July 28, 2010

夏本番

66c9c46a.bmpうだるようなこの夏の暑さと夏の熱さがこの歳になっても好きなのです。今年も引き続き「夏のせい」にします。

そんな夏ですが、今売れている本をクールダウンも兼ねて木陰で涼しく読んでみました。

51xgGdRt0QL3もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら



タイトル通り、高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーの「マネジメント」を読んで、それを実践していくという話です。

最近は本屋でビジネス書に目が行くようになったし、自身が好きな高校野球の話だし、表紙の女子高生にキュンとなったし。珍しく時間が出来たし。夏が暑いし。
ってな具合で軽い気持ちで購入してみました。

まぁ、3つ目の理由は嘘ですけどね。

内容に関して言えば、さらりと1日掛からず読めてしまうくらい分かりやすいものです。
所々にドラッカーの「マネジメント」を引用・解説し、マネジメントを全く分からない女子マネージャーの視点で物語を書き、高校野球という組織にそれを当てはめ実践していく事により、理解がとても容易なものとなっています。
しかも、「感動」しちゃうし。
まぁ、高校野球というフィルターを通すとどうも私はすぐ感動してしまうのだが…。

自分の所属している組織に当てはめて考えてみると、自ずと自身が何の為に行動すべきなのか、そして何を求められているのかが分かる。と同時に、自身の上司や責任者の行為が適切なのかどうかも判断できる。

マネジメントの入門書としては価値のある本なのではないでしょうか。
ただ、秋元康やAKBが絡んでいるので、都立高校を舞台にした絵に描いた様な感動にちょっと「してやったり感」を感じてしまう。僕がスネているだけかもしれませんが…。
まぁ、しかしながら良く売れているので、この本自体が上手くマネジメントされているとも言える。

まぁ、総じて良いんじゃないでしょうか。

そう言えばですが、私は昔「ロマンティック」とは何ぞやと言うテーマで作った文章がある。2006年にmixiの日記に載せた文章ですが、もし良かったら読んでみて下さい。長くてくだらない、マネジメントが出来ていない文章です。
同じ様に都立高校の夏の物語で、何気に自分では良い出来だと思っていたりします。ほんの少しでもロマンティックを感じる事が出来れば幸いです。

◆「都立三本木高等学校青春物語」

ここ、都立三本木高等学校では、毎年夏に水泳祭が行われる。この三本木高等学校には古くから行われている大きな3つの祭りがあり、総称して三本祭と呼ばれている。水泳祭はそのうちの1つだ。残り2つは肉体祭と芸術祭。どれもこれも、エンドルフィンが出っ放し、アドレナリンがこぼれまくり、ドーパミンも溢れまくり、最終的にロマンティックなムードが訪れると言うスペシャルかつワンダフル、それでいてワン太夫なイベントである。フェスティバル&ラブ。誰かがそんな事を言ったような言わないような。
水泳祭は競泳やシンクロ、水球やダンス、はたまた潜水やアシカショー等多岐に渡る演目が用意されている。
ちなみに去年のアシカ担当は2年3組の山下勇郎君だった。
数多くの演目の中でも一番白熱するのがメインイベントである全校生徒男女1600人近くが同時にプールへ入って奪い合う小石拾いだ。
毎年死人が出る。去年は残念ながらアシカ担当の山下勇郎君がお亡くなりになった。良いアシカだったのに。この場を借りて冥福を祈る。
小石は全部で11個。
そのうちの一つにWINって書いてある。残り10個には山田って書いてある。極太ゴシックで書いてある。
WINを拾った生徒は今後1年間勝者として扱われる。
山田を拾った生徒は今後1年間山田として扱われる。
学校のマドンナだった当時3年4組の早乙女麗子は去年山田を拾ってしまい、そのまま山田として卒業してしまった。卒業証書も山田だったし、表札も山田だった。すべて極太ゴシックだった。

今年WINに最も近いと言われているのが、2年9組の竹下登君だ。彼は将来的に首相になりそうだと皆から言われている。なぜかは良く分からない。ちなみに趣味は五目並べ。五目中華は好きでも嫌いでもないって言ってた。
次にWINに近いと言われているのが3年1組日系ブラジル人の山田・ダ・シルバ・トシキ君だ。彼は気は優しくて力持ち。そしてもともと山田なので山田として扱われる事への恐怖感がない。むしろダ・シルバ呼ばわりされたくないらしい。複雑なんだ。ちなみに趣味は競歩。100mを11秒で駆け抜ける程の足。思いっきり走ってるけど。
他には2年1組の及川奈央美。完全に名前負け。170cm。130kg。趣味はダイエット。食を減らす以外のダイエットは一通り経験。あだ名は「極太ゴシック」。
他には3年3組の三本木日出男。42歳。厄年。24留中。勝者として卒業したい為、留年をし続けている熱い男。ちなみに24年で山田は2回経験。趣味は小石拾い。自宅にプールも作った。やるべき事はやった。頑張れ日出男。負けるな42歳。
他には今年のアシカ担当3年5組の近藤武雄君も手強いし、二連覇を目指している去年の覇者3年2組の吾妻昌平君も万全の状態で臨む。

そして行われた今年の小石拾い。校長の「砲丸選手の投げる前」みたいなポーズを3分間した後、溜まりに溜まったエネルギーを全放出するかのような気合の入った「レッツ、バトル!!」と言うおなじみのパフォーマンスとともに一斉にプールへダイブ。真っ先にスルスルっと抜け出たのは今年のアシカである近藤武雄だ。さすがアシカ。泳ぎが上手い。レポーターである体育教師の伊藤先生もあまりのアシカばりの泳ぎに「今年の近藤である3年5組のアシカが抜け出た!」とか名前を混同しちゃってる程。近藤だけに。
しかし近藤は小石手前でいきなり他界。去年の不運が今年も。この場を借りて冥福を祈る。フォーエバー近藤。
そうこうしているうちに、プール中央は激しくバトルが繰り広げられている。及川と吾妻だ。一つの小石を巡って激しくぶつかる。吾妻はけっこうスリム。及川が吾妻に乗りかかる。吾妻これはきつい。極太ゴシック対MS明朝。やはり体重差がでて軍配は極太ゴシック。及川ガッツポーズ。しかし、小石の裏には山田の文字。残念。山田として1年間過ごす事に決定。しかし、本人まんざら嫌でもなさそう。名前負けの苦悩から脱したから良いのかも。
その時、プールに響き渡る「取ったー!」の声。
ダ・シルバ君だ。しかし、小石の裏には山田の文字。残念。山田として1年間過ごす事に決定。しかし、本人まんざら嫌でもなさそう。本名だし。
ここで校長登場。「槍投げ選手の投げる前」みたいなポーズで言った。「ダ・シルバよ。お前はそれで良いのか?国の誇りを忘れたのか?俺は悲しいよ。貴様に新たな名前をつけてやる。いいか、お前は今日からカルロスだ!カルロストシキだ!」
カルロス「ありがとう。校長。俺目が覚めた。小石拾ってる場合じゃない。拾ってる奴等がガキに見えるぜ。俺歌手になる!」そういってダ・シルバ改めカルロストシキは国へ帰った。歩き方が競歩っぽいのがダサい。尻がぷりぷりしている。と、その時校長はエネルギーを放出した。つまり、槍を放出した。その槍は特殊な槍で、門出を祝うかのように煙を放っている。槍と煙は緩やかな弧を描き、見るからに感動のワンシーンを演出した。
しかしながら、そのまま槍はカルロスの尻に刺さった。カルロスは「何で?」と思ったのも束の間、そのまま他界した。フォーエバーカルロス。校長はやっちまったと思った。それと同時に、八街市って面白い地名だななんて思ったりもした。
そんなこんなで小石拾いも終盤。あの竹下登も山田になった。首相になりそうだなんて言われなくなった。なぜかは良く分からない。
小石も残り1個。しかもまだ未だにWINが出ていない。有力候補も次々と姿を消し、三本木日出男42歳が残るのみ。しかも新事実。三本木曰く「実は俺今日誕生日なんだ。毎年小石拾いながら歳を取るんだ。来年はもう拾いたくないんだ。どっちにしてももう卒業したいし。42歳で高校生ってやっぱおかしいと思うんだ。」
やっと気付いた三本木日出男43歳。たとえWINと書かれた小石を拾ったとしても三本木は敗者なんだ。しかし有終の美を飾りたい三本木。ちなみに三本木高等学校と三本木日出男の三本木は何の関係もない。ちなみに校長は二本木三郎61歳。厄年。
最後の一個の小石を拾えるか三本木。頑張れ日出男。負けるな43歳。
ここで、三本木狂ったような激しい潜り方。こうやって何回も今まで潜ってきた。家でも練習した。ビデオに撮って研究した。このおかげで未だに独身だ。規則正しい生活を心がけている。いつも21時には寝る。土曜日だけは「出没!アド街ック天国」を見てから寝てる。このTVのおかげで行った事はないが銀座は詳しくなった。
そんな三本木の頑張りで見事最後の1個をゲット。
プール中に響き渡る三本木の「やったぜー!俺は勝者だ!ついにやったー!やっちまったぜ!ちなみに俺は八街市出身だぜー!」の声。
そして小石を裏返すと書かれていたのはWINではなく三本木。創英角ポップ体。
日出男「二本木校長?これはどういうことですか?僕は勝者じゃないんですか?しかもポップ体だし。」
校長「三本木君。私は今までいろいろな小石拾いを見てきたよ。小石拾いを毎年楽しみにしている。実は、私もね、ここ三本木高等学校の出身でね。まだ、学校が出来て間もない頃の話だよ。小石拾いはその時からあってね。生徒数は今の10分の1だから勝者になる確率は今より高かったんだ。でも、私は3年間で勝者にはなれなかったのだよ。2年の時は山田だったし。そして、三本木大学小石学部に進んでも勝者になれなかったことを悔やんだ。いつ何時もその思いは消えないんだ。こうして三本木高等学校の校長になった今でも消えていない。むしろ、毎年私もそのプールに飛び込みたいとさえ思うんだ。そんな私は、留年までして勝者を勝ち取ろうとするその三本木君にいつしか夢を託したくなってね。私がなし得なかった夢を是非掴んで欲しいとね。今日の君を見て、私もこれで教員である必要はなくなったんだ。私の青春は今三本木君の手によって確立され、そして君に引き継がれたんだ。君に是非、三本木高等学校の校長を任せたいんだ。よろしくお願いするよ三本木校長。」
三本木「こ、校長。あなたこの後どうするんですか?」
校長「ははは、私は家でアド街ック天国でも見ているよ。いつか君と銀座に行く為にね。」

