運の戯言

中国人の鍼灸は日本人をはじめとする他の国の人々に合わない、粗雑なタッチであると同様、中国系の占いも粗雑さが目につくんだ。九という数字が究極の姿であり、物事を1から9で考えるから、答えが極端になる。易では八を基準にしているが、それに中央を加えて9がすべてとしていう。これによって地質だとか磁場だとかいって占う。地だけを見る、地脈だけを見るからダメなのさ。天と地の交わりで地上が決まるのに、天を見ない。天を見る時は天だけを、地を見るときは地だけをみるからダメなのだ。数字は1から9ではなく、0から9の10段階なのだ。

易というのは陰陽だけで物事を推理しようとするもので、八方位が原形であるが、それを詳細に分析した結果十二方位であることが解明されている。 いまだに、運勢や方位を二黒土星だ、一白水星だ、とかいう占いが流行っているらしいけど、とても恥ずかしいことだね。これを九星気学とかいうんだってさ。学だとさ、学。なんとか易断が本家らしいや。ま、当たるも八卦、当たらぬも八卦、で気が済む人はいいけど、本気で運をつくりたい人には迷惑だわ。いかにもすごい人風に構えてやるからだまされるわな。

今日も誰かに話をしたんだが、人間関係を楽しくする一つの方法は、相手のいいところを見つけることだね。相手の嫌味な言動も、すべていい風に受け止め、お気楽に行くことだ。けなされても、「ああ、私のためを思ってのことだ」と受け止める。だまされても「だまされちゃったあ。ま、あの人も大変だねえ、生き方が」なんぞと思うのさ。悪いところを見つけよう見つけようと生きると、物事はだんだん悪い方に行くもんなんだ。すべて愛さ。相手を理解する。くせを掴むなどだね。人間を掴んだ人は楽しい人生を送れるものさ。
 

運の心

あのさあ、四柱推命学という運勢鑑定法があるんだが、それは統計ではなく、陰陽五行の相生相剋の法則を元に分析するわけなんだ。年月日時という4つの時の単位を使う「時から見た人間」、誕生日とは一体科学的にどういう意味合いがあるのか、といったことで判断する訳なんだけど、おいらのは他の先生とは解釈が全く違うので、あえて他と区別して「伊勢流陰陽五行学」と名づけた訳なんさ。

いろいろな人の鑑定をさせてもらってるんだが、伊勢流陰陽五行学の命式表を眺めていると、 ほんとその人の心模様が実にリアルにわかるんだわ。「相剋の法則」というと占い師は、すぐ「やられる」とか「殺される」とか思っちゃって、とんでもないことをいう奴が多いんだけど。この「剋」というのは素晴らしいことなんだわ。剋のない人生ってのは全く無意味なものとなるんだ。自分が剋す存在が妻であり、自分を剋す存在が夫だ、というのもそういうことだ。
剋というのは、挑む、働く、働きかける、励む、頑張る、といったような意味なんだわ。

この、剋し、剋される姿が命式表にさらけ出され、それをその人はどういうタッチで心に受け止め、どういう行動に出てしまいがちなのか、といったことが手に取るようにわかるのだ。それもその「時の運」との関係で、どういう結果に至るのか、まで読める訳なんだ。

ほんと陰陽の作用、五行の相生相剋の作用を深く、しっかり理解すると、人さまのことは理解できる。理解できると人さまが好きになる。好きになると好きになってもらえる。だから人生が楽しくなる。人生は剋と生なのだ。占い師や占いの先生を名乗る人はもっとしっかり研究してから物を言え、といいたいね。
 

運のめぐり

本日、伊勢会新師範「瑞珠」(ずいじゅ)誕生。東大大学院を出て、会社を設立し、経営者として君臨しながら、今お腹がまんまるいんだ。7月には新生児誕生さあ。「子供が生まれる前に伊勢流陰陽五行学をマスターして、子供の教育に役立てたい」というのが狙いだった。最近は横綱のように、ヨッコラセ、ヨッコラセとハアハアいいながら通ってくるのだが、彼女はほんとにこの勉強が好きなんだなあ。3ヶ月だがやたら熱心なんで、今日はいつもと違う、かなりひねくれた問題を出したんだ。それでもできちゃうんだからなあ。あと1ヶ月はケーススタディの特訓をしてあげよう。今は子供の命名を楽しんでいるところなんだ。画数ばかりが能じゃないんだわ。

終わると、ベテランの阿部息遊君が「先生、忘れちゃったあ」といってやってきた。例題をやっているうちに、だんだん思い出してきたようだ。とにかく感心するのは、そのサブノートの綿密なことだ。さすが一流企業の元幹部だわ。「先生、ぼくはもう会社を辞めたし、特にやることもないので、これから一緒に先生と楽しく仕事してみたい」「おお、おいらもそう思ってたんだあ。一緒にやろうや」

夕方には伊勢会認定師範の林檎(りんご)ちゃんがおいらの体をチェックしに来てくれたんだ。ほら、おいら4月はあのアドバースポイントだったべさ。いやあ、具合いが悪いのなんの、生きる自信も失せていたんだ。そんな時、懸命においらに五行セラピーを施してくれたのだ。今日の「立夏」となって、見違えるように体が蘇ってきたのさあ。もう元気もりもり、性欲年齢29歳、精力年齢37歳、色欲年齢33歳の体力と気力を取り戻したって訳さ。お礼に、三国一のすき焼き鍋うどんをごちそうしたんだ。命の恩人だも〜ん。

ほんと明治神宮のご利益はすごいわ。人のめぐり、愛のめぐり、仕事のめぐり、血のめぐりがいくなるもんねえ。あとは金のめぐりだけだあ。これは不治の病だからしゃあないかあ。 でも、伊勢流陰陽五行学は、今日も行く〜!

あそうだ、初伝講座はいつからでも開始できる風になってるからね。

 
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