 ~ハコモノ資産の更新に関する基本方針~(広島市HP)


画像3 2015、16年転入・転出超過上位20都市ランキング 広島市は1,169人(転入超過)だがランキング圏外。 拡大画像(総務省HPより)    

     

画像5(左) 人口右肩上がり時代の社会保障制度-多人数で高齢者1人を支える(神輿型)
画像6(中央) 高齢化時代前半の社会保障制度-3人前後で高齢者
1人をを支える(騎馬戦型
画像7(右) 超高齢化時代の社会保障制度-1人で
高齢者1人を支える(肩車型
画像5~7
かわいいフリー素材集いらすとやより


画像8 2015年4月広島市長選直後の有権者の市長に期待する施策アンケート

-5⃣  広島市民世論の大きな変化
詳細記事
新 広島都市圏鉄軌道系改良提言 その3

 指標7 2015年4月広島市長選挙直後の有権者の市長に対する要望
 1位 福祉・医療の充実 35.0%      6位 教育の質向上 4.2%
 2位 雇用・経済対策  24.4%      7位 土砂災害の復興 3.2%
 3位 市中心部のにぎわい創出 13.0%   8位 防災対策の拡充 2.8%
 4位 核兵器廃絶と被爆者援護の推進 8.0% 9位 道路など基盤整備 2.2%
 5位 行財政改革 4.2%         10位 その他・無回答 3.0%
【家計に直結、身近なもの】 63.6%
 福祉・医療の充実 35.0%+雇用・経済対策 24.4%+教育の質向上 4.2%
【ソフト施策】 21.0%
 市中心部のにぎわい創出 13.0%+核兵器廃絶と被爆者援護の推進 8.0%
【土砂災害関連】 5.0%
 土砂災害の被災地復興 3.2%+防災対策の拡充 2.8%
【ハード施策】 2.2% 道路など基盤整備 2.2%

指標8 
鉄軌道系公共交通に対する世論の変遷-1999年と2015年対比
 
 【1999年 
鉄・軌道系交通整備計画の市のアンケート】
  1999年市民と市政8月15日号より

 1位 アストラムライン※注13線ネットワーク案全体を支持 37.4%
 2位 アストラムライン3線ネットワーク案部分支持 3.1%
 3位 計画は支持するが慎重な計画づくりを 12.8%
 4位 広電平和大通り線案を支持 7.2%
 5位 広島市案とは別のネットワークを求める 8.3%
 6位 新規路線には消極的 21.2%、
 7位 整備する必要がない 10.0%
 ※注1アストラムライン3線ネットワーク案 全体ルート整備スケジュール
【2015年広島市長選における
鉄・軌道系交通に関する世論調査】
 広島テレビ世論調査より
 アストラムライン西風新都線 70%近くが賛成、反対は10%程度

 アストラムライン都心部区間 60%以上が反対、『慎重に』と『別の方法での整備』が計
 20%前後、賛成は10%前後 計90%近くアストラムライン建設に否定的

【1999年と2015年の比較】
 1999年 アストラライン3案賛成 50.2% 反対 49.8%
 2015年 アストラライン3案賛成 10%前後 反対 80%代後半

指標9 大多数の広島市民の(何となく)
の世論
 ① 雇用や医療、教育など目の前の現実の生活と、そして社会全体を覆っている閉塞感や年
   金、介護など老後の将来の不安など相まって自分の事で手一杯。広島の将来など顧みる
   余裕がない。
 ⓶ ①との関連で、低成長時代に入り大きな夢を見なくなり低い妥協点でそこそこの満足
   感を得る市民が増えた。細かな不満はあれど、大きな不満を抱く市民が減っている。広
   島の街に対しても同様の感想をもっている。
 ③ 超高齢化・人口減時代の姿をマスコミ報道を通じておぼろげにイメージするようにな
   り、公共事業に対して冷めた視線で見るようになった(もうそんな時代ではない)
 ④ 大規模な都市インフラ整備が、即市民生活の向上には繋がらないことをアジア大会の失
   敗を通じて学んだ。
 ⑤ (技術的に可能だが)実現には高いコストがかかり、そのコスト負担が財政上広島では
   難しいことを何となく知っている。
 ⑥ ないよりあったほうが良いに決まっているが、なくてもあまり困らない