(抱き合う三本木と二本木。そして微笑む多くの山田達。ポップな空気が全体を包む。)

全校生徒(校歌斉唱)「♪やる気と元気と根気だけ、僕らそれしかないんです、1本では折れてしまうけど3本集まってもやっぱり折れてしまう、あーあー、我ら三本木高等学校ー♪」
全校生徒のエネルギーが放出した瞬間だった。

そんなエネルギーに満ち溢れた校歌が聞こえる中、たまたま通りかかり一部始終を観ていたヨーコオノは目に涙を浮かべていた。「こんなロマンティックなフェスティバルがあったのよ。ウォーターボーイズなんか目じゃないわ。って言うか、ウォーイズオーバーよ。これってまさにウォーイズオーバーよ。ねえ、ジョン聞いて、私今震えてるの。こんな事ってあるの?思い出すわ。輝ける青春、ほとばしる汗、湧き上がる血潮、込み上げる熱情、そして抱き合う二人。これこそ真のフェスティバル&ラブだわ。」
夕日に照らされたその顔を見るとヨーコオノと何の関係もない普通のおばさんだった。同姓同名の小野洋子だった。

夕暮れ時の校門では洋子の愛犬ジョンの「ワォーン」と言う鳴き声がロマンティックにこだましていた。
(終)

December 31, 2009

茜色の夕日

4819a391.bmpどうやら少し落ち着いてきたみたいです。
フジファブリックのボーカル、志村正彦に関しての話です。
2009年12月24日に急逝した彼の話です。

彼は野球少年だったそうだ。
高校では甲子園にも出場した事のある名門山梨県立吉田高校で白球を追いかけていたそうだ。こちらの学校は有数の進学校で、たいそう頭も良かったそうだ。
そんな白球と勉強にモヤモヤしていたのだろうか、そんな時に奥田民生と言う人間に感化されてしまい音楽の道に進む事にしたのだそうだ。
奥田民生と同じ事務所に入ったのもそういう理由だそうだ。

私は彼の作る音楽が好きで、向井秀徳がああいう方面に行ってしまった現在、彼に頼る部分が多かった。
私と境遇が似ていたからかもしれないが、彼の作る音楽には妙に惹かれる部分がありました。何と言うか、思い出に支配された男の弱さをとても感じました。きっとたぶん、分からないけど、良い恋愛をしたのだろうなと勝手ながら思うのです。
そして日常を傍観し、何気ないところで立ち止まり、妄想して、ニヤニヤして、モヤモヤして、やっぱり変態ですよ。良い意味で。
正直、良いセンスしてます。

2009年12月25日22時すぎ、私はmixiのニュースで彼が永眠した事を知りました。死因は不明だそうです。最近の彼のブログにはこう書かれていたのです。
「1ツアーに1回は必ず風邪をひいていた過去のフジファブリックですが、最近全然ひきません。体調もかなり良好です。どこも痛くも痒くもない。インフルエンザが流行っているみたいですが、僕らは大丈夫です。ここまで健康だとなんか…年末にこう…風邪が来そうで怖いのです。まあ、ひいている暇など微塵も無いのですが」

と。

そんなニュースに愕然としていたその時、テレビ朝日ではミュージックステーションスーパーライブなるものが放映されていたのです。
白と黒の衣装を身に纏ったユニコーンが、そして奥田民生が元気なく歌っていたのです。

2009年12月28日幕張での毎年恒例のカウントダウンジャパンで奥田民生はラストにフジファブリックの名曲「茜色の夕日」を歌いだしたのです。
頭にタオルを巻き、サングラスで1人歌う民生は声を詰まらせつつも、振り絞るようにして歌いきり、最後「フジファブリック」とだけ一言残し頭を下げステージを去ったのです。

きっと志村はその瞬間ニヤニヤしていたに違いない。

惜しい人を亡くした。
29歳である。死因も不明で。
なんともロックな死に方である。

数々の名曲があるが、追悼の念を込めてここは「花屋の娘」で。

皆様お体には気を付けて。どうか良いお年を。



夕暮れの路面電車人気は無いのに座らないで外見てた
暇つぶしに駅前の花屋さんの娘にちょっと恋をした

どこに行きましょうか?と僕を見るその瞳が眩しくて
そのうち消えてしまったそのあの娘は野に咲く花の様

その娘の名前を菫(すみれ)と名付けました

妄想が更に膨らんで二人でちょっと公園に行ってみたんです
かくれんぼ通せんぼブランコに乗ったり追いかけっこしたりして

どこにいきましょうか?と僕を見るその瞳が眩しくて
そのうち消えてしまったそのあの娘は野に咲く花の様

夕暮れの路面電車人気は無いのに座らないで外見てた
暇つぶしに駅前の花屋さんの娘にちょっと恋をした

November 05, 2009

過剰に箇条書き30ヶ条〜’09夏・秋〜

315b4646.bmpやりたいことが多すぎて日記を書けません。

じゃあ、短い文章で書けば良いじゃないかって意見ありますが、短い文章って苦手なんですよねえ。

じゃあ、書かなきゃいいじゃないかって意見ありますが、やっぱ書きたいんすよねえ。

じゃあ、勝手にすれば良いじゃないかって意見ありますが、放っておかれると寂しかったりするじゃない。

って事で、箇条書きならなんとかなるのです。

最近感じたこと、またはその周辺を箇条書きに。

・ポッキーのCMは完全に失敗している。
・家で1人で酒を飲んでいて記憶を無くしてしまった。
・自覚のない嫉妬が一番悲しいものです。
・水谷豊の歌は癖になるほど下手くそだ。
・駐車場に書かれた「前向きに」に励まされた気がした。
・すぐ怒る指導者は人を下に見ている証拠だ。
・男と女は平等であるが、同質ではない。
・体が自然に反応し、変化球をライト前ヒット出来たのが嬉しい。
・野球物まねだけのクイズ番組があったら僕は見ます。
・正直もう、1万円とかすぐなくなる。
・そろそろ美容院から理容院に戻そうかと思ったりした。
・何を飲むかは重要ではない。誰と飲むかが重要なんだ。
・僕が旅に出る理由はだいたい100個くらいある。
・東京の風景をバードビューで観察したい。
・娘と触れ合う時間が揺ぎない幸せだったりする。
・好きなことわざのひとつが「勝って兜の緒を締めよ」です。
・好きなテレビ番組は「タモリ倶楽部」と「モヤモヤさまぁ〜ず」です。
・タバコは増税してからやめると恥ずかしいことになるぜ。
・ソフトバンクの今宮健太に注目したい。
・思い出し笑いをしている女性が好き。
・世の中は思考まで「使い捨て」になりつつある。
・風邪を予防する為に鼻毛は伸ばしていた方が良い。
・なぜ皆があんなにも野村監督を持ち上げたのか理解できない。
・席替えや文化祭はもうやってこない。
・努力を怠るからこそ見た目や格好へ固執するのだと思う。
・原と落合が監督として戦うんだから俺も若くはないよな。
・とうとう俺も歯医者デビューしちゃうのかもしれない。
・斉藤隆が向井秀徳に見えた。
・才能だけでやっているお笑い芸人が好きです。
・金木犀の香りに胸がときめいた。

