2011年03月

2011年03月16日

現在も東北、関東、中部地方では余震が続き、福島原発も1時間毎にロシアンルーレットをやっているような状況である。ただ、慣れてしまったせいか小さい余震にはそれ程驚かなくなり、テレビも「そろそろ普通の番組流してもええんちゃうか?」と油断した局が出てきた辺りで、静岡で震度6強の地震という不意の攻撃。まだまだ事態は予断を許さない。

本来であればZFC通信で書くべきネタは色々とあるのだが、とりあえず状況が落ち着くまでは自粛しておきたい。

今回は、福島原発に関して色々とヤキモキしている人も多いと思われるので、テレビ以外で独自に情報を集められるインターネットのサイトを幾つか紹介しておきたいと思う。勿論、ネットの情報は玉石混合。「嘘を嘘と見抜けないと云々」という言葉があるように、「騙すならステキに騙して」と言える、違いの分かる大人の人にしか薦められないのであるが、まあ何かの参考になれば、と思います。


まず、いかにテレビが繰り返し“人体に影響が無いレベル”と言っても、やはりあまり好い気がしない放射線濃度が気になる方のために、放射線濃度を測定しているサイトを紹介したい。

・「茨城県環境放射線監視センター」
(コチラ)
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東京よりも福島に近い茨城県にある「環境放射線監視センター」。

ここの「現在の監視状況」というページで、茨城県内東海村を中心とした各地の放射線量を知ることが出来る。
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普通であれば「50nGy/h」前後の値であるが、流石に今は値が高い。とりあえず低くなったら安心しよう。

・江東区のガイガーカウンター
(コチラ)

USTREAM

江東区で個人が作動させているガイガーカウンターのUSTREAM放送。
屋内での計測なので今一つ参考にはし辛いが、繋がり易いという点が良。

・「デジタル日野気象台」
(コチラ)
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東京都日野市の「デジタル日野気象台」。
規模的には江東区と同じく個人仕様であるみたいだが、「ガイガーカウンター」のページがグラフで見られるのが便利。


・「goo天気」
(コチラ)
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他にも見やすいサイトはあるかもしれないが、私はここを見ている。
放射能は風に流されやすいので、東京方面の人は南向きの風に要警戒。

あと興味がある人は、ネット上で拾ったモノで「浜岡原子力発電所」のパンフレットっぽいものがあったので読んでみるのもまた一興。勿論ネットの拾い物なので、「意図的に改竄されている可能性」とか「っぽく作られた偽物である可能性」とかを考慮した上で読める人限定でお願いします。またこれが本物であったとしても、いつ頃に作成されたシロモノなのかとかはさっぱりわからないので、これもまた各人判断で。
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画像が見られない人、または「私の先祖には絶対ものぐさ太郎の家系がいた」と主張してやまない人のために「もしも放射能が東京まで来た場合」に、書かれている対処法を適当にまとめておくと、

・一週間ぐらい部屋に引きこもれ。その際、窓とか換気扇にもテープで目張りが必要。放射能はホコリみたいなものなので、外に出ないというのが結構有効、らしい。

・コンブ食え。
ネット上では“ヨードを含んでいる「イソジン」を飲め“という情報も出回っているみたいであるが、これに関しては否定記事が出ている。
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この中で「海藻類の摂取」も否定されてしまっているのだが、浜岡原発のパンフでは有効となっている。どちらを信じるかはあなた次第であるが、少なくともイソジンは飲む物ではなく、コンブは食っても大丈夫な物である。

・やむをえず外に出る時は完全防御で肌を出さないこと。帽子、マスクは当たり前。防塵ゴーグルとかも必要らしい。ここぞとばかりにお忍びの有名人を気取るのもいいが、まあぶっちゃけ「外には出るな」って事か。

・ある程度の準備をしておく。部屋に引きこもるのなら物資の準備は必要。しかし個人的には引きこもる位なら、情報を集め、早めに範囲外に脱出した方が更に安全だと思われる。

というわけで、心配で夜も眠れない人は、ある程度の荷物をまとめて、ある程度の現金を手許に用意しておくのがよろしいのではないかと思う。「宵越しの銭は持たねぇ」という、あればあるだけ使ってしまう江戸っ子気質の方には向かないと思うが、これなら食料品の買い占めとは違い、自分一人で完結する話であるし、骨折り損はあっても金銭的な損は無い。

今現在、東京が完全に安全かというとそうとは言えまい。こういった状況で言えるのは「まずは自分の身をしっかりと護れ」という事である。ZFCは格闘技のチームであるから、ディフェンスはしっかりと行ってもらいたい。被災地を支援するにしても、それは支援する側が無事であればこそ出来る話なのである。

