2016年12月23日

年の瀬

ポスト   なんだかここのところず〜〜っとCADでの設計が続いていたので帰宅してまでPCなんて見たかない!ってんで長々と更新怠る。大半の方がスマホになってしまい、コメントやらコメント返しやらが速攻でやって来る世の中になってしまい、未だガラケーのおいらみたいに数日後にお返事なんてノリは最早時代に乗り遅れてしまっているのかも。しかしまあ、なんでもかんでもスピーディーでその利便さにはすっかり馴染んでしまって、たまにメール便で荷物を頼んだりすると2〜3日後の到着が実に待ち遠しかったりする。若かりし頃、海外のレコードオークションに夢中になっていた事があったが、落札してから商品が届くまでふた月くらいかかるのはざらだった。まあ船便だからしゃーないか…くらいのノリだったけど今じゃ待てるかな?

 今年は喪中で年賀状を欠礼したが、来年は出さねばなるまい。切手や葉書は昨今コンビニで買えるが、わざわざでも郵便局で求める事にしている。しかも本局では無く民家みたいな簡易的な郵便局がいい。せっせと書いた年賀状もポストにポンじゃなくて局に持ち込む。年末の慌しい時に、あののんびり感がなんだかほっとするんだよね。日付のスタンプをガチャガチャ押したり、領収書を定規で抑えてビッと切ったり何だかいちいちが人間らしいのだ。ピュっと飛んでくメールと違ってクルマやら鉄道で紙切れ一枚を52円で運んでくれるなんて今となっちゃ何だかすごく尊くかつ申し訳ない感じがする。今年ももうそんな時期になりました。


zunboh at 10:11|PermalinkComments(6)つれづれ 

2016年09月17日

有終の美

enome  物事には終わりがある。悲しいが。ここのところ法事が重なり人生の終わり方をしみじみと考えさせられた。夏に検査的な入院をしてそのまま急逝してしまった東京の伯母は最後に”皆さんありがとう よろこんでゆきます”…と一筆残したそうだ。おいらにゃとてもそんなに清々しい終焉は迎えられそうにないが。

 命の終わりとなると些か話が重たいが道楽に関してもそろそろどこかで線引きを…と思う年齢に差し掛かってしまった。先日犀川でご一緒した釣友から”あと五年くらいかな?”的なメールを頂戴し、え?まだ早いだろう、と一瞬戸惑うも、思うように河を渡れなくなる日は刻々と近付いているのは紛れもない現実だ。

 古いバイク乗りの先輩とブラっと一泊の旅をした。何とか能登島まで辿り着き飛び込みの様なかたちで宿へ。開け放たれた民宿の窓から海風がそよぎ込み潮騒と相まってなんとも爽快。信州からそれ程離れてはいないのに随分と遠い所に来てしまったな〜と錯覚する。奇しくもその夜広島カープが二十五年ぶりの感動的な優勝を決め大リーグから戻ってきた投手、黒田が感極まって男泣きしていた。ファンとしては満身創痍の二年間よく頑張ってくれた。このままCS突破、激戦の日本シリーズを制して再び涙の胴上げ、引退への素晴らしい花道だ!と勝手にドラマを作り上げてしまっているがそれはシーズン終了後に彼自身が決める事なのでとやかく言うまい。が、アスリートには美しい引き際がある。自分がフライやバイクと決別する日は誰も注目などしないだろうがピシっと決められるんだろうか?民宿での冷酒に少々酔っていた自分は、若い頃の様に宿も決めず気儘に走ってきて愛するカープの胴上げシーンまで見られもうこんなに幸せな夜も無いだろうからいっそ今夜で酒もバイクも断ち切ってしまおうかとさえ思った。

 バイクはともかく家でズルズル呑む晩酌は止めようと或る日強く思い出勤。飲酒と決別した自分を一日中イメージしてみる。夕食後クルマで外出可能だ、家計への負担もかなり減るんじゃないか?ウーロン茶やジュースやコーラのグレードやブランドに精通出来るぞ。第一昼間から酒呑んでるなんて品が無い。今宵から決行だ。

 帰宅する。妻に告げよう。たまげるだろうな、きっと。するとそれよりも先に妻曰く。「連休はおいしそうな秋刀魚買ってきてひやおろしでチビチビ呑ろう。物置に炭あったかな?」「う……探しとく…」

 煩悩とよろしく付き合っていた方が人生はきっと楽しい。


zunboh at 08:30|PermalinkComments(6)BIKEとか 

2016年08月21日

十九の夏

蝉  父母の暮らしていた市ヶ尾は横浜市とは言えかなり内陸部なので海とは随分離れているのだが安曇野のからりとした気候に慣れ親しんだおいらには充分過ぎる程の湿度で大袈裟に言うならば夏は耐えられん。