ベースボールは終わらない

e16松井のプレーに涙が出ました。

ピンストライプのユニフォームを着て世界一になるのが夢。
そう言って早7年。
今年は契約最終年。度重なる怪我にも悩まされ今シーズンは最後まで守備で試合に出る事はなかった。
しかしながら、DHとして大いに貢献し、ヤンキースにはなくてはならない存在となった。ただ、ナショナルリーグとの交流戦では代打でしか出場出来ない悔しさがあった。

そして今日のワールドシリーズ。オーラが全く違っていた。

1打席目の本塁打で球場を異様な雰囲気に変えた。
フルカウントからの本塁打だが、どこへ投げても打ってしまうようなそんなオーラが出ていた。
2打席目は満塁でツーナッシングと追い込まれてからのセンター前ヒット。

もう松井が打席に入るだけで場内がざわついていた。他の選手とオーラが全く違っていた。

3打席目でツーベースヒットを打ったとき、球場内に自然発生的に「MVPコール」が起こった。言ってもまだ5回である。

3打席で計6打点。完全に松井のバットで試合を決めた。松井が打つたびチームメイトは大騒ぎだ。しかし、当の松井はガッツポーズすらしない。ひたすら真剣な眼差しを見せている。相当なる熱意が伝わってくる。

「MVPコール」でお祭り騒ぎのようなスタンド。大騒ぎのベンチ。
それとは対照的な2塁上で真剣な松井の表情。

WBCでの最後のイチローの2塁上での表情のようで、ちょっとまた違う表情。

いろんな想いを、いろんな感情を、いろんな熱意を含んだそんな表情である。

2塁ベースは野球場のほぼ真ん中に位置する。
スタンドやベンチからも遠く、意外に1人の世界だったりするのが2塁上。

松井はそこで何を想ったのであろう。
大きな歓声も「MVPコール」も聞こえていたには違いないが、むしろ自分に向き合っていろんな事を想い出されたのではないだろうか。

そんな事を感じました。

そしてヤンキースが優勝し、MVPはもちろん松井。
涙が出るほどうれしかったし、誇らしかった。
松井は本当にカッコいい野球選手だ。

WBCの決勝、甲子園の決勝、そして今日の試合。
本当にどれも素晴らしい試合で、改めて野球が大好きだと認識しました。

2009は本当に良い野球の年となった。
万歳2009。

あ、日本シリーズがまだあった。

頑張れ横浜ベイスターズ。
かっ飛ばせ筒香!!
来年こそは目指せ4位!!

August 26, 2009

高校野球2009夏

caea73f4.bmp毎年、高校野球が終わると夏も終わってしまったように思います。

今年の決勝、中京大中京対日本文理戦は本当に凄まじかった。
これぞ野球の醍醐味、そして恐さがぎっしり詰まった歴史上稀に見る好ゲームとなりました。
涙が止まりませんでした。

中京大中京が10-4でリードの最終回。日本文理の夏もあと僅か。
2アウトランナーなし。そして、2ストライクとなり中京大中京の優勝まであと1球となる。
球場全体が中京大中京の勝利を確信する。

しかし、日本文理は全く諦めていない。

粘りに粘り、四球。そして、粘りに粘り、タイムリーツーベースヒット。
そして、粘りに粘り、またもやタイムリースリーベースヒット。

10-6。まだまだ点差はある。しかしながら、球場全体の雰囲気が異様なものとなっていく。

「野球は2アウトから」。

これがこのスポーツの恐いところ。時間では終わらない。最後まできっちり投げきらないといけない。
じわじわとした粘りの攻撃は投手へ物凄いプレッシャーを与える。時に投手は1人となる。

次のバッターは日本文理の4番打者。
何かが起こりそう。何かが起こりそう。
しかし3塁へのファールフライ。これでゲームセット。
しかし、3塁手このボールを全く取れない。
あらぬところにボールは落ちる。

明らかに何かが起こっている。
これが俗に言う「魔物」だ。

そして、次の球はデッドボール。

投手は負けた。精神力で負けた。甲子園の決勝という舞台。5万を超える歓声。点差は4点もある。
勝利目前であった。あと1球だった。しかし、負けたのだ。最後まできっちり投げきることはできなかったのだ。

投手交代。

しかし、日本文理はさらに粘る。あと1球となっても粘る。そして、四球。

10-6、2アウト満塁。打者はエースの伊藤。
甲子園全体に、自然発生的に「伊藤コール」が起こる。

明らかに何かが起こっている。

タイムリーヒット。
10-8。

じわじわじわじわ。
もしかするともしかする。

代打。初球タイムリー。
10-9。

もう、勝敗の行方は全く分からなくなった。
誰もがこんな展開になるとは思っていなかった。

先ほどタイムリーを打ったエースの伊藤が3塁上に。
伊藤がホームに戻ってくれば同点だ。

そして、バッターは伊藤の女房役のキャッチャー若林。

鋭い打球。

サードライナーゲームセット。
10-9。中京大中京優勝。

ファールフライを取れなかったサードに最後の打球。
じわじわじわじわと相手を追い詰めた日本文理。
最後は鋭い打球で潔く散った。美しかった。

自然発生的に起こった「伊藤コール」に、自然発生的に起こったスタンディングオベーション。
なんと言う野球の面白さが凝縮された試合なのだろう。泣いて笑った。笑って泣いた。

「野球は2アウトから」。

改めて思い知らされたゲームだった。日本文理のこの姿勢は一生忘れない。
そして、日本文理の監督の素晴らしさも忘れてはいけない。よく知らないがきっと良い指導者に違いない。
選手を信頼し、励まし、褒める。しっかり指導をした上でだと思う。この手の監督、指導者は、そういない。

実は、この試合。なんとなく絶対に良い試合になると思っていた。だから、今大会で初めて予約録画を行った。
仕事を終え、家に帰って、楽しみにしていた録画を確認。きれいに取れている。素晴らしい。
しかしながら、9回2アウトで録画が終わっていた。

泣いて笑った。笑って泣いた。

March 26, 2009

World Baseball Classic2009総括

392ba227.bmp3年前と同じくまた泣けたよ。

WBC2連覇本当におめでとう。
いや〜ドラマがありましたね。前回もドラマチックでしたが今回もそれ以上にドラマチックでした。
野球は楽しい。そして素晴らしい。1球1球に思わず息を飲んでしまう。これぞ野球。時間では終わらない恐怖が産む独特の空気。そして焦り。静と動。心技体。筋書きがない。大胆かつ繊細。状況判断。経験。理論。確率。哲学。もはや野球は人生だ。

とにかく日本は強かった。スタジアムを縦横無尽に走り回った。実に素晴らしい。アメリカで暴れまくった。そして投手陣は冷静沈着だった。目の肥えた現地のファンにも日本野球の楽しさを分かってもらえたのではないか。

今回のWBCの優勝の瞬間からシャンパンファイトまでイチローは少年のように喜んでいた。彼は日本から遠く離れた地で1人でずっと戦ってきた。日本の記録、アメリカの記録を全て塗り替えてきた。まぎれもなく天才だ。そんな男が不振に喘いだ時、チームがイチローを支えた。前回はイチローがチームを引っ張り、今回はイチローをチームが引っ張った。孤高の天才もこのチームに良く溶け込んでいた。仲間を支え合い、信頼しあう。当たり前のことだが、野球で最も必要なことだ。本当に良いチームだ。世界一にふさわしいチームだ。

どの試合も日本の素晴らしさが目立ったが、その中でも決勝の韓国戦は野球史に刻まれる名勝負となった。
でもこの試合一歩間違えると本当に危なかった。日本が終始攻めているのに良い所で1本が出なかった。流れを完全には引き寄せることが出来なかった。
一番危なかったのは、5回裏。5回表に小笠原の三振+青木の盗塁アウトでの三振ゲッツーでチェンジ。悪い流れの後にいきなり本塁打を打たれて同点にされる。ここで流れは韓国に傾きかけた。しかし、ここで日本を救ったのはレフトの内川。あの二塁打をアウトにしたのは大きかった。スーパープレイ。一か八かのギャンブルプレー。と言うか、内野手としての性分が出ちゃった感じですね。内野手だからこそ出来たプレー。岩村のタッチが遅かったのがヒヤヒヤしたけど・・・。
(後日談だが、青木は内川が後ろにそらすことを想定しちゃんとカバーに入っていたが、2塁で刺した瞬間は思わずガッツポーズしてしまったそうな。)