【ブログ主の所感】
殆ど、シリーズ記事の1~3の転載だが、要はフル規格地下鉄、AGT(アストラムライン)地下線の導入環境ではない、これに尽きる。広島的諸般の事情から建設機会を逸してしまったと言える。他都市とは比較にならないほど高コストであることは既に書いた。仮に高コストを賄う需要が横浜市のようにあれば何も問題はない。横浜市の2004年開業の
MM21(みなとみらい)線は、1㌔当たりの建設費は約707億円で、日本一だ。それでも横浜市の場合は成り立つのである。広島市の都市・都市圏規模に見合わない都心部の各種集積では、地下高速鉄道を必要とする移動需要が発生しない。財政上の制約はアストラムライン延伸計画でも見て取れる。予定よりも10年以上も遅れてようやく動き始めた。建設㌔数は6.2㌔(トンネル1.7㌔)で複線構造。概算の建設費は約800億円だった。国庫補助は約55%で広島市負担は360億円。現市政になり浮上した延伸計画は、ルートが一部変更となり建設㌔は7.1㌔(トンネル1.5㌔)、単線構造となり広島市負担は約289億円まで圧縮された。かってあったアストラム延伸・新設計画で最もコストがかからない西風新都線でさえ、フル規格サイズで建設が財政的に難しいのである。推して知るべきだろう。

 少子・高齢化や人口減については広島市特有の問題ではない。国全体の問題だ。よくネット界隈で、『広島市に限って人口減はあり得ない』『好調な自動車産業の追い風に乗り、流入人口が増えている』と主張を時々聞く。人口減問題を取り上げる場合、人口の社会増減ではなく自然減を、そしてここ数年の動きではなく、約20年後の2030~40年代以降を指す。確かに広島市は現在、人口は微増である。人口の社会・自然増が少規模ながらも続いている。人口増減の数式は極めて簡単だ。人口増減=自然増減(出生数-死亡数)+社会増減(転入者-転出者) である。広島市は人口の社会増が四地方中枢都市で一番低い。 ~人口移動状況~(要拡大 広島県HP) 理由は狭間都市の悲哀だろう。市の将来人口予測は、2010年国勢調査から弾いたものだが合計特殊出生率が低めに設定されているので、実際には2060年人口は90万人台後半と予測する。ただ大幅な減少局面であることは変わりはない。市予算の扶助費の高騰ぶりは本文にて書いた。扶助費を含む予算の義務的経費は、行政サービスの水準をある程度保つ上で大胆なカットができない。財政の硬直化は今後も進むことはあっても、大きく緩和されることはないだろう。こうした予測の中、新規での恒久赤字都市インフラを整備するのは都市交通インフラに限らず、慎まなければならない。

 これを手を付けると、赤字の補てんなどで維持費用が膨大なものとなり、既存都市インフラの更新やいつの時代でも必要な新規都市インフラ整備が手が回らなくなる。現時点でも耐用年数を超え建て替え期であるにもかかわらず、費用捻出が難しく耐震化や延命補修工事に留まっている例が非常に多い。それらのものの最終建て替え期が、2030~40代以降一気に増えると予測する。そんなインフラがハコモノのみならず、道路・トンネル、橋梁など街の至る所に溢れている。『何でもかんでも造ってしまえ、その後のことはその時に考える』的な時代はとっくに終わった。鉄・軌道系都市交通網の未来を考える場合、人口予測、産業構成、年代ごとの人口構成、市税額や市債残高などを想定して現在の需要ではなく、将来の潜在需要も含めた精度の高いシュミレーションが重要かなと思ったりする。超高齢化・人口減をネガティブ要因として受け止める向きもあるが、取り方ひとつだ。従来の価値観に照らし合わせると衰退イメージが強い。人口減少幅を極力抑える努力は不可欠だが、定住人口が減ることで消費活動が停滞するのであれば、国内外の交流人口を増やしその分を穴埋めすれば、問題はない。自ずと都市インフラ整備の質も変わる。交流人口拡大に必要なインフラと、この地に住む人間の雇用を維持する上で必要な産業インフラ、そして既存のインフラの集約・多機能化(建て替え)が今後の都市インフラ整備の主眼になる。