いずれにしても情報をよく集め、冷静な行動を心掛けねばならない生活が、今しばらくは必要となりそうだ。


zst_fczst_fc at 01:08│コメント(1)トラックバック(0)その他 │

2011年03月07日

本日行われた「SWAT!-GX8」の結果をば書こうと思ったのであるが、既に金子選手本人が前回の通信にコメントとして書きこんでくれているので、これはどうしたものかと悩んでいる次第である。

とはいえ既にタイトルに”「SWAT!-GX8」結果”と書いてしまったので書かねばなるまいて。読者諸氏においては、結果なんてここで今初めて知りましたよ、的な空気を出しながらお付き合い願いたい。

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画像:試合前のリングチェックで、成瀬選手と共に入念に口座残高をチェックしていた金子“ビッグマネー”陽一選手。

さて、試合の方であるが、ガードポジションで金子選手が下、対戦相手の佐藤貴弘選手が上という展開がしばし続く。なんとか足をフックガード等に変化させ、キャッシュフローを作りたい金子選手であるが、佐藤選手は性急にパスガードに振り込む事も無く、シッカリと上から押さえつけて金子選手の資産を凍結させていく。そしてパスガードに成功し横四方のポジションをビルト・イン・スタビライザーした佐藤選手は、そこから更に金子選手の頭をまたぎ、自らの両腕と金子選手の右腕をM&Aさせる事に成功。そこから一気にアームロックを仕掛けると金子選手の右腕がフィリップス曲線を描き、ここで金子選手がタップ。残念ながら本日の取引は全て終了となってしまった。

第3試合 SWAT! GT-F フェザー級トーナメント2011一回戦
×金子 陽一(ZFC 大井町)
vs
○佐藤 貴弘(蒼天塾)
1R 2分45秒 アームロック

というわけで、なんか無理やりマネー用語を使いながら試合展開を振り返ってしまったが、当然使い方が怪しい箇所が幾つかあるので、私が書いていることを鵜呑みにしようが無いとは思うが鵜呑みにしてそのまま使うと「なにがビルト・イン・スタビライザーですか。プゲラ」と笑われてしまうであろうことは必至であるので、良い子の皆はくれぐれもこの様な使い方をしてはいけない。

結局金子選手自身がコメントで「口座から何も引き出させてもらえませんでした」と述懐した強さを見せた佐藤選手は、二回戦も勝利し決勝へと進出。別ブロックから勝ち上がってきたのは“Uのいぶし銀”竹内正武選手に一本勝ちを収めた高校生ファイター檜山勇斗選手。竹内選手も試合後に「あの子、強いね〜」と舌を巻いていた。この両者が次回以降の大会で決勝戦を戦う事となる。

今回は、新しい選手、新しいチームがSWAT!のリングに上がってきたな、という印象が残った大会であった。
激変する日本格闘技界。その中で「チーム昭和」も淘汰の波にさらされてしまうのであろうか!?どっこい生きてるシャツの中。今大会一番盛り上がったのは、最近ZFCの練習にも参加してくれている綱島柔術の篠宮敏久選手の試合であった。昭和黄金プロレスの影響を不必要なまでに感じずにはいられない篠宮選手であるが、今回の試合でもプロレスリング・シノミヤは炸裂。2011年のMMAのリング上で、時ならぬクラシカルなプロレスムーブの妙技で「俺だけのGX」を展開し、会場を大いに沸かせた。

檜山選手に代表される新しいチカラも出てきたが、昭和は死なず。皆、まだまだ「昭和」が大好きだ。次回の戦いでは金子選手の「ATM」からのヒールホールド、「昭和」からの腕十字等が見られることを期待したい。



zst_fczst_fc at 00:26│コメント(3)トラックバック(0)試合 │

2011年03月05日

人から受けた善意を、他の誰か三人に違う形で渡していく。

そんな善意のねずみ講映画「ペイフォワード」が製作されたのは西暦2000年のことであった。



それから10年。2010年も年の瀬を迎えた12月25日。
群馬県の児童相談所に、突如として新品のランドセル10個が送られてきた。そしてその寄付者の名前にはこう記されていた。

