指圧というのは簡単に見えますが、しかしやってみると奥が深いものです。指圧は単に圧すだけの行為ですから、これだけなら教わらなくとも自然にやってるわけです。それを「技術」として行えと言われて「こうだ!」とスグ出来る人は相当センスのある人です。つまり単純なものだけに「技術」がよく分からないのです。

 「押す」だけなら誰でもできます。でも効くように押すとなると…どうでしょうか。また気持いいと言って貰えるようにとなると…どうでしょうか。そのためには「押す」のではなく「圧す」ことを考えなくてはなりません。そうすると効くようになります。

 なぜ『押す』のではなく『圧す』のが良いのでしょうか。同じだろうと言う声が聞こえて来そうです。「押す」というのは自分主体の圧です。押し付けと言ってもいいでしょう。それに対し「圧す」というのは相手に自分を委ねる「圧」のことです。ゆったりと相手にもたれるような圧です。これなら相手は嫌がりません。自分もリラックスできます。すると相手もリラックスできるのです。すると相手は心地よく感じ、さらに効果も期待できるようになります。
指圧には

      自分が疲れれば、相手も疲れる。

という言葉がありますが、実に的を得た言葉だと思います。


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