続く。



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関連記事1 アパホテル〈広島駅前大橋〉開業
関連記事2 広島市の商業地地価3.9%上昇
カテゴリー記事 
広島の都市問題 都心部活性化

 毎年恒例の都道府県地価(基準地価)が国土交通省より発表された。広島市は昨年は3.9%、今年は3.8%と比較的高い伸びを示した。地価、特に商業地の地価は都市の成長を推し量る指標の1つにもなるので、適切な地価の上昇は喜んでいいだろう。下に複数の新聞記事をあげた。関連性がない記事ではなく、この2つの記事は見事にリンクしている。2つの中国新聞記事紹介の後に本文に入りたいと思う。
…………………………………………………………………………………………………………………
広島東署跡地にホテル 9月20日中国新聞32面より
官民誘致へ 『エソール廃止も』


画像1 9月20日中国新聞32面より

 広島県が、来年秋に移転する広島東署(広島市中区富士見町)の一帯に、コンベンション施設などを備えた多機能型の外資系ホテルを官民で誘致する方針を固めたことが19日、分かった。隣接の民有地に加え、県有地に立つ『エソール広島』の廃止と跡地利用も視野に入れ、計約6400平方㍍のを活用したい考えだ。エソワール広島には賃貸住宅部分があり、近く県住宅供給公社が入居者の説明を始める。関係者によると、外国人を含めた県内観光客の増加を受け、この一体のホテル進出をを睨み、水面下で民間事業者が検討している。県は、国際会議が開けるコンベンション機能や宿泊機能を持つ施設が市中心部に不足していると分析。平和記念公園(中区)や繁華街まで徒歩圏内で利便性が高いとみて、この民間の動きと連携を図る構えだ。広島東署は、中央通りと平和大通りの交差点から約200㍍の県有地約3,500平方㍍に立地。施設の老朽化に伴って東区二葉の里地区への移転が決まっている。また、東署の左側に隣接する県歯科医師会館も来年7月をめどに同地区へ移る予定で、計1730平方㍍の民有地が遊休地となる。県は両会館の東隣にあるエソワール広島を廃止し、跡地1,530平方㍍を活用したい考え。エソワール広島の施設は県や県住宅公社などが共同で所有し、現在26世帯が入居するほか、女性団体などの活動拠点となっている。ただ築30年が経過し、大規模修繕が今後見込まれる。現在の機能の一部は別の場所に移す方向で検討するとみられる。県は2016年以降、広島に未進出の複数の外資系ホテルや開発事業者の進出意欲を聞き取り前向きな感触を得ている。
…………………………………………………………………………………………………………………
商業地の上昇幅拡大  
9月20日中国新聞3面より
基準地価 広島など高い伸び


 国土交通省は19日、2017年7月1日時点の都道府県地価を(基準地価)を発表した。商業地の全国平均は前年比プラス0.5%で、9年ぶりに下落が止まった前年(0.005%)から上昇幅が拡大。外国人観光者の増加に伴うホテル建設や不動産需要の高まりや、日銀の金融緩和による投資マネーの流入を受け、三大都市圏が3.5%上昇したほか、地方の中核的な4市(札幌、仙台、広島、福岡)が平均7.9%の高い伸びを示した。


画像2 9月20日中国新聞3面より

続く⇒商業地の上昇幅拡大(要拡大)  9月20日中国新聞3面より
…………………………………………………………………………………………………………………
1 広島東署跡地に外資系ホテル誘致の動き


画像3 (仮)ホテルビスタ広島の完成イメージ図(アンドビルド広島より)

▽現在具体化、工事中のホテル

 八丁堀NKビル『カンデオホテルズ広島八丁堀(下記画像5参照)
  中区八丁堀 14階建て 183室 2017年冬完成 
  
総客室183室カンデオホテルズ広島八丁堀』2017年冬グランドオープン
 ◎(仮)ホテルビスタ広島(上記画像3参照) 
  中区鉄砲町 14階建て 228室 2018年夏完成
  ホテルビスタが中国地方に初進出(公式HP)
 ◎(仮)『(仮)広島サンケイビル建替@プロジェクト』
  