そしてその後、日本がされた三振ゲッツーを韓国から奪う。城島は送球に安定感がありますね。さすがです。その次の回に片岡がノーアウトから初球をヒット。両チームが失敗をしたその盗塁をあっさり成功させる。この辺りで、日本と韓国の差を感じた。層が厚い。こりゃ強いな。続くイチローは3塁線にセーフティバント。サードが1塁に送球出来ない程の実に芸術的なバントヒット。続く中島は2球目を綺麗なレフト前ヒットで勝ち越し。強すぎる。そして美しすぎる。続く青木も2球目をライトへ大きな当たり。押せ押せだ。しかしながらライトのファインプレーでアウト。抜ければ完全に日本の勝利だった。お互い1歩も譲らない好ゲームになった。
(後日談だが、あれがスタンドに入っていたら俺がMVPだったなぁ。by青木)

このアメリカの地で本当に日本野球が躍動していた。韓国も実に素晴らしく、普通のチームなら明らかに大差がついているゲームを必死に食らいついていた。そして、あわよくば勝利できるレベルまで試合を運んでいた。その点に置いては韓国は素晴らしかった。

本当に見ていて楽しかった。ハラハラした。全てのプレーが僕の憧れた野球選手そのものだった。

今大会、守備のミスをしたチームが負けていた。日本は守備にミスがなかったのが実に素晴らしい。アメリカも、キューバも、韓国もミスをしてしまった。そのミスもやはり、日本の選手が足が速く、何が何でも次の塁を奪うという姿勢の全力疾走が野手に焦りを産んだ。いつもの野手のルーチンを破壊した。まさにその結果だと思う。

かのメジャーの名内野手のオマー・ビスケルが当時のイチローの内野安打に四苦八苦している光景は今でも忘れられない。センセーショナルな光景だ。

今回の大会でも日本チームは本当に内野手を困らせたし、投手と捕手までをも困惑させたと思う。どんな場面でも気が抜けなかったと思う。目に見えない部分においても常に攻撃していた。相手を疲労させていた。
そして、野手の位置を見て、打撃を変えていた。内野手からしたら本当にたまったもんじゃない。走るわ、打つわ、開いたスペースに落とすわ。完膚なきまでに攻撃した。柵を越えるだけが野球じゃない。日本には実にクレバーな選手が多い。逆に言うと、遠くに飛ばせるだけの能力を持った選手は日本でやっていけない。

全ての試合をじっくり見たわけではないので残念ですが、心に残るプレーをちょっと紹介させてもらいます。

・初戦の中国戦での中島のディレードスチール。
・2戦目の韓国戦での粘りに粘った末の中島の四球。
・同じく2戦目の韓国戦での粘りに粘った末の村田のホームラン。
・第2ラウンド初戦のキューバ戦、2死1塁からの小笠原のセンター前ヒットで3塁まで行った青木の走塁。
・同じく第2ラウンド初戦のキューバ戦、イチロー、城島が相次いで落球した後きっちり抑えた松坂のピッチング。
・同じく第2ラウンド初戦のキューバ戦、9回に代打で始めて打席に立った川崎のセンター前ヒット。
・第2ラウンドキューバとの敗者復活戦での岩隈の好投。
・第2ラウンド韓国との順位決定戦での青木のドラッグバント。
・準決勝のアメリカ戦のカーブをためて打った川崎のライト前ヒット。
・同じく準決勝のアメリカ戦のジーターの悪送球を誘った川崎のショートゴロ。
・決勝の韓国戦の日本を救った内川のレフトの守備。
・同じく決勝の韓国戦の8回と10回の内川のライト前ヒット。
・同じく決勝の韓国戦の10回のイチローのセンター前ヒット。

今大会のMVPは松坂だけど、投手では岩隈、杉内。野手では青木、内川がMVPに近い存在ですね。中島も素晴らしかった。

内川はついに全国区になりました。実に勇ましい。
内川曰く、「俺はアゴが出ていない。むしろ皆が引っ込んでいるだけだ。」
勇ましい。実に勇ましい。アゴ勇と呼んであげたい。

フジテレビで三宅アナから「内川さん、全国区になりましたね。」と言われて、「そうですね。WBC期間中にブログも開設しましたので、皆さんよろしく。」と言っちゃうあたり只者ではないですね。
その日はブログは重くて繋がらない状態。やったぜ内川。

今年の横浜ベイスターズはやってやるぜ。昨年とは違うぜ。
内川、村田で打撃を引っ張るも、相変わらずな投手力で良いとこ4位!!
頑張れベイスターズ。目指せ4位!!

あとは、西武の中島、片岡も良いですね。僕が内野手が好きだからかもしれないけど、西武は代々良い内野手が育ちますね。
これは、TBSでの会見での出来事ですが、今大会中島が熱でダウンした時、片岡がスーパーで慣れない英語ながらも中島のために果物を買ってきてくれたらしい。ビタミンを取ってもらって早く治るようにと。
そんな片岡にアナウンサーが「それで何の果物買ったんですか?」と聞いた時、片岡は「えっと・・・、うーん、みかん?」と答えた。
すると中島は「えっ?みかんなんてなかったぞ。」
そして内川が「お前、本当に買いに行ったのか?」
で皆が笑う。そんな会見を見ていても実に良いチームだなって思った。

そんな日の丸を背負ったメンバーがそれぞれのチームに散って、そしてお互いに闘うってのは何か良いっすね。しかも世界一のリーグで。

今年は横浜スタジアムでビールを飲む日数を出来るだけ増やしたいな。野球ってのはスタジアムで見るとより面白いよ。微妙に変化する守備位置とか、ヒット1本でいろんな人がいろんな動きしているのが分かるしね。

俺はこの件に関してまだまだ話し足りないことがあるようだ。
誰か今度飲みましょう。その時は違う話になると思いますけど。

とにかく侍ジャパンおめでとう。そして感動をありがとう。また4年後会いましょう。

最後に一言
「篠塚老けたなぁ。」

March 12, 2009

World Baseball Classic2009

d1a1be22.bmpさあ、やってまいりましたワールドベースボールクラシック2009。

日本は2位通過とはいえ、第2ラウンド進出が決定しているのでひとまず良かったと言えますね。日本の3戦全部をしっかりとは見れなかったので残念だったが、問題点もいくつかありそうな気もする。

韓国にコールド勝ちし、1点差で負ける。やってはいけない負け方ですね。

前回のWBCでは、プエルトリコがキューバにコールド勝ちしたのに、その後の対戦で1点差でキューバに負けています。前回大会もそうですが、ほとんどの試合が1点差です。1点差のゲームでしっかり勝つことが出来るかどうかが重要ですね。
前回のWBC、日本が勝利したゲームは点差が離れ、負けた試合はほぼ1点差。課題です。

そして、本日優勝候補の一角ドミニカがオランダに延長の末2−1で負けて、第1ラウンド敗退が決定しました。何やってんだドミニカ。
年俸83億のドリームチームも、本当の意味でのチームになれなかった時点で野球は勝利が許されません。エラーも絡んでしまい残念です。

そして、今日の昼間見ておりましたが、キューバ対オーストラリアはもつれにもつれて5−4でキューバの勝利。キューバは第2ラウンド進出が決定しました。オーストラリア大金星を逃しましたね。

この試合は息詰まるシーソーゲーム。8回表キューバの攻撃。点数は3−4でキューバが負けている状況。先頭打者がヒットで出塁。ノーアウト1塁。1点差。いろんな攻撃が出来る場面。キューバは強攻策。なんてことないセンターフライで1アウト。そして、次のバッターも強攻策。なんてことない三振。あっさり2アウトランナー1塁。流れは完全にオーストラリア。キューバはここで嫌な流れを嫌い、代打を送る。WBC初打席になる変なデブ。韓国で言うとイ・デホみたいな感じ。ホームラン注意報が発令してます。しかしながら、いきなりレフトスタンドへホームラン。5−4で逆転。見事。
その裏、オーストラリアの攻撃。先頭打者初球死球。流れはまたオーストラリアへ傾きかけた。ノーアウト1塁。1点差。いろんな攻撃が出来る場面。オーストラリアは手堅くバント。初球失敗。2球目失敗。3球目ヒッティング。ピッチャーゴロゲッツー。最悪のパターン。
そのまま9回も3人で終わりゲームセット。
典型的な負け方。

