2010年01月18日

舌の手術

 先週、病院で舌の手術をした。

 ブランディンヌーン嚢胞というものを切除する手術である。

 

 手術など受けたことがほぼないため、不安よりも物珍しさの方が大きかった。その時の手術の状況をこのブログに記録しておこうと思う。

 

 以下、手術の状況。


 まず、舌の表面麻酔を行なった。


 何かわからないが、麻酔薬をスプレーで舌にふりかけられる。舌の裏に、そして表にも。しばらく楽にしているように指示され、3分ほどすると、舌の感覚がほとんどなくなってきた。舌の裏で液体が気化しているような、なにかがはじけているようなかすかな感覚だけがある。舌の奥の、のどの方にも少し表面麻酔の液体がかかっていたので、それを飲み込んでみるとアルコールのような味がする。

 
 そして、次に局部麻酔に入る。

 大きめの注射器を舌に刺し、麻酔薬を注入。最初は痛いがその後は何も感じない。麻酔薬の注入が終わると、俺の舌は驚くほど腫れあがっていた。だが、感覚はまるでない状態である。

 

 床屋のように椅子が倒され、顔に布をかぶせられる。口のところだけが丸く切られており、それ以外の部分は覆われ、手術の様子を見ることができなくなる。

 

 舌の先に糸が通され、その糸により舌を顔の上方向に引っ張られる。舌の感覚がなくなっているため、舌が前歯に当たった際に、前歯の感覚で舌が上に引っ張られているんだな、ということを認識する。


 レーザーメスで舌の裏の嚢胞を切除する。切られている感覚はないが、焦げ臭いにおいだけが漂い、自分の舌の一部が切られていることが理解できる。


 手術中、一度上唇までもが熱くなった。上唇まで切られるのでは?と思ったが、すぐさま熱はおさまったので助かった。上唇まで焼き切られなくて済んだ。


 唾液が喉の辺りに貯まるが、飲み込むと顔全体が動いてしまうので、メスでの切除作業に影響が出るのではと思い、なかなか飲み込めない。

 

 しばらく(10分ほど?)焼き切る作業が続き、除去が完了。


 次に傷口を縫い付ける作業に入る。
 この時も舌にはまるで感覚がないため、糸を舌の肉に通す際の衝撃だけがなんとなく舌を伝って顔や体に感じられる。痛みはない。縫い付け作業が終わって手術は終了。占めて30分ほどだったろうか。

 

 水で口をゆすぐが、舌に感覚がなく、水とよだれがだらりと垂れる。舌に痛みは無いが大きく腫れあがっているのがわかる。

 

 手術終了後、2時間ほどジクジクと痛みが続いたが、痛み止めの薬を飲んでしばらくすると落ち着いた。

 

 一部を切除し、縫い付けたため、舌が手術前よりも少し短くなったような丸められているような感覚なのが心配である。抜糸したら元に戻るのだろうか、それとも舌の形はこのままで元には戻らないのだろうか。

 

 

 ブランディンヌーン嚢胞ができる原因はよくわかっていないようです。原因不明の病気。

 ただ、舌を噛んで唾液線などがつぶれるとできることがあるそうです。皆さん気をつけましょう。

↓ブランディンヌーン嚢胞の経過1へ

http://blog.livedoor.jp/zukku_hake/archives/51634424.html


zukku_hake at 23:14│Comments(0)TrackBack(0)サブカルもの 

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