中区鉄砲町 14階建て 詳細不明 建築物詳細計画書等の概要の発表(広島市HP)
 ◎広島大手町NKビル『くれたけイン広島大手町』 
  中区大手町3丁目(中電本社前) 14階建て 198室 2018年12月完成(下記画像5
  参照) JR西日本ニュースリリース(公式HP)
 ◎広島駅北口5街区大和ハウス複合棟『ダイワロイネットホテル』
  
東区二葉の里 20階建て 201室 別棟にコンベンション施設併設 2019年3月完成
  広島二葉の里プロジェクト物件概要(CBRE)

 ※他にも複数の建設の噂、候補地あり


画像4(左) 広島大手町NKビル
『くれたけイン広島大手町』の完成イメージ図
画像5(右) 八丁堀NKビル『カンデオホテルズ広島八丁堀の完成イメージ図

 既に建設工事に入ったもの、今後入る予定のものだけでも確実に5件ある。他にもボウル国際跡地(東洋観光グループによるホテル建設)やレイノ・イン広島平和公園跡地など数カ所が取り沙汰されている。正しく、ホテル建設ラッシュと言えなくもない。背景にあるのは当ブログでも再三再四、取り上げている外国人観光客の急増だ。

▽広島市の入込観光客数の推移 
広島市観光動向より ()内は2012年対比
       入込観光客数     外国人観光客数     宿泊率    宿泊人数
2012年 1,087.3万人    36.3万人     37.7%  409.9万人
2013年 1,151
3万人    53.0万人     39.2%  451.3万人
2014年 1,165.2万人    65.7万人     39.2%  456.8万人
2015年 1,199.7万人   102.9万人     40.2%  482.3万人

2016年 1,261.1万人   117.6万人     43.0%  542.3万人
      (116.0%)   (324.0%)          (132.3%)
▽ホテル稼働率の推移(旅館、共催施設は含めず) 広島市観光動向より
2012年 63.2%、2013年 68.3%、2014年 66.7%、2015年 69.9%

  入込観光客数が全体で16.0%増加に対して外国人観光客増加は324.0%と、非常に高い伸びを示している。為替相場が、安倍政権となり円安基調で進み追い風は吹いてはいない。それなのこの増加率だ。原因は色々とあるだろうが、スマホやタブレットの急速な普及による観光地としての周知だと考える。ホテルの稼働率は、微増傾向だが宿泊数は観光客全体が伸びを後押しして、大きな伸びを示している。ここ数年では、カープの絶好調な観客動員も他地域来広増加の一因だ。今回新聞記事で取り上げられている広島東署跡地一帯(下記画像6参照)への外資系ホテル誘致の件だが、今後まだ増え続ける観光客を見込み、行政が積極的に動いているものと思われる。位置的にも都心部で平和記念公園にも繁華街にも徒歩圏内。立地的には申し分はない。新聞記事によると県が複数の外資系ホテルの進出について聞き取り調査をしているという。そして好感触も得ているようだ。政令指定都市の広島市の都心部活性化に県が、歩調を合わせ動くのも県都、いや中国地方の中枢都市である広島市の活性化が広島県全体の活性化を力強く、けん引すると踏んでのことだろう。前藤田知事時代よりも県が市の意向を尊重したうえで、協力してくれることは財政難にあえぐ広島市にとって有難いことだ。

 現市・県政になり二人三脚体制となった。好ましいことだ。特に今回の聞き取り調査は、湯崎知事の隠れたヒットと言える。ハード整備(都市インフラ)重視の時代でもなく、仮に整備してもその功績は市町の首長になりがちで知事の功績はあまり目立たないのが、世の常だ。ソフト施策を見るとがんの検診率が全国トップになるになるなど、ソフト施策の功績が目立つ。今の時代に合っている良い知事かも知れない。今回の跡地利用は県有地なので県主導になる。国際会議やイベント利用可能なコンベンション機能も併せ持つ複合型施設を目指しているとの事なので、期待大である。官主導のコンベンション機能施設建設が、スタジアム問題の停滞で当分動きそうにない。
広島駅北口5街区大和ハウス複合棟にも同様の施設が誕生する。MICE都市実現の一助になるだろう。


