“グランドスラム”勝村周一朗 official BLOG

2005年05月

別にいいんだけどさ

さてさて、あの試合からも一ヶ月が経ちました。
来てくれた人は面白かったと言ってくれるのですが、サムライでの放映もないようですし一般的には所詮タッグというところで片付けられてしまうのかなぁという感じです。

雑誌にも久しぶりに取り上げられて嬉しかったのですが、格通の記事で扱いが一番でかいのは前田さんだし、ゴン格はその前田さんが絡んだからかタッグだったからか試合に関する写真は小さな一枚だけでしたよね。うーん。大きなところのイベントの話題性にかなわないのはわかっていますが、サイドストーリー云々を抜きにして試合として盛り上がったのならやっぱりそれを正当に評価してほしいですよね。

まあ、自分なんかはそれでも前の仕事の絡みもあってマスコミに取り上げられてるほうだとは思いますが、それで苦い思いをしてる選手もたくさんいるんだろうな。

でも好きでやっているんだから「人にどう見られているかではなくて、自分がどうあるべきか」です。さあ 、今日も練習、練習。

P.S ハート(90)を射止めたのが『得意技、なし』の人っていうのだけは納得できないです。

ユーキ★パンサー

とにかくよく練習をする。練習に対する真面目さは勝田哲夫を彷彿させるくらい。それから顔がいい上に福祉系のお仕事。素直で礼儀正しくて、ちょっと言葉に不自由なとこがあるけど(笑)、とにかくいい奴なんですわ。

初めて会ったのは3,4年前かな、葉山さん繋がりでクロスワンジムに出稽古に行かせてもらったときに。当時からスパーリングではチョコチョコよく動いてた記憶がある。でも、正直、自分の練習になるとは思わなかったから(今のクロスワンじゃ
考えられないけど…)、あんまり行かなくなっちゃったんだよね。で、初めてパンサーの試合を見たのは2004年の1月か。当時はまだ本名の正城悠樹だった(今もだって…!)。そう、俺がマルコ・ロウロの腕をバキバキ鳴らした日(マルコ・ロウロの腕でボコボコにされた日とも言う)。控え室も一緒だったし、気になるから自分の試合前だけど見に行ったんだよね。「突然デビューが決まったんですよ」なんて言ってて、どうしたもんかと思ってたらグランドでボコボコにされててさ…。あちゃーって感じ(お前の試合もあちゃーだったろって突っ込みはいらない!)。きちんとプロ用の練習をしないと大変だなぁなんて呑気に思ってたんだよな、たしか。

そしたらいきなり、その2ヵ月後くらいにいろいろあってクロスワンジムが大変なことになってて(え?ええ、いろいろですって!)、コーチみたいな感じで呼ばれることになっちゃったんですよ、これが。ちなみに、もうこんときには以前とは雰囲気も変わってたしいい選手も揃ってましたね。で、パンサーをプロで活躍させるために鍛え上げる日々が始まったのです(笑)。

最初の頃はパウンドの練習とかわざとらしくやってたけど、最近はどんなスパーやってても自分で試合を意識してるように見えてるから、あんま言うことなくなってきたな。大きな変貌を見せたのは去年のデモリッションでの畑戦かな。誰もが負けると思ってた中で、攻めまくって引き分けに持ち込んだ試合。思えばあのへんの練習くらいから、俺も簡単には極められなくなってきてて。あ の試合から、こいつはいける
かもって思い始めたわけで。

で、やっと決まったプロ修斗第二戦。新人王トーナメントの組み合わせを見ると、嫌な相手は反対ブロックに。これは、と思い猛特訓です。ちょうどいい具合に自分の試合が終わった後だから、追い込める追い込める。周りの人が引くくらいの練習後のハードトレーニング。偉そうにやらせている自分ですが、絶対にこんなことはできないと心の中で思っておりました…。
なにせ素直なやつだから、言われたことを真面目にこなすんですよ。無限にサンドバック連打させたり、足だけで相手にしがみついた状態でミットを打たせたり、もちろんサーキットトレーニングに休憩時間など与えずに…。さらに追い込み最後の日は、「人前で泣いたのは初めてです」ってくらいにしてやってやりましたけどね。



かくして、迎えた昨日の試合。僕は本気で勝利を疑ってなかったです(断言)。ただ、あれだけのことをやらせておいて、勝てなかったら…というプレッシャーは相当ありました。でも本人のプレッシャーはそれ以上だったと思います。デビュー2連敗をすればもう使ってもらえないのではという不安、クロスワンジム唯一のプロ選手という事実、これらは周りが考えている以上に本人の重圧になっていたかもしれない。さらに「自分だけじゃないよ。みんなのためにも頑張るんだぞ。」という暖かいプレッシャーをかけてリングに送り出してやりましたから。