 ちょうど一年前、8月19日の未明に父は風になった。葬儀までは一週間の間が開く。頭に霞のかかった母を一人にしておくのは些か不安故、二人で市ヶ尾のマンションで待機する事にした。おそらくこの後母は姉夫婦の住む戸塚で世話になるのだろうからこの間に少しでも整理しておこうと思うのだが朝からカラダが動かない。ひたすら父の遺した本を読み漁りながらアルコールに依存する。丹波哲郎、大川隆法…スピリチュアルかつ胡散臭いのばかりだが、こんな精神状態だからか妙に面白い。徹底的に自堕落にしていたいのだが、それでも母の足腰の為にと昼夕一回づつ駅前のスーパーに買い物に行く。結構キツい坂があり高齢の母は辛そうだ。四半世紀くらい前に両親はこの地に移り住んで来たのだが、この坂をこんなに苦しそうに登る母を見た事が無い。周囲は高価そうな一戸建てと後はマンションばかりのこの街。都心に比べればそれでも緑は多いかも知れない。近くの公園で行く夏を惜しんで蝉が鳴いていた。

 自分は19歳の頃、学校にも行かなくなり仕事もせず今で言うところの引きこもり状態になった。親の目を避け完全な夜行性になっていたがある日父親が寿司でも食いに行かないかと声を掛けて来た。説教されるに違いないと思ったが拒否する意思すら持ち合わせていないボンクラだったので渋々とついて行った。浜田山の寿司屋で父は何も言わずビールをコポコポと注いでくれた。当時アルコールは全く受け付けないカラダだったが注がれたビールは冷たくホロ苦く、人生で初めて美味いと感じた。父は何も言わずただ黙ってビールを呑み寿司をつまんだ。父が逝った日の様に暑い暑い夏の日で、店のテレビは甲子園の中継が賑やかだった。

 あの日父は何かを言いたかったんだろうか。市ヶ尾の坂道にひと夏を生き抜いた一匹の蝉が落ちていた。自分は父に育ててもらった感謝をきちんと伝えきれなかった。孝行なんて何一出来なかった自分が世界一の愚か者に思え、ゆっくりゆっくりと坂を登って来る母の姿がぼんやりとしか見えなかった。

 あれからもう一年。月日の流れは本当に早い。光陰はボルトの如しか…。先日一周忌を済ませました。


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2016年08月18日

十六の夏

IMGP00033  盆が終わった。年配者ばかりが暮らしているここら辺は普段は静かなモンだが住民達の子供の子供、所謂孫の世代が遊びに来ていたのだろう。キャ〜キャ〜ワ〜ワ〜と実に賑やかだった。外で焼き肉でも食って夜は花火をして誠に正しいお盆の情景が田舎にはある。人間なんて全ての生き物で一番愚かな生き物故、温暖化やら戦争やらで、近所で騒いでいるガキ共の未来を約束してやれぬ時代になってしまうかもしれないが、どうかひとつその人間だけが持っている英知とかで乗り越えて行って欲しいもんだ。

 夏は何故だか解からんが高校生だった頃をやたらに思い出す。男子校故全くもってつまらん三年間だったがおいらなりに多感だったのだろうか?二年生の夏に中学生だった頃から思いを馳せていた可愛らしい同窓生に告白したところすんなりとお付き合いOKの返事。商業に通っていたから女子ばかりだったんだな、きっと。じりじりと肌を焦がす日に高尾山で初デート。瓶のミルクコーヒーとコカコーラをストローでチューチュー飲んで、ひたすらお喋りしながら歩いた。ノースリーブの彼女の腕が眩しくてドキドキしたもんだ。夏休みの間、彼女は某デパートの食堂でウェイトレスのアルバイトをしていたもんで顔見たさで何度か食べに行ったな。毎度チキンライスだったが。お世話になっている叔母さんにオーブンレンジだかを贈りたいが為に働いてるって言ってたけど、おいらはその頃ヒトの為に何かするなんてこれっぽちも考えた事なんて無かったな。彼女は間違いなくおいらよりオトナだった。彼女の事でアタマがいっぱいの夏だったけど逢えない日の殆どは毎日のように開店と同時に喫茶店に駆け込んで遠藤周作やら横溝正史の文庫本を読んでいた。時効だからいいけど煙草もエラそうにすぱすぱとふかしておりました。異性をきちんと愛する事なんて十年くらい早かったから秋にはあっさりと壊れてしまった付き合いだったけど何だか何十年経っても忘れる事の出来ない夏になってしまいましたがな。お〜、甘酸っぱい。