画像6 広島東署、旧県歯科医師会館、エソワール広島の一帯位置画像(広島県HPより)

2 三大都市圏に続き活発化する四地方中枢都市圏への投資
2020年頃まで続く、老朽ビルのスクラップアンドビルド


画像7 広島市内及び都心部のオフィス空き室率推移と築年数の割合(広島県HPより)

 この流れを受け、商業地の地価上昇も顕著になってきた。三大都市圏(東京、大阪、名古屋)に続く4地方中枢都市圏の上昇率(平均7.9%)は三大都市圏のそれ(平均3.5%)を超えた。広島市でも都心部を中心に数年前から、老朽ビル建て替えが目立ち始めた。上記画像7は、2014~15年のオフィス空き室率と都心部限定の建物の築年割合だ。このデータを見ると、建て替えが目立ち始めるのも納得する。築21年以上の建物が8割を占めている。そして約1/3(34%)が築40年以上で、外観の古臭さもそうだが現在の就労環境に適しているとは言い難い。そして、金融政策の後押し-日銀の金融政策が金融機関に資金を溜め込ませず、市場に吐き出すように誘導している。前項目で述べた外国人観光客の急増とかっては周回遅れの感があった市街地再開発や跡地利用が本格化したことが、不動産市場の活性化に拍車をかけている。こんなところだろうか? 気になる点は、建て替えの多くが、複合を謡いながらもマンション中心で業務系テナントではないことだ。現状の広島市の需要と言うよりは、現在を含めた中・長期的な需要を鑑みての判断だ。確かに現在は空き室率は驚くほど低い。『では、オフィス中心の建て替えを』にはならない。現在の空き室率は、短期の一時的な需要に過ぎないと判断されているのだろう。広島市の場合、同規模の都市・都市圏の中でも都心部の各種集積が低い。商業都市の反面、同時に工業都市の側面、そして平野部が市域面積の17%しかなく、地価が高い。特に業務機能の集積に多少のハンディがある。まあ、これは自助努力の範疇ではないので、仕方がない(笑)

▽四地方中枢都市圏の地価上昇率
札幌市 商業地 8.7%、住宅地 2.1%
仙台市 
商業地 8.7%、住宅地 5.2%
広島市 
商業地 3.8%、住宅地 1.3%
福岡市 
商業地 9.6%、住宅地 3.3%

 四地方中枢都市の商業・住宅地の地価上昇率を並べて見た。広島市が微妙な数字だ。四市の中で最も低く、かと言って新政令指定都市(岡山や新潟などの)や中核都市クラスよりはずっと高い。地価はその都市の様々な需要を反映した市場評価の側面もあるので、何とも言えない。既に福岡市が地方中枢都市の枠を超え、従来の三大都市圏に加え四大都市圏と評されることが増え広島市が後れを取り始めている現状ではこの括りは意味をなさない、と思ったりする。外国人観光客増加で、老朽ビルの建て替えがホテル、マンション中心に進み始めていると言っても市場の評価は、この程度。それまで実態よりも過小評価され続けてきた反動もある。都心部にマンション中心の建て替えの批判の声は大きい。これって日本的な従来の街づくりの価値観だと、都心-オフィス、商業・文化・スポーツ施設、郊外-住居がスタンダードであった。バブル経済崩壊後の地下暴落で、都心部の住宅開発が可能となった。欧米先進国で一部の巨大都市以外は、都心部にも居住機能を持たせるのは都市計画の上で当然視されていた。日本のほうが、これまでは異質だったのだ。社会背景があったとはいえようやくまともになったに過ぎない。地価が比較的高い都心部及びその周辺で人口が増えると、固定資産税の増収、自動車の複数台所有が難しくなり公共交通利用増加、日本型集約都市化の進行で行政経費削減などのメリットが多い。地価上昇も適正範囲内であれば、固定資産税増収につながりメリットもまた多い。まあバランスの問題だが、都心部のマンション開発は私は基本的には賛成だ。