で、試合の方はちょっとハラハラしたけど完勝といっても言い過ぎじゃない内容だったかな。1Rで自分の出来と相手の実力を見定めて、インターバルで冷静になって、2Rで大爆発!タックルで思いっきり持ち上げて叩きつけたり、ランデルマン張り
のサイドポジションからの浮き上がっての膝攻撃とか、見事に「試合が楽しくなっちゃうくらいのハイテンション」に持っていき、それでいてセコンドの指示もしっかり聞こえていたという素晴らしさ。勝利に対する執念が垣間見られた戦いで見てる者を興奮させられたんじゃないかな。セコンドは興奮したよ。勝ったときは涙が溢れそうになっちゃったけど。

さてさて、次はいつだか知らないけど、まず勝って兜の緒を締めなおします。そして本気で新人王トーナメント優勝を目指しちゃいますよ。

コスチューム

所くんがグローブをつけてなかったのは一目瞭然だったのですが、僕もいつもと違ったのわかりました? 

レスリングシューズを履いていたんですよ。あれ、かっこいいでしょ。思い出のつまったレスリングシューズです。もちろんかっこいいから履いてたわけではなくて、作戦ですね。なにより相手に足関節がないのが第一で、タックルにいきやすいのと打撃のときも踏ん張りが利くってのが履こうと思った理由ですね。大石さんもGP-2の決勝で履いていたのですが、「タックルには行き易かったけど、寝技のときの微妙なポイントが違った」と言っていたので、試合前の練習ではずっとシューズ履いてやっていました。実際にやってみて、僕はやりやすかったですね。これからもできることなら履いてやりたいですけど、なかなか足関のない相手っつーのがいなさそうですからねぇ…。

あとスパッツはですね、僕スパッツ推進委員会なんですよ。今、総合の選手もトランクス型が主流じゃないですか。だから敢えてスパッツ。うーん、トランクスのがかっこいいんですけどね。寝技の練習やるときにひっかかって嫌なんですよ。やっぱ、プロの選手が試合で着用してるとアマチュアの子も真似したくなるから、練習中もほとんどの人がトランクスとかショートパンツですよね。まあ、自分もそうなんですけど。僕が始めた頃なんてみんなスパッツでしたよ。今はみんなおしゃれになりましたねぇ。

あのスパッツは所戦のと同じやつなんですけど、あのとき久しぶりに白にしたんですよ。で、結果は知っての通りで、中には白が良くなかったんじゃないかと言う人もいて。自分でもよく負けた試合のとき使ったものは使わないようにしたり、あ んまり
縁起のよくないものの部類にしてしまいがちなのですが、あの敗戦は他でもない自分自身の責任にしなければいけないと思っているので敢えて同じモノで勝負しました。これで「白は似合わない」という声にお応えして、次回からは違うのに変えられますね。何色にしよっかな。

入場のときのガウンはZSTでは着ている人がいないから恥ずかしいんですけど、また着ちゃいました。あ んな派手な演出なんだからみんな着ればいいのに、プロなんだし。。。あれも前回と同じやつです。NEXUS7×FIVE−Oの特製ガウンに今回はさらにARMED、HEX、ROE、STATELESS、RESISTANCEといった顔ぶれが名を連ね、かなり派手になっていました。
あれにはいろんな人の想いが籠められてるいるので、試合前に着ると気が引き締まるんですよね。

そんな感じのコスチューム編でした。DVDになったときはそのへんも注目して見てください。

※衣装提供してくださった皆様、ありがとうございました。

坂上隊長

そういえばジェネシスバウトに知り合いがもう一人出てた。
『元・Kzの特攻隊長』坂上広(さかうえひろし)。

湘南通信仕込みのレスリングと、ピンクのレスリングシューズに『攻撃』の二文字が書かれたTシャツ、そしてとぼけたセリフの数々でKz若手陣の中心になりかけたころ(たしかアマ修斗でABKZさんに負けたんじゃなかったかな?)に突然、

「ホストになります」


と言い残して姿を消した男。



あれから何年くらいたったのかな。先日のプレステージのときに、その姿を見つけたときはビックリした。試合内容はいまいちだったけど、復帰して何ヶ月かしか経ってないそうだから長い目で見ればいいのかな。


いや〜、やっぱアイツにホストは無理だったか〜(笑)。

試合の日

うーん、試合を振り返りたいんだけど、あんま覚えてないんですよね。無我夢中でした。だもんで、試合内容についてはVTRを見れたら、またそれを実体験レポートとしてZSTのHPにでも書かせて貰おうかしら。。。