日本も韓国との第二戦。8回裏。1−0で1点を追う場面。1アウトながら1塁にイチロー。バッターは当たっている中島。なかなか難しい場面ですね。原さんはバントを選択。結果点数は入らなかったがしょうがないと言える。作戦のひとつとしてなんら間違っていない。
ただ9回の攻撃も考えるならば攻めても良かったし、じっくりと揺さぶりをかけても良かったかもしれません。9回村田から始まる攻撃と青木から始まる攻撃とでは全然違うし。まぁ、結果論ですがね。
しかし、韓国のいただけない走塁ミスがあんなにあったのに勝てなかったのは反省するしかありません。あとは、与えた四死球が7に対し、日本の四死球が0というのが素直に韓国のピッチャーが良かったと言える。と同時に、韓国の走塁ミスがなければもう少し点数は取られていたと言えるし、日本に早打ちの傾向があるとも言える。まあ、初戦は打ちまくったから、ついつい手が出てしまうのもしょうがない。そんな時こそ、冷静に指示出来る人が必要。

あとは、日本のキーマンが村田になっているところが危ないですね。日本チームは村田と心中するしかないのでしょうか。
村田は今のところ守備も打撃もよくやっています。本塁打2本打ってますから、守備も好調だと思います。打てなくなったらと思うと・・・物凄くリスキー。

あと、韓国との初戦に勝利打点となった内川の三塁線のヒットと、韓国との第二戦に勝利打点を与えてしまったキム・テギュンの三塁線のヒットは同じと見ます。
野球はホットコーナーですよ。1、3塁線を絶対に抜かれてはいけないケースがあります。3塁を守ったことがある人なら分かると思いますが、当然3塁線の後ろには外野はいません。慎重にならざるを得ないケースがありますね。裏を返せばヒーローになれるチャンスを2人の三塁手は逃したという訳です。3塁手の見せ場なのにね。惜しいです。

あと、ダブルエリミネーション方式ってよく分からないんだけど、1位と2位を決める決定戦ってやる必要あるのかね。あの決定戦があるからおかしなことになってるような気もします。

アメリカでは、岩村、小笠原、福留、稲葉の復調に期待したい。
あとは、川崎の使い方と終盤での片岡の代走に期待したい。
あとは、相当なプレッシャーの中で出てくるであろう中継ぎ陣、是非とも頑張っていただきたい。特に、内海、山口、岩田。
あとは、前回大会で日本を救ってくれたメキシコさん。また何かやってくれそうな気がしています。

February 26, 2009

サラウンド

f22dd671.bmpどうも。お久しぶりです。
1年半ぶりに更新です。

1年半はあっという間のような気もしますが、当然ながらいろいろありました。
とにかく走り続けました。良い事がたくさんありました。走ると苦しいけど景色は変わりました。

そして、ユニコーンが再始動しましたね。いさむのオッサンは良い味出てます。阿部義晴は気合い入ってます。シャンブルなかなか良いです。5分2秒の曲は素敵だね。サラウンドも。
僕らの音楽では「ヒゲとボイン」を歌っていました。自分の薬指を見ながら時の経過を感じ、なんとなく涙が出そうになりました。

1993年から16年ですか。

天気予報では雨になるらしい。

雲は晴れネコも来た。

そして、クラスの「冬の日の2009」は全然売れなくて笑えますね。
こっちも16年越しなのにね。私は訳があって購入しましたけどね。ダウンロードで1曲だけ。これが初の楽曲のダウンロードです。

ユニコーンのCDが売れているのも、僕らがダウンロード世代じゃないからですね。
だからこそEBIの歌に意味があり、いさむの歌に意味があり、ユニコーンはそういうアルバムが作れるのですね。

それでは、いろいろ思い出しながら1年半を箇条書きで。

・何に関しても「間口は狭く、奥行きは深く」がモットー。
・フジファブリックの「若者のすべて」がすべてだと思う。
・女性専用車両は午前9時きっかりに乗ってやるのさ。
・子供電話相談室を聞いていたら涙が出た。
・麒麟は川島の方が気持ちが悪い。
・トイレにて「大は小を兼ねる」とは言い得て妙だなと思った。
・真夜中は何食ってもうまい。笑いながらあの娘はそう言った。
・赤坂サカスってダサいネーミングですね。
・次長課長の面白い方は実は井上だ。
・ニコニコしながらナニナニと聞いてくる女性が好き。
・絢香とコブクロのコラボみたいなのが一番苦手だったりする。
・実は油そばが大好きなんです。
・婚姻届を提出した日、バラの花束を買って帰った。
・永作博美とYUKIが似ていることを最近知った。
・薄っぺらいアンサーソングに苛立ちを感じる。
・高校の野球部の控えライトが一人ラーメンズだと言うことに気付いた。
・時間がないのを言い訳にしたくはないが、時間はないのです。
・未だ関東でおいしいお好み焼きに巡り合えない。
・JUDOではなく柔道が見たい。
・美容院がどうにも苦手なので、あえてしゃべり倒す事に決めている。
・野球好きの女の子に悪い人はいない。
・猫が歩道橋を渡っていた。
・公園で見かけたマルチーズが木の実ナナに見えた。
・俺はチップトイレをタダで利用するほどのワルだぜ。
・いつの間にか地面に映った影が伸びて分からなくなった。
・TVゲームはもうやらないが、質の良いシムシティが出ればやると思う。
・鈍感な人の方が上司に向いていると思う時がある。
・ボラボラ島は楽園だった。
・一級建築士に合格した日、シャンパンを買って帰った。
・2009年2月14日は最高に暖かい1日になった。

上昇気流に飛び乗っていこうよ
あなただってわたしだって
どこへだって行けるよきっと

October 05, 2007

過剰に箇条書き30ヶ条〜’07夏・秋〜

7a903748.bmp最近感じたこと、またはその周辺を箇条書きに。

・冷やし中華の美味さに気付いた。
・パスを回す事に専念するとゴールを狙う姿勢がなくなってしまう。
・沖縄の日差しは「暑い」ではなく「痛い」だった。
・美しい風景に出会う為に旅行をすると言っても過言ではない。
・子供のように「遊ぼう」という気持ちが大切だ。
・妄想と現実の狭間で人間は生きている。
・昔やっていた「海ごはん山ごはん」が好きでした。
・広島カープは男心をくすぐる選手が多いと思う。
・卓球で空振りをしてしまう女性が好き。
・怒ったもん勝ちの世の中を是正したい。
・東京ディズニーランドならトムソーヤ島が好き。
・深夜に放送している「だいじょうぶだぁ」をつい見てしまう。
・大型台風が来る前は今でもワクワクしてしまう。
・車のシートは一番後ろに下げて運転している。
・屋上に「グリフィン」と書かれたマンションは下品。
・たばこをやめたおかげで体重が増えてしまった。
・男は先天的に鉄道が好きなんだ。 
・五味一男の悪態に気付かない人が多すぎる。
・盲導犬を尊敬している。
・羞恥心を捨てる事は人間らしさを失う事に繋がってしまう。
・予定調和を崩そうとするタモリの姿勢は素晴らしい。
・予定調和の世界で表現をし続ける志村けんも素晴らしい。
・「鉄道博物館」に行ってはしゃぎたい。
・人生はどれだけ泣けてどれだけ笑えるかって事だ。
・椿山荘の庭園でブヨに刺された。
・京急のステンレス車両にがっかりした。
・醤油のコクと甘さで勝負しているラーメンが食べたい。
・「鉄コン筋クリート」を観て大阪の街を思い出した。
・環境に勝てる人は凄いと思う。
・久しぶりに暑いなと思ったら車のアンテナに赤とんぼがとまっていた。

September 13, 2007

イギーポップファンクラブ

452b5f73.bmpRadioheadが好き。
でも一番好きなバンドって言ったらやっぱりNumber Girlなんです。

いろんな曲を混ぜこぜにして聞くことが多い昨今、ナンバーガールだけは他の音楽と相対しない、と言うか調和しない、と言うか異彩を放ちすぎる、と言うかそんな理由で一緒くたにしません。なんと言うか聞き出してしまうとナンバーガールの世界に入り込んでしまうのかもしれません。
全曲好きなのはこのバンドくらいかもしれません。