 四都市の中で広島市が一番低いのは、単に都市の中枢性の低さだろう、他の三都市が地域首都的な都市であるのに対して広島市は、地域最大都市ではあるが地域首都にはなり得ていない。高速交通網(高速道路、新幹線など)で時間距離が大幅に短縮されると、広島市よりも関西、福岡市の吸引力が強いので自然とそうなる。公共投資だけでは解決しない問題なので、今後も変わらないだろう。若干の底上げだけのために、市債乱発も将来を考えると得策ではない。この2つの記事を読んで気になった点がある。現在ホテル建設、計画が老朽ビル建て替えがん引している印象が強い。いくら需要があるとは言え、ある程度造り終えたらそれ以上は必要がない。その後は従来通りの複合を謳ったマンション中心の建て替えなのか、それとも相生・鯉城通り沿線はオフィスビル中心の建て替え、それ以外は商業機能などのにぎわい性を多少持たせた 住-7割、商-1割、業務-2割程度のビルになるのか?注目したい。現在の耐震基準をどれだけの老朽ビル群が満たしているのか、定かではないが2020~30年代に一気に誤魔化しが利かない更新期がやって来る。広島市の場合、地政学的にオフィス需要を極端に増やすことが難しい。それならばいっその事、諸般の事情で分散立地している業務機能を、都心部に再集約させる方策-立地企業に何らかのインセンティブを与える補助制度導入も悪くないだろう。

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カテゴリー記事 広島の都市問題 カープ・サンフレ

 さて、我が広島の誇り広島東洋カープがセ・リーグを連覇した。昨シーズンは25年ぶりの制覇もあり、広島の街は狂喜乱舞した。この街はつくづくカープと共にあるのだなと再認識した。カープの選手の奮闘ぶりに元気をもらった。広島人にとってカープは家族の一員であり、同時に友人、恋人でもある。他地域の人から見て異様に感じる溺愛ぶりも、広島の街が持つ個性の一つと割り切ればまたそれも良しだ。今シーズンは、けが人が続出しても堂々たる横綱相撲で、他球団を圧倒した。昨シーズンとは違う勢いだけではない本物の匂いがした。今日はそのカープの連続制覇について、取り上げたい。
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カープ連覇 9月19日中国新聞1面より
37年ぶり2度目 セ・リーグV8


 プロ野球セ・リーグの広島東洋カープは18日、兵庫県西宮市甲子園球場で阪神に3-2で競い勝ち、8度目のリーグ優勝を決めた。昨季に続く独走で、1979、80年以来、37年ぶりの球団史上2度目の連覇を達成。甲子園では初の胴上げで、緒方孝市監督が宙を舞った。

 

画像1 9月19日中国新聞1面より(上半分)

 今季の広島は繋ぐ打線が進化し、逆転勝ちが41試合。投手陣は若手の台頭が相次いだ。本拠地マツダスタジアム(広島市南区)で14日に優勝マジックナンバー『1』として以降、足踏み。この日は適地の左翼席をファンが赤く染め、同点の八回にバティスタ選手が決勝打を放った。84年以来、33年ぶり4度目の日本一に挑む広島は、10月18日からのマツダスタジアムであるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに進出。2年連続の日本シリーズ出場をかけ、2位と3位のファーストステージの勝者と戦う。
▽ 共に勝ち取った
緒方孝市監督の話
 うちの選手たちは本当に最後まで諦めない。それが今季の戦い方、勝ち方につながった。ファンの皆さんにはピンチでも、好機でも本当に勇気づけてもらった。共に戦って勝ち取った優勝だと思った。
▽拍手と声援励み

松田元オーナーの話
 感謝に一言に尽きます。ファンの声援と拍手が選手たちを励まし、心に響き、高いモチベーションになりました。マツダスタジアムでの高い勝率がそれを証明してくれています。本当に有難うございます。
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球炎 『勝利の魔法 支えあう強さ』
 カープの野球を見に来る人は、みんな優しい顔をしている。いつでも勝利を信じることができたからだろう。『やじ? 今はないねー』と菊池も言う。『絶対勝つぞ、カープ。絶対勝つぞ、カープ』。球場に響くその声に選手は応えた。続く⇒球炎 『勝利の魔法 支えあう強さ』(要拡大)


画像2  9月19日中国新聞1面より(下半分)
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1 今年も最高に盛り上がった広島市内


画像3 人が溢れかえる本通でハイタッチを繰り返すカープファン 幸せそうな表情がカープの存在感を示す(ユーチューブ画面撮影より)