というわけで覚えてることをいくつか。試合前、前回は極度に緊張したけれど、今回はZSTの雰囲気に慣れてきたせいもあってか、たまには落ち着けました(半分くらいは緊張してたんだけど)。大石さんの試合が始まって、花道の裏 で座って待ってたとき
は、何故だか怖いくらい冷静になってましたね。あんなの初めてです。で、自分の入場曲がなったとき(あの曲かっこいいですね)花道に行く前に所くんと握手してから軽く抱き合いました(エロくなくってよ)。たぶん誰も見てないけどこの試合の隠れハイライトでしたね。でもこれが、あの花道に出ちゃうと緊張しちゃうんだなぁ。まあ、今回はリングへのお祈りもしっかりできたし、ジャンプインも忘れなかったから割と落ち着いてたんですかね。コールのときは咄嗟の思いつきで所くんの真似しちゃうし(笑)。

それにしても試合開始のときはびっくりしましたね。うちらはレミーガなら所くん、エリカスなら俺、って決めてたのに、向こうはその反対の作戦だったんだから・・・。たぶん、レミーガが俺を秒殺してから、二人で所くんを攻めようとしてたんでしょうね。

今回の勝因は所くんの頑張りと、向こうが俺のことをなめてたってとこだと思いますよ、正直。あ 、あとセコンドのパンサーの的確な指示。これにも助けられました。それにしてもレミーガがタップしたのにはみんなも驚いただろうけど、たぶん俺が一番
ビックリでしたよ。だって、三角は叩きつけられるから、やらないようにしてたんですもん。気が付いたら体が勝手に動いてただけで。やっぱ、みんなが喜んでくれると俺も嬉しい。あと今回嬉しかったのは、俺の仲間が所くんのことも懸命に応援してく
れたことですね。なんか、いい。

試合後のマイクについてはいろいろ言われるんだろうけど(ルミナさんには翌日言われました…)、なんか雰囲気ってあるじゃないですか。『レミギウス目当てで来た人』っていうのは前田さんと谷川さんってつもりでした。「僕は70キロは無理です」って言ったときはAKあたりから「(HEROSとかに)おまえなんか呼ばれねーよ!」ってツッコミが欲しかったんですよ。所くんとの再戦に関しても、せっかくタッグ組んでそこにいたし「いつか」って部分を強調したつもりだったんですけどね。もっと自分がZSTルールに順応できるところを見せて、小谷−所戦のときのようにファンの期待が高まってからって思っています。リングスルールに関しても、前田さんがいたから言っちゃえみたいな。まあ、あれもやってはみたいですけどね、レガースはいて。
あとから思ったけど「前田さん、HEROSでZSTルールやらせてください!」って言えば良かった。。。

でも、タッグ面白かったなぁ、やってて。見てた人はどうなんだろう?所英男はなんか、後ろで見ててピンチでも安心して見てられるんだよなぁ、なぜか。またタッグ組みたいです、ホントに。



そうそう、前田さんの話。リング上で流されたのはまだいいんだよ。
でぇ、あ の後、控え室の廊下で会ったときに、まあ俺も着替えちゃってたんだけど、ZST関係者が気を利かせてくれて「前田さん、彼は実はアマチュアリングスで優勝したことがあるんですよ」って紹介してくれたの。もう、ここからびっくりよ。


前田さん「ああ、そうなんだ。何年くらいに?」

俺   「確か97年とかだったと思います。」

前田さん「ああ、そう。結構昔だね。    

     で、今も続けてんの?   」



はっ?    えっ!?     ぱーどぅん?



もう、一瞬まったく意味がわからなくなりました。 


今も続けてんの? え、 誰が?  何を?
     



ああっ、   俺が、   格闘技を、   今も

続けてるのかって?



ビックリ仰天、続けてますとも。ええ、ほんの15分ほど前にあ なたの『小さな恋人』を三角で斬って落としましたよ。そしてあなたは「いい三角だったな」と言って握手してくれたじゃないですか。リング上で。


と、心で思いつつも口を開けて固まる僕。あわてて一緒にいた人が説明してくれたからよかったんですけどね。

いやぁ、やっぱ偉大な人だ。あぶなく「成田で言ってたスリーパーの逃げ方、教えてください」って言っちゃうところだったよ。そんなこと言ってたらまったく話が噛み合わなかっただろうな…。


勝村周一朗
SHUICHIRO KATSUMURA
第6代 修斗世界フェザー級王者

出身:神奈川県横浜市出身   
身長体重:172cm/62kg
生年月日:1976年6月17日生
所属:リバーサルジム横浜グランドスラム



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