UKあたりの音楽や、HIPHOP界隈の音楽を彷徨っていた時、日本の、しかもロックに自分を戻してくれたバンドであります。
やっぱり意味が分かるって素敵。意味があるって素敵。
ロックってのはダサい。男もダサい。モヤモヤを抱えている。記憶が。妄想が。残像が。
風の匂いと日差しの角度がちょうどキてあらわれる映像。
そんな記憶探しの旅、ばかり。

ナンバーガールの初期の初期の楽曲「Iggy Pop Fan Club」が僕は好きだったりします。

◇「Number Girl」×「Iggy Pop Fan Club」


君は 家猫娘だった この部屋でいつも寝ころんで
俺の この部屋に入り込む夕陽に映る 
君の顔 見とれてた 俺はまさに 赤色エレジーだった!!
何度となく 聞いたこの部屋で
君の夏 初体験物語
このレコードを 君は嫌いって言った
この曲を 笑いながら 変な歌って言った
あの曲を いま聞いてる
忘れてた 君の顔のりんかくを ちょっと
思いだしたり してみた

August 23, 2007

dca0db6f.bmp出会いから結婚へと至る道のりは人それぞれあるんですね。

僕の周りでもいろいろあります。
7年半付き合った彼女と別れた友人、9月に結婚を決めた友人。
前者・後者それぞれにいろんな事があったんでしょうね。そんないろいろの一部でも良いから話を聞いてみたいような気がします。
前者の方には一刻も早く元気になってもらいたいので彼を囲んでキャンプファイヤーでもしたいですね。後者の方はキャンドルサービスですね。
僕はと言えば二人目の姪が産まれました。

そんな方々に、出会いを歌った「ベリーベリーストロング」と結婚を歌った「ウエディングソング」を。名曲です。

◇「斉藤和義」×「ベリーベリーストロング」


◇「斉藤和義」×「ウエディングソング」


http://blog.livedoor.jp/zuka1978/archives/50739751.html
大丈夫、なるようになるのさ。構わずに行こう、思いのまま。

August 22, 2007

サマージャム'07

87837a8c.bmp20代最後の夏。まったりと堪能。

海、山、プール、川、河川敷、夏祭り、花火、BBQ、沖縄、野球、かき氷、映画、そして本屋。
まさにサマージャム。

ずっと昔からサクレレモンの味は変わっていない。
変わっていたのは俺らの方。あの頃のようにおいしく食べたければ、あの頃のように走り回れば良い。
そんな単純な事に気付いた今年の夏。
食ってないねーアイス。ではなく、いっぱい食ったアイス。
行ってないねープール。ではなく、結構行ったプール。

そんな夏も終りに近づいてきている。
今年の甲子園も本日佐賀北高校の優勝で幕を閉じた。あの逆転満塁本塁打を打った3塁手良かったなぁ。

僕らの夏からは12年。95年の夏。暑すぎた夏。戻らない夏。

忘れられない夏ソング。奇跡的な名曲。永遠のバイブル。
◇「スチャダラパー」×「サマージャム'95」

夏用のテープをしっかり作りたい。

July 23, 2007

ANA/FLASH

65c1fb27.bmpアナの新譜『FLASH』が心地良い。

FLASH

フリッパーズギター、電気グルーヴ、スチャダラパー、くるりに通ずるなんとも良い按配で肩の力の抜けた等身大のミュージック。
声の調子はいたって冷静。にもかかわらず歌詞が切ない。メロディも構成もムダを省きシンプルで美しい。最近のヘビーローテーション。癒しと言う訳ではないのだが、耳にスッと入ってきて静かにノッてくる感じがたまりません。
全体的に捨て曲がないのも嬉しい限りです。
デジタルワンセグレベルのブレない3人組。

前作の『DRILL』から『SHIFT』と言う曲がYouTubeにありました。

◇「アナ」×「SHIFT」

July 11, 2007

21_21

0edb5e38.bmpかねてから行きたかった安藤忠雄の「21_21 DESIGN SIGHT」に行ってきました。

21_21今は第1回の企画展 深沢直人ディレクションの「チョコレート」がやってます。いろんなものがチョコレートのようになってます。アートです。
「10人のうち9人はチョコレート好き。そして10人目は嘘をついている」
なんてな事が書いてありましたが、僕はチョコレートが嫌いです。甘さ控えめのチョコレートなら…なんて思いましたが、好きって程ではないですね。やっぱり。

と言うわけでバレンタインデーは毎年困りました。困りましたねぇ。

嘘をついているかもしれませんがね。

で、良かったのはやっぱり建物ですね。直島のコンテンポラリーアートミュージアムにいる感じでした。近くにこのような場所が出来たのは良い事だ。
あんまり関係ないけど仕事するようになって、意外な所に目が行く様になりました。なんのサインもないエレベーターとか。メーカー名すら書いてないし。非常の時は押し続けて…みたいな文言すらないし。確か。それはあったかな。で、形は変な台形。

なんだか皮膚がちょっと「建築」を欲したので、黒川紀章の国立新美術館へ足を運んで「スキン+ボーンズ ― 1980年代以降の建築とファッション」ってのを拝見。

kokuritu建築とファッションなんて難しいテーマに真っ向から挑んでます。
考えてみるとウネウネのフランク・ゲーリーや、変なテクスチャーのヘルツォークなんかはもう被服の様だし、昨今の伊東豊雄のビルなんてスキンとボーンズが一体化してるし、FOAとかOMAなんかもやりたい放題だし、坂茂は相変わらず紙だし。
そんなこんなで、1980年以降の建築はスキンとボーンズにファッションとしての類似性が多く見られる事が分かったような気がしたようなしないようなそんな感じの昼下がりのような。そうでないような。外は雨。

とは言いつつ、建築とファッションは全く違うので建築をファッションのように、はたまたオブジェのようにしてしまう事にいささか疑問を感じますが、いろんな制約の中で現実に建てている事が実は凄いと思います。いろんな人が相当苦労していると思います。

そんな建築の行く末を傍らで楽しむのが良いんじゃないかと思います。

July 10, 2007

ワルツを踊れ

315b4646.bmpくるりの新譜買いました。

ワルツを踊れ Tanz Walzer
素敵なアルバムです。心地のいいアルバムです。ゆるやかに壮大なアルバムです。

風の日も雨の日も、晴天の日ものどかな日も、全部合うと思うんです。
歌詞がすばらしいと思うんです。音が素晴らしいと思うんです。

「ブレーメン」
ブレーメン 前の方を見よ
落雷の後に人の群れ
ブレーメン 壊れた小屋の中
少年は息を引きとった
クローゼットは丸焦げで
少年の残したものはみな
要らぬ要らぬと捨てられて
鳴り止んだ昔のオルゴール

「ジュビリー」
歓びとは 誰かが去るかなしみを
胸に抱きながらあふれた
一粒の雫なんだろう
なんで僕は 戻らないんだろう
雨の日も風の日も


はやくも楽しみでしょうがない今年の夏公開の映画「天然コケッコー」の主題歌はこのアルバムに収録されている「言葉はさんかく こころは四角」。
渡辺あやが脚本を担当し、監督はなんと山下敦弘。主演は夏帆。
夏帆は、池脇千鶴、宮崎あおい、蒼井優のような路線で将来が期待されている若手女優です。会社の同期のM君も期待してるはず。きっと。
「渡辺あや」×「くるり」だと「ジョゼと虎と魚たち」で「ハイウェイ」だったし、「山下敦弘」×「くるり」だと「リアリズムの宿」で「家出娘」だったし、合わないはずがない。

言葉はさんかくで こころは四角だよ
まあるい涙よ飛んでゆけ

◇「天然コケッコー」×「言葉はさんかくこころは四角」


◇「ジョゼと虎と魚たち」×「ハイウェイ」


◇「リアリズムの宿」×「家出娘」


May 10, 2007

大丈夫

8e6ec972.bmpアルバム「紅盤」を購入しました。久しぶりの斉藤和義です。

紅盤(初回限定盤)(DVD付)
私にとって斉藤和義とは、96年浪人真っ只中「FIRE DOG」というアルバムを聴きまくっていた影響で、それ以後、どうも浪人の辛い出来事を思い出してしまうアーティストとして僕の中に君臨していました。

今回のアルバムは企画盤のテイストが強いですが、なかなか良いです。
アルバムの構成が「出会い、恋愛、結婚」というひとつのストーリーとなっていてカバーも多いです。ジョンレノン、南佳孝、原田真二、浜田省吾、サザンオールスターズ。そして何より沢田研二の「ダーリング」のカバー、いろいろ思い出のある曲です。
また、伊坂幸太郎の書き下ろした短編小説に曲をつけた「ベリーベリーストロング」はもの凄く名曲だし、「ウェディング・ソング」のPVは泣けてしまってしょうがない。
最初から最後までじっくり聴きたい1枚です。やっぱり斉藤和義。さすが大人のロック。