画像4 金座街のパルコ前で首都圏の通勤電車並みの混み合い(ユーチューブ画面撮影より)


画像5 広島最大のイベント『フラワーフェスティバル』を軽く凌駕する人波(アンドビルド広島より)


画像6 殆ど交通マヒの様相の本通電停前(アンドビルド広島より)

 上記画像3~6は全て、9月18日当日の広島市中心部の本通、金座街付近の様子だ。こんな人通り通常では絶対にあり得ない。カープと言うスーパーコンテンツだからこそなし得る業(わざ)である。殆ど交通マヒと言うかパニックに陥っている。広島市民がこの地に大集合したかの錯覚にすらなる。新聞記事でも触れているが、本通でハイタッチをしている市民の幸せそうな表情、これがカープがもたらす力である。見ず知らずの人たちがカープの話になると百年の知己かのように話せる。『英語は世界の公用語』と言われるが、広島地域では『カープは市民の公の話題』と言えるだろう。私とて移動困難者でなければ、家族で本通に出向いていただろう。そしてハイタッチの輪の中に加わりたかった(笑)。ただ一つ残念なことがある。それは、台風のせいで地元胴上げを逃した点だ。16日(土)のヤクルト戦がリードを守れず逆転負けした(い、今村~(笑))。17日の試合は台風18号の影響で中止。流石にカープファンの思いも天候だけはどうにもならなかった。我が家は家内はカープ女子(?)で、息子はカープ男子である。家内は黒田引退後は、久里亜蓮が一押しだ。元々こいつは私も含めこの種に顔に弱い(笑)。息子は、鈴木誠也がイチ押しである。では私はと言うと実はいない。満遍なくと言うかなんというか、である。カープの凄さは、あの家内をカープ女子に洗脳したことだ。結婚前、結婚後も暫くは大のスポーツ嫌いで、むしろスポーツ選手をよくある言葉で蔑視していた。息子が就学して近所のスポーツ少年団のサッカーを始めて、ようやく嫌いが普通になった。カープ女子化は黒田のカープ復帰が直接のきっかけだが、引退後もどっぷりカープにハマつている。私が封入体筋炎を発症していなければ、当時に仕事上の伝手を駆使して年に5~6度夫婦でマツダスタジアムに足繁く通っていただろう。子育てが終わり、ようやく自分たちの趣味にお金を回せるようになった中年夫婦の観戦者が少し羨ましい。

 で、話があちこちと飛ぶが優勝を決めた18日の試合は、最初から何故か私の部屋のテレビで夫婦ともに観戦した。甲子園球場が、左翼席中心にスタンドがいつも以上に真っ赤に染め上げていた(下記画像7参照)。さながらマツダスタジムにいるかのようだった。初回、自称『四番目の打者』の松山のタイムリーで幸先よく先制。カープの先発は野村祐輔。四回、野村祐輔の見事なスクイズで2-0とする。しかしその裏、阪神も中谷のホームランで1点差に詰め寄る。野村祐輔はは要所を締めるピッチングで6回1失点で試合を作りマウンドを降りた。7回からは2番手の一岡だ。その一岡が、代打陽川に痛恨の同点ホームランを浴びる。しかしカープは8回、バティスタが勝ち越しタイムリーで再度突き放す。これで3-2となる。8回からはジャクソンが登板、無難に閉めて9回からはリリーフに中崎が登板、気合の入った投球で最後の打者代打の伊藤隼をショートフライに打ち取り、2年連続の胴上げ投手となった。この瞬間、二人して拳を握りしめた『やった~』である。ここ数試合足踏みしていたので、安心した。