 信州はお盆を過ぎると駆け足で秋に向かう。かなり休んでしまったけどちょっと気が向いたもんで。


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2015年12月29日

減る

育毛剤  以前体重が減る…なんて事を書いた様な気がするが昨今は毛髪が激減してきて心底怯えている。夏に諸般の事情で横浜にある親のマンションで過ごした日々がかなりあったのだが、その際洗髪する毎にボソボソと抜けた。非日常的な事態に対するストレスだったのか、長野県と異なる暑さにヤラれたのか、それとマンションの高架水槽の次亜塩素酸ナトリウムが強烈だったのか、原因は特定出来ないがとにかく減った。かつては床屋に行く度「ここらが重たいんですよね〜。ガンガン梳いて!」なんて言ってたけどもう二度と口にする事はあるまい。このままだとM字っぽいハゲになりそうな気配だが鶴瓶みたいな丸顔で貫録ある体型ならまだしも、おらの人相も体系も貫録なんて微塵も感じられずド貧相で貧乏臭さに拍車がかかるだけだ。ま、今更生えろとは言わないけどせめて現状維持で頑張りたいので対抗手段を真剣に考える。育毛剤に頼りたいがどれもこれも足元見やがってトンでもなく高価だ。自分で作ろう…。柑橘系の皮とアルコールってのを以前見たような気がするので検索、検索…。日本酒に蜜柑の皮を漬け込んで…いつかTVで観たぞ。更に検索。日本酒のアルコール度だとやや低すぎて品質の維持が難しいらしい。ならば果実酒用の度の高いホワイトリカーで行こう。180ccに蜜柑の皮2〜3個入れて冷蔵庫で二週間熟成する。これで終わり。楽チンだ〜。後は地道に試してみるしかないが効果は如何ばかりなものか。乞うご期待だな。

 減る…と言えば今年も残り少なくなって来ましたな。皆様、一年いろいろとお世話になりました。育毛剤の効果てきめん!で来年はふさふさアタマに。ちょっと長めにしてオダギリジョー風ヘアスタイルでキメてみたいと思う所存。それではよいお年を。


zunboh at 18:45|PermalinkComments(8)つれづれ 

2015年12月23日

E257系の不思議

E257  雲ひとつ無く晴れ渡った12月某日。マンションの買い手との決済に横浜へ出向く。約束の時間に間に合わせるために暗いうちに松本へ。早朝のあずさに乗り込む。流石に車内販売のカップ酒は控えて熱いコーヒーを求める。

 Y銀行内で小市民の自分にとってはかなり高額のカネが支払われたのだが、仲介の不動産屋、買い手も不動産屋、無表情な司法書士とオールプロフェッショナルの中でただひとりトーシローのおいらは、背後に姉と母が控えていたにも係わらずすごく孤独で、何かこいつらグルの詐欺師なんじゃなかろうかと、終始心中穏やかではいられないのだった。脇の下にじっとり汗ばみながら署名、押印を繰り返すうちに終了。プロフェッショナル達は慌しく去り、姉、母と親子水入らずで遅めの昼食。緊張から解き放たれビールのなんと美味かった事か。新横浜の駅ビル内のATMで入金を確認すると、おおっ!確かに入っている!は〜…良かった。

 この日の八王子からのあずさは夕方の下りなので若干混み合っていが席は確保出来た。あずさは金券ショップで使用期限の迫った回数券を買うのが常だ。普通にJRの窓口で買うよりかなり安く手に入る。みどりの窓口の機械で自分で勝手に席を選べるので二人掛けのシートはよほど混雑していない限りは占有出来る。進行方向の一番前、つまり壁に向かっての席が妙に落ち着くので必ずここを狙うが何故か不人気?で殆ど空いている。窓が少し狭いし圧迫感があるせいかも知らん。乗り降りやトイレに行く人、車内販売のワゴンやらで何度もドアが開いたり閉まったりするのがやや鬱陶しいが前席のヤツがシートをうんと倒して来て窮屈な思いをするよりは余程マシってもんだ。スーパーあずさは所要時間が短くてよろしいのだが殆どの車両が振り子の351系なのでいまいち好かん。元鉄ちゃんとしては257系のノーマルあずさの方が風情があって少々鈍くてもこっちがいい。後数年であずさ引退の噂もあるし。車内この257系、妻面の左右に床から天井辺りまで幅20cmくらいの鏡が貼ってある。ぎりぎり窓の方に身を寄せると漸く自分が映る。何の為の鏡か車両を設計した人に聞かないと解からんが…。