「伊達直人」

これが昨年末から突如として沸き起こり、2011年の3月現在ではすっかり沈静化した感のある「タイガーマスク運動」の始まりである。

ここで使われた「伊達直人」という名が本名なのか偽名なのかは定かではないが、この名は漫画「タイガーマスク」の主人公の名と同名であったことから、世の中ではタイガーマスクを再評価する動きが急速に進み、遂には実写映画化されるところまで話が進んでいるらしい。いかにも熱しやすく冷めやすい我が国らしい話であるが、たとえ一過性のものにせよ、それで喜んだ子供がいるのも事実なワケである。

少なくとも私のように「こりゃそろそろ伊達臣人(ジャンプで連載されていた「魁!!男塾」の強い人)さんの出番も来るぜ」等と他人任せで適当に傍観していた者よりは、このムーブメントに乗っかった者の方が、他者を喜ばすことが出来たのではなかろうか。
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さて、そんな背景もあり「ライダー」よりも「タイガー」が僅かながら幅を利かせる感が強くなった昨今の情勢であるが、タイガーといえば我等がZFCにも「虎」と呼ばれる男がいる。それが進化し続ける昭和、“マネーの虎”こと金子・ビッグマネー・陽一選手である。

この金子選手に付けられた“ビッグマネー”というミドルネームであるが、これは伊達ではない。とはいえ、それを私が知ったのは最近のことであるが。

ZFC通信でも、2月8日付けの猫氏サプライズ追い出し会の記事で触れられているが、その追い出し会をするという事で私は初めて金子選手宅に招かれたのである。まあ大半の人がその時初めて金子選手宅に行ったと思うのだが、そこには我々の想像を絶する世界が待ち受けていたのである。

エントランスの時点で、既に我々庶民は度肝を抜かれた。
何故か階段部分に池があるではないか。実用性とは無縁だが、それ故にビビってたじろがずにはいられない。

「凄ぇ!建物の中に池がある!!」

「こんなのファイナルファンタジーでしか見た事ねぇ…」

早速記念撮影を始める者。隠し通路や宝箱を探し出す者。私を含めた庶民達は大はしゃぎだ。ちなみに金子選手からのメールには、この建物が「アパート」と書かれていた。マジぱねぇッス。

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画像:水路の中、何故かキメキメでポーズをとる編集・長。いつの日か彼自身の革命で、この貧富の差を越えることは出来るのか!?

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画像:清水兄が思わずつぶやいたファイナルファンタジー。現実は遂にゲームを超えた。

こんな現実を見せられて、我々庶民にできることはと言えば、ZFCでは一応「ネ申」ポジションにいるとされる所英男総帥をマネて「金子選手はこんなの食べないですよね」と言いながら「うまい棒」を食べるぐらいの事しかないであろう。しかしそんな「財力」にも、「金持ち喧嘩せず」という言葉にも背を向けて、裸一貫リングに上がり戦い続けるところが金子選手の凄いところである。

“不惑”を過ぎて、なおも進化し続ける昭和、金子陽一選手の戦いを見届けたい人は大森へGO。

虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!!

白いマットのジャングルに、今日も嵐が吹き荒れる。

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SWAT!GX-8

第3試合 SWAT! GT-F フェザー級トーナメント2011一回戦
金子 陽一(ZFC 大井町)
vs
佐藤 貴弘(蒼天塾)

2011年3月6日  ゴールドジムサウス東京アネックス 
開場15:30/開始16:00

[当日券]
(15時00分より販売開始)
当日SRS席5,500円
当日A席3,500円
当日立見券2,500円


zst_fczst_fc at 22:00│コメント(8)トラックバック(0)試合 │
ZIGCAMP(ジグキャンプ)というイベントがある。

これは、以前K-1で活躍していたアーネスト・ホースト選手によってデザインされたというイベントで、「GO LONGER(持久力)・MORE ENERGY(体力)」をテーマに掲げる、なんとなくの雰囲気で語ってしまうが「風雲!たけし城」をストイックにした感じのイベントではないかと思っている。

なんでも二日にわたって「キノコでポン」等の種目があるかどうかは定かではないが、様々な持久力、体力の限界に迫るステージで挑戦者をふるいにかけ、最後まで勝ち残った一人が城主であるビートたけしとカートによる水鉄砲合戦…じゃなくて、ZIGCHAMP(ジグチャンプ)の栄冠を手にできるそうである。

ユニークなのはこのイベントへの応募方法である。公式サイトによれば

“挑戦者を日本全国から大募集! 応募方法はあなたの「GO LONGER・MORE ENERGY」な「得意技」または「自慢芸」のムービーを投稿するだけ!”