動画1 カープ優勝直後のファン大合唱】それ行けカープ~宮島さん 広島東洋カープ優勝 甲子園レフトスタンド大合唱 

2 さて今年のカープの印象

 この項目では、2017年のカープを振り返りたい。今年一番活躍した選手は誰かと問われると1人に絞るのが非常に難しい。候補者は数多い。野手で言えば、全試合、フルイニング出場の田中広輔、怪我で戦線離脱するまでの若き4番鈴木誠也、夏場まで神がかっていた丸、レギュラーに定着した感がある安倍。投手では、現在は二軍に落とされた岡田、誰も二桁勝利など期待していなかった薮田、中継ぎ陣では今年復活した中田
廉、一岡、途中抑えに回った今村、抜群の安定感を見せた久里亜蓮。他の選手を見ると、正捕手になったかも知れない(笑)曾澤、相変わらず頼れるエルドレッド、存在感抜群の『新井さん』など書き切れない。ハイレベルでのポジション争いをしているので、他球団であれば余裕のレギュラー選手が、控えにわんさかいる。選手個人の選出が難しいので、地味だが、中継ぎ投手陣を挙げたい。今年のカープは実は逆転勝ちは41度と無類の強さを誇る。セ・リーグではダントツの攻撃力があればこそ、と思うのが当然だ。それもそのはず、チーム打率は.274、得点706、本塁打147本(9月20日時点試合終了時)2位のベイスターズがチーム打率.252、得点544、本塁打119本で大きく引き離している。その後半の逆転勝ちも、先発投手陣が早い回に降板しても、後を受けた中継ぎ陣が試合を壊さず、最少得点差で留めていくれるからこそなせる業(技)と個人的には思う。 

 実は、カープの投手成績はチーム成績ほど良くない。決して悪くはないのだが、数字を見ると『あれっ?こんなもの』とつい思うほどだ。チーム全体の防御率は3.37とセ・リーグ3位。先発陣は3.73と3位。しかし、救援陣(中継ぎ含む)が、2.68(2位は阪神の2.70)と抜群の安定感なのだ。まあ、セ・リーグでダントツの攻撃力があり、ビハインドのゲームでも必ず逆転してくれるだろうという相互信頼関係があればこその数字かも知れないが・・・。逆転のカープのお膳立てのスタートは強固な中継ぎ陣だと考える。野手陣同様、他球団であれば先発ローテンションの一角を占めていても不思議ではない投手が多い。


画像7 広島市南区にあるマツダスタジアム 広島人の誇りの1つ(広島市HP)

 次は今年だけではなく、ここ数年言われ続けているが、マツダスタジアムはおろかビジターの他球場でも選手たちを強力に後押しするファンの声援である。一過性と思われていたこの現象もカープの強さ同様に本物だ。関西地区であれば、近いので広島地区のファンが遠征するが、首都圏の現地のファンの声援が選手を鼓舞させる。選手とファンが一体となり相手と戦う、地方都市のスポーツコンテンツの最高の見本とも言える。9月20日現在、主催試合67で既に205万4,489人を動員している。もうマツダスタジアムの収容数を考えるとほぼ限界の数字となっている。昨年25年ぶりの優勝もあり、今年は地上波放送が増えた。局によっては、18時台から22時まで放送している場合もある。投手戦で予想に反して試合が早く終わると、1時間近くVTRを流し続けている時もあるほどだ。観客動員に何らかの影響必至と思っていた。その心配は杞憂に終わった。相も変わらないプラチナチケットで、販売と同時に完売。2000年代の旧市民球場時代は何だったんだ、である。さて今年もぶっちぎりの独走でセ・リーグを制覇したカープだが、まだクライマックスシリーズのファイナルステージと日本シリーズが控えている。ただ余程の下手を打たない限り、日本シリーズ進出までは大丈夫だろう。対戦相手は恐らくソフトバンクだ。12球団の総合力だと、他球団の頭2つくらい抜けている。カープは頭1つぐらいだ。前回の日本ハムよりは手強いと思う。クライマックスシリーズ(CS)について一言ある。現在、1位球団は、アドバンテージとして1勝もらっている。まあ当然だと思うのだが、2位球団とのゲーム差で2勝まで拡大出来ないものかと。5.0ゲーム差なら1勝、10.0ゲーム差であれば2勝。こんな感じだ。下剋上も一興だが、優勝球団が日本シリーズ進出を逃すのも、ファン心理からすれば胸中複雑なものがある。特に今年はカープとソフトバンクも他を圧倒してリーグ制覇を果たした。仮にこの2チームが日本シリーズ進出を逃したら、と考えると少し複雑になる。まだ、第一関門クリアしたに過ぎない。足元を救われないように33年ぶりの日本一を目指して、更に頑張ってほしい。

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