浪人中の96年に辛くてしょうがなかった僕は「FIRE DOG」に収録された「大丈夫」と言う曲に励まされました。そして今回、仕事でまいってしょうがない僕は、紅盤付属のライブDVDに収録された「大丈夫」にまた励まされました。

やっぱり斉藤和義。さすが哀愁のロック。

大丈夫、なるようになるのさ。いつでもそうやって笑ってたじゃない。
大丈夫、なるようになるのさ。構わずに行こう、思いのまま。

May 08, 2007

バベル

4819a391.bmp大好きな映画「アモーレス・ぺロス」のイニャリトゥ監督の最新作と言う事でいろいろ注目な「バベル」を観てきました。

バベル3「アモーレス・ぺロス」がひとつの交通事故がきっかけで3つの話が交錯していたのに対し、「バベル」はひとつの銃声がきっかけで4つの話が交錯します。舞台もモロッコ、アメリカ、メキシコ、日本ですか。なかなか興味をそそります。

ただ、この映画面白いほどに評価がバラバラみたいですね。その評価がまた「バベル」と言う映画の伝えたい事を表現しているとも言えますね。

何故、人は分かり合う事が出来ないのでしょうか?何故、思いは届かないのでしょうか?

人間は愚かで儚いもの。完全な人同志だっていつかいがみ合い傷つけ合うもの。
でも人は自分が愚かだなんて認識はもっていない。自分の都合で物事を考える。
その上さらに様々な人種、言語、文化があり、それぞれに価値観やルール、倫理観がある。
誰も悪い事なんかしていない。でも愚かな事はしてしまう。
無意識の愚かな行為を引き金に、いろんな事が、いろんな思いが、この映画ではズレていきます。言葉が通じない苛立ち、思いが通じない苛立ち、極限状態で人は何を思い何に頼るのだろうか。

モロッコで銃撃されたアメリカ人夫妻も、警察に兄を撃たれた弟も、
メキシコの砂漠に取り残された家政婦も、日本でひとり孤独と戦う女子高生も…。

相変わらずあの「アモーレス・ぺロス」のような「絶望感」はこの映画でも健在です。
やるせない程の不条理や人間の汚さ、惨さ、悲しさを徹底的に描き、単調な暗い音楽と無限に広がる渇いた風景がそれらをさらに助長させています。

今回はより一層物語の描写に欠ける部分があって「含み」が多い為なかなか分かりづらい作品となっていますが、いろんな事を考えられる、考えさせられる良質な映画です。

人間は、強がったり暴れたり泣き叫んだって結局「お願い、助けて。」と人間を頼るしかない所にバベルの意味を問うた。

April 05, 2007

過剰に箇条書き30ヶ条〜’07春〜

58d4991b.bmp最近感じたこと、またはその周辺を箇条書きに。

・レゴブロックはもはやブロックではない。
・既成概念や固定観念をいかに捨てられるかだと思う。
・芸術は人に体温を与えてくれる。
・素直に寝れば良いのにもったいなくて2時まで起きている。
・子供用のスーツのズボンも膝丈になってきている。
・同世代の僕らはみんな忙しく働いている。
・「わたし」を「あたし」と言う女性が好き。
・中島美嘉のメイクに迷いを感じる。
・優秀な人ほど会社を去っていくものだ。
・桜を見て酒を呑むなんて素敵な日本文化だ。
・言い回しが固定される方言は思考の枠を狭めていると思う。
・何はともあれ経験しないと始まらない。
・ソフトバンクに行っても多村を応援します。
・原付を初めて手にした時のような「どこでも行ける」感覚が懐かしい。
・横浜に住んでいながら「ハマの○○」と言うのが恥ずかしい。
・志村けんは最高だ。
・「相手にしない」というスタンスはある意味大人なスタンスではある。
・邦楽には風景を想起させる曲が多いから好きだ。
・茜色の夕日眺めてたら少し思い出すものがありました。
・変な車間距離で走る車に苛立ちを覚える。
・何の気なしに始めた禁煙が3ヶ月経った。
・SEAMOはシーモネーターという名で下ネタを言ってた頃の方が好感がもてる。
・整理整頓をしないのではなく出来ないという事に気付いた。
・ベンチにいるタフィ・ローズがアナゴ君に見えた。
・海鮮ひつまぶしを食べてみたい。
・カップスターが復活したがカップの凹凸が模様になってしまった。
・ルールを守る事が目的になってはいけない。
・男はビール、女はプリン。男と女ってそういう事だ。
・もはや旅番組に興味が沸いてきた。
・桜が舞い散る中猫が優雅に横断歩道を歩いていた。

March 15, 2007

松ヶ根乱射事件

330a9bfa.bmpテアトル新宿で映画「松ヶ根乱射事件」を観てきました。

松ヶ根1990年も半ばにさしかかる頃の話らしい。僕らが高校生の頃って事ですね。バブルが崩壊したけど僕らにとっては眩しすぎる頃ですね。
この作品は山下監督にとって20代最後の作品です。ホント気持ち良いくらいやりたい放題やりまくったなという印象です。いろんな意味での「乱射」がこの映画には含まれていると思います。

この作品は批評するのが馬鹿らしいくらい馬鹿げた作品で、とてつもなくリアルで絶妙であります。うまく表現できない所をスレスレの所で表現してます。相変わらずの山下節が炸裂してます。「人が叩かれる」という絵は通常「痛そう」とか「可愛そう」とか「恐い」とかになるはずなのに、「面白い」となるのが山下節です。うまく計算してます。相変わらず引いてます。絵が。全体を見せてます。また、登場人物すべてが間抜けでダメなんだけど、良く考えてみるとどこにでもいそうで自分にも当てはまっちゃって。
なんだか終始くすくすにやにやしてしまいました。
馬鹿だなぁホント。何してんだよこの監督。ったくもう。しかも、喫茶店でバックにかかってたのは虎舞竜の「ロード」だし、軽トラでかかってたのは「夏の日の1993」だし、それなのに乱射後はバシっと「ボアダムス」だし。

ハッキリ言ってこの映画を「意味が分からん」とか「つまらない」とか「自己満足」とか言う人がほとんどだと思うけどそんなの知った上で山下監督は作ってると思います。
こういう作品が商業ベースで成立するようになったら日本も終わりなんです。ただ、同時にこういう人がこういう物を作ってこういう僕らがお金を払うって素敵だなと思うんです。
そして、よくよく考えてみると、90年代半ば頃の日本がこんな僕らを作ったんじゃないかとも思うんです。
この作品を好きだと胸を張って言えるぐらい、駄目な人に僕らはなりたいと心の奥の方で密かに思っているんです。
今想い起こせば、何でもないような事が幸せだったと思う90年代半ば頃だったんです。

February 22, 2007

MAYBE BLUE

3b884814.bmp珍しく寝覚めの良い木曜日。免許の更新。二俣川。

相変わらず違反者講習。進歩がないな。
そんで、毎回見せられるダウナーな映画。今回もまたヘヴィー。

飲酒→運転→事故→逃亡→自己嫌悪→自首→刑務所→多額の借金→妻必死に仕事→家を取られる→子供グレる→妻自殺→一生後悔。

ブルー。

帰り道ミドリカワ書房の新譜「みんなのうた2」を聴く。
4曲目「ドライブ」。ばあちゃん轢いて逃げて捕まっちゃう話。
相変わらずミドリカワ書房はヘヴィー。前回の茂木から今回は劇団ひとり。
全くやる事がストレート。
20曲目の「母さん」はヤバすぎるな。

ブルー。

それを聴きながらの相鉄線で読んだ古川日出男「LOVE」。
かなりのドライブ感たっぷりの文章。短文。短文。短文。
俺は料理でその色を変えてみせよう。食材による贖罪。
加速している木曜日。猫用のブルース。

ブルー/ブルース。

そしてチネチッタで映画「エクステ」観賞。
生える生える生える。そして、大杉漣が狂って狂って狂ってる。
♪ヘアーヘアーマイヘアーヘアー。
で、結局何が伝えたかったのが良く分からんが狂ってるから良し。