となっており、ザックリと言えば「何か身体を張った一発芸」のムービーを投稿しなければいけないのである。

経緯は端折るが、我等がZFCでも挑戦してみようではないかという流れになり、第一陣は先週の水曜日に撮影を行った。そして第二陣を土曜日に撮影したのだが、まあここで撮影したメンバーというのがZFCの誇るイロモノ枠…げふんげふん、じゃなくて「出る杭は打たれる」日本社会において、打たれながらもなお摩滅することなく、スギ花粉の如く迸る個性を隠しきれない猛者達であった。

土屋camp

「汗をかく、ゆえに我あり」
汗をかければユートピア“ZFC「元」選手会長”ことクニアキ・土屋。



編集camp

「革命するから金をくれ!」
あなたの街の革命家“世界のEIJI”こと編集・長。



ライダーcamp

「ZIGCAMPで僕と握手!!」
ZSTが誇る改造人間“仮面ライダーHIRO”こと清水俊裕。

よりによってよくこれだけのイロモ……いや、個性的な人達が集まったものである。

これを書いている3月4日(金)現在、何人かの姿は公式サイト上で確認できるので、各人がどのような種目にチャレンジしたかは、そちらのサイトで見届けていただきたい。

ZIGCAMP本戦に挑戦できる者は、全国の応募者の中からわずか15名という実に狭き門。さらには芸人の「楽しんご」選手とか、女子プロレスラーの「愛川ゆず季」選手、美女格闘家の「長野美香」選手など、実力とキャラクター性を十二分に兼ね備えた知名度の高い方達も応募しているので、ぶっちゃけた話、15名中7名ぐらいはそういった“名のある方々”が枠を埋めてしまうのではないかと考えている。そうなると残った一般枠は8名分。これがどういった振り分けになるかがポイントだ。

パルクール、ダンス等を主体とした派手に動けそうな人達で2名。

筋肉ゴリゴリのマッチョ系な人が1名。

逆にガリガリ君がいても画的におもしろそうやん、ということで細めの人1名。

女の子枠で2名。

そしてやはりバラエティには欠かせないということで、イロモノ系の人が1名。



……

………

あ、もうあと1人しか入れないじゃん。

この最後の1枠が、我々ZFCのような「一般格闘家の方々」に用意されている席かどうかは定かではないが、既にサイは投げられた。はたして我等がZFCから、名のある方々を向こうに回して「ZIGCAMP」に参戦できる選手は出るのか!?

そして今のところまだアップされていないライダーと元・選手会長の動画は見られるのか!?

ZIGCAMP公式サイト(コチラ)


zst_fczst_fc at 00:34│コメント(0)トラックバック(0)イベント │

2011年03月02日

さて、前回の通信では「ADCC」の試合の方を書いたのだが、今回はそれ以外の事を幾つか書いてみる。

実は私も観戦するのは今回が初めてであったのだが、そんなに広くない会場の中を、石を10個投げれば一つは有名選手に当たるぐらいに、五味選手やら北岡選手やら中村K太郎選手など、見たことがある有名選手がうろついていた。選手同士もそこかしこで普通に会話しており、特に五味選手と”最後の空手家”鈴木信達選手の会話は面白かったが、内容はさすがに割愛。この様に有名選手を至近距離で見られるのもADCCの魅力であろう。

太田選手が出た77kg未満級のトーナメントでは、“火の玉ボーイ”五味選手と“元・スーパー高校生”山田哲也選手の対決という、団体の垣根を越えたビッグマッチも実現。これもアブダビコンバットの面白いところ。
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試合はポイント判定で五味選手が勝利。

また重い方の階級(凄いザックリ書いたな)では、関根“シュレック”秀樹選手が出場していた。知らない人のために書くと、日本人には少ない重量級のファイターでありながら、その重量の殆どが筋肉であるという超合筋戦士。シュレックの由来がどこから来ているのかは知らないが、映画で言うなら“シュレック”ではなく、間違いなく“ハルク”な選手である。

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参考画像:シュレック

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参考画像:ハルク

DEEPのリングなどで活躍しているが、職業は警察官。なんでも問答無用で鎮圧できそうな説得力のあり過ぎるダイナマイトバディが見る者を圧倒する一見の価値有りな選手である。ちなみに決勝戦でも膝十字で秒殺勝ちしていた様だ。

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画像:関根選手と記念撮影するちびっ子(心は)ファン達。関根選手は会場人気も凄かった。

最後に、試合には出てないのだが、まるで大会に参加していたかの如くキメキメな一般の方たちがいたので、その画像を曝して今回は終了。

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まあ、他にも一枚だけ封印せざるをえなかった画像があるのだが…

zst_fczst_fc at 00:26│コメント(1)トラックバック(0)試合 │