ブルー/ブラック。

家帰って再確認。免許証の写真。背景。鮮やかにブルー。
写真の出来自体はメイビーブルー。

February 15, 2007

HGW XX/7

d0a5a73b.bmp渋谷シネマライズで映画「善き人のためのソナタ」を観ました。

ベルリンの壁崩壊以前の東ドイツが舞台。恐ろしい監視国家の真実の中で起こる美しすぎる人間の物語。
yokihito国家保安省「シュタージ」局員のヴィースラー大尉は、反体制であると言われている劇作家のドライマンと女優である恋人のクリスタを監視するよう命じられる。ヴィースラーは淡々と無表情で命じられた事を命じられたままに行い続ける。毎日毎日、ただただ静かに無表情でヴィースラーは耳を傾け、報告書にまとめる。しかしながら、そこから聞こえてくる芸術、音楽、愛に少しずつ少しずつ人間の素晴らしさ、温かさを感じ始める。
あの日、聴こえてきたソナタによってあの壁の向こう側に光を感じたのです。

そして、ただただ静かに無表情でヴィースラーは行動に移すのです。

本当に静かに静かに表現しています。
多くを語らないからこそ分かる静かな内面の心の変化。
それを慮ったドライマンの静かなる伝え方。
ただただ静かに、しかしじんわりと心に響きました。

関東ではシネマライズでしか公開していません。渋谷まで行く価値はあります。
もう一度観たい。そして浸りたい。静かに涙をこぼしたい。
映画って素晴らしい。芸術って素晴らしい。人間って素晴らしい。
そう思える映画です。

January 21, 2007

sunday people

66c9c46a.bmpサンデーピープル見習ってサンデーピープルライフ。

長いものには巻かれたい。いざサンデーライフ。
スーパーカーの名曲ですね。

と言うことで私に関して言えば、サンデーは基本的にジョブです。

そんなトゥデイ、17時30分すぎに家に帰ってまいりました。奇跡的です。
ビューティフルサンデーです。さわやかな日曜です。

テレビをつけるとスマイルポイントがやっておりました。あぁ懐かしい。
あら?司会者がソング丸さんだ。
なるほど。サークルハッピーさんがいないのか。とてもサッド。そしてウォーリー。
チャーザービレッジのこんフラットさんもいない。とてもロンリー。そしてサイレンス。
相変わらずピンクの着物を着てらっしゃるラブハッピーさんはつまらない。

チャンネルをエイトに変えるとミニまる子ちゃんがやっていた。
フレンド蔵はまだアライブだ。負けるなフレンド蔵。
しばらくするとサザエさんが始まった。
サザエさんを見るなんてとても久しぶりだ。ワカメちゃんのボイスが変わっていたのをはじめて知った。ウェーブフラットさんのオンリーワンヘアーはまだご無事だった。それでいてゆるやかににウェーブ。
イクラちゃんは動くたび相変わらずナイスミュージックを奏でている。デロレロリン。
甚シックスさんもちゃんと胸にJの文字。彼とキテレツの勉スリーさんは同じポジション。

やっぱり日曜は笑点にちびまる子ちゃんにサザエさんなんだな。
登場人物すべてに日曜日が詰まっている感じがした。これらの人々から昭和の古き良き日曜を感じノスタルジックに浸れた。

波平さんとマスオさんが意外に早く家路に着いてるのを見て俺も見習いたいと思った。

サンデーピープル見習ってサンデーピープルライフ。

January 20, 2007

働く男

d96cd336.bmp寝ようと思ったらテレビジョンからあの歌と尻が。

タモリ倶楽部です。
ふん、もう俺は忙しいのだ。
深夜のテレビを観て優雅に煙草ぷかぷか麦酒をぐびっ。なんてことしてられんのだ。学生の頃は良かったねぇ。なんつって過去を振り返っても仕方がない。とにかく最近ジョブに追われテレビジョンどころのさわぎじゃないのだ。ふんっ、タモリ倶楽部が何だ!俺はもう寝るのだ。明日の為に寝るだけさ。
そういや、最近「働く男」を聞いて「あーなんだか歌詞が刺さるなぁ、俺も働く側になったんだな」と妙にしんみりしちゃったの。学生の頃は良かったね。なんつって過去を振り返っても仕方がない。とにかく働く男なんだよ俺は。おやすみ。また明日。

と思ったら。

京浜急行特集じゃあないですか。

前言取り消し。すいませんでした。やっぱりミッドナイトテレビジョンだよね。明日は明日の風が吹くんだぜ。

ゲストはなんと京急好きで有名なくるりの岸田が満を持して登場。京浜急行全面協力の中、タモリ倶楽部で京浜急行を貸切走行。
皆ハイテンションでいちいちはしゃぐ。
スタート層々歌い出すエンジン音を聞いてはしゃぐ。品川の先の急カーブで空転してはしゃぐ。2100形とすれ違ってはしゃぐ。梅屋敷のミニホームを見てはしゃぐ。敷地内高架工事を見てはしゃぐ。京急蒲田を通過してはしゃぐ。橋の上にポイントがあるのを発見してはしゃぐ。どの車両も通過しない上大岡駅を通過しておおはしゃぎ。しいては、タモリ岸田南田原田の4人が金沢文庫駅で床に耳を直接つけエンジン音にじっと耳を傾け感無量の顔をしたとき「しまった!!東急車輛を見過ごした。」なんて悔やんだり。

あんた達最高ですよ。

そして赤い電車はそのまま京急久里浜工場へ。

京急だけを特集してバラエティを作り、なおかついい歳した男どもが子供のようにはしゃいでいる絵をまざまざと見せつけ、それを次週もまた京急特集を放送してしまう「タモリ倶楽部」に「働く男」の姿を見た。

December 01, 2006

適当手帳

e99030a6.bmp来年の手帳はもう買いましたか?

ビジネスマンたるもの手帳にはビッシリと予定が書き込まれていて、その手帳は黒々と光を放ち、胸ポケットあたりにスサッと収納されていて、メタルな感じのフレームの眼鏡がキラっとしていて、スーツにはしわ一つなく、ヘアースタイルなんかもビシッと決まっているにもかかわらず、毛先はちょっと遊びがあってゆるやかにウェーブ、Yシャーツの柄は白を基調としてるけど縦ラインは強調されていて、襟だけは「別のシャツか?」と言わんばかりの模様で個性を演出、裾なんかには大きめのカフスなんかがチラリとスタイリッシュにアピール、六本木あたりの風が背中辺りをぎゅんぎゅんに後押ししていて、シルバーなFOMAでアポイントメントを取りつつ、これまたシルバーに瞬くスイス辺りで製造されたウォッチでタイムを確認し、ふと空を見上げ、1テンポおいた後、ズンズンと北東の方に歩き出してしまうのがビジネスマンたるもの。

まあ、俺には何一つ当てはまらないんだけどね。しいて言えば、「六本木心中」を激しく歌えるって事ぐらいかな。歌った事ないけど。
で、何だっけ。
あー、そうそう手帳だったね。

俺はこれを買った。適当手帳。高田純次監修。

適当手帳

今年は真面目に頑張ったので来年こそ適当に過ごしたいなと思って。
この手帳良い。高田純次の記念日とか勝手にカレンダーに書き込んであるし、毎日くだらない格言みたいのが書いてあって、読むと脱力してしまい、真面目に仕事するのがアホらしくなる出来映え。基本的には下ネタ満載。高田純次が殴り書いたであろう世界地図に日本地図もある。その他色々。実用性はない。

来年は、これを胸ポケッツに入れて南南西を目指したい。

Weight:69.3kg

November 16, 2006

虹の女神

fd376017.bmp虹の女神を観てきました。

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上野樹里演ずる「あおい」がとても自然体。
気が強く真直ぐで着飾らない。そして、時折みせる眼差しが痛く切ない。
市原隼人演ずる「智也」もとても自然体。
優柔不断で鈍感で悪気がない。そして、時折みせる笑顔がひどく優しい。

素直な気持ちを伝えられない事。大事な時間は後になって分かるもの。
その時間はもう二度と戻らない事。

背中を押されなきゃ分からないって、男ってつくづくばかだなぁって思うよ。
それに比べて女ってつくづく健気で賢いなぁって思うよ。
そんな、誰しもが共感する男女のすれ違いを、とても自然にかつ、二人の何気ないがとても眩しい時間の中で表現していた。

夜の歩道橋で溢れ出てしまった女心を、受け止める事が出来ない男の情けなさ。
ふと思い出して空を見上げて撮影した水平の虹を送信しちゃう男の無邪気さ。
そんなすべてを受け止め、恋をし、振り回されながらも遠くへ行ってしまった女の強さ。

とても苦しかった。切なかった。淡かった。

女心が繊細だからこそ鈍感な男は記憶の中で生きてしまうんだと思う。
俺もいろいろ思い出してしまった。

蒼井優も大変に素晴らしかった。

胸が苦しくなる良い映画。

Weight:69.5kg