 今年は何度あずさで往復したんだろう?毎回疲れた顔の自分を映していた縦長の鏡。この日は少しだけ爽やかに映っていた。続きを読む

zunboh at 17:11|PermalinkComments(3)つれづれ 

2015年12月01日

饂飩

車窓  ものの本によると人間「迷う」と言う行為は実はどっちでも良い状態故、それ自体意味が無い…とあった。会社辞めたいな〜、社長の顔も見飽きたし…でもこのトシで転職なんてきっと大変だろうな〜なんて日々悩んでいるが、ふん切れないところを見ると確かにどっちでもいいからなんだろう。

 横浜の両親が住んでいたマンション。不動産屋に依頼して売りに出したところ思いの外早く買い手が付き港北区にある事務所にて契約と相成った。あずさを八王子で降り横浜線で中山へ。そこから横浜市営の地下鉄を利用するのだがちょっとした「小さな旅」的な感じで、好天にも恵まれ気分は穏やかだった。中山駅でお昼時となったので改札横の立ち食い蕎麦屋へ。味気ない自販機でかき揚げの乗っかったヤツのチケットを買う。ここまでは順調だったのだが、さてうどんにしたものか蕎麦にしたものか決めかねてしまう。深々と悩む。調理場のおばさんが早よ決め!てな顔をしている。ど、ど、ど…どっちにしよう?若かりし頃は蕎麦はざる、丼に入った温かいのはうどん!と完璧に決めていた。故に赤いきつねは頻繁に食したが緑のたぬきは決して食べんかった。蕎麦に熱いつゆをかけるとグニュっとした感じになりそれがとても嫌だったのだが、歳と共にそれもまあいいかみたいに心が広くなり昨今はどちらでもOKに。そうこうする内に後続の客がゾロゾロとなだれ込んで来たので、う…うどんでお願いしますっ!かき揚げをおつゆでぐじゅぐじゅに崩して、あ〜、やはり温かいのはやはりうどんだな〜…。正解だったわい。が、隣りのオトコが食べていた山菜蕎麦。あっ!これもうまそ〜…。しまったかも。ま、結局どっちでもいいんだわな。ハラ減ってたんだから。

 そのマンションは三十数年前に父が後々の税金対策にとおいらと母の名義で買った。だから契約時に給与明細を提出したり慌てて実印を作ったりした。或る日、横浜線の中山まで母と二人で、不動産屋だか役所関係だか憶えてはいないが何某の手続きをしに行った。ひどい二日酔いでなんでこんな日に面倒な…と渋々出向いた。親の心子知らずのまったくもって馬鹿息子だった。閑散としている駅前でふたり蕎麦屋に入ったのだが、その時は躊躇せずたぬきのうどんだった。若かったからね。数十年ぶりの中山駅はその当時の面影は僅かに残しているものの月日は確実に流れていて蕎麦屋はどこにも見当たらなく、どこにでもありそうな郊外然とした駅前になっていた。その時の母の年齢を自分はとうに超えている。


zunboh at 15:03|PermalinkComments(6)つれづれ 

2015年11月27日

あれからいちねん

空っぽ これは一年前のお話し。

 なかなか思う様に動いてくれない我がバイクを、心から心配してくれ筆舌に尽し難い程お世話になった方に心ばかりのお礼をと思い林檎を送る事にした。近くの三郷か波田あたりのヤツを産直からちょいと送るかと思っていたら地元?のバイク仲間のSさんがせっかく送るなら中野市の某りんご園のがすごく美味いぞ!との助言。早速連絡先を教えてもらい電話するも…ん?出ない。まあ収穫時期で忙しいんだろうと夜再度電話。やはり出ない。朝方や昼飯時を狙うもやはり出ない。Aさんにその旨を伝えると直々に娘さんの方に連絡をとってくれた。なんでもご両親は収穫、発送と忙殺さてれおり電話に出る余裕も無いとか。ならばと数量と送付先を記入したFAXで一方的に発注。ちゃんと受注確認してるんかや〜?と些か不安な日々だったが暫くして送付先の方から林檎届いたよとの知らせ。更に暫く経ってからりんご園より納品書と請求書が届いた。振込先はJAの某支所だったが他の金融機関からだとなかなか厄介故、職場の近くのJAまで出向いて振り込む事に。山形村が一番近いのだがとても昼休みの間では用が足せそうにない。同僚に午後のミーティングには間に合いそうにないと伝え出発。手書きの伝票で現金を振り込むなど実に久々故たどたどしくしていると窓口のおねーさんが優しく教授してくれるがなんとまあ面倒くさい事か…。しかも複数枚連写の伝票にボールペンでガシっと書く指の筋力が衰えている。よれよれの文字で伝票を書き終え漸く納金。は〜…やっと終わった。商品選んでネットで決済、トンボ返りの如く確認メールが来て早けりゃ翌日荷が着く…こんなペースに慣れっこになってたもんでこの一件は実に労力を要したのだが逆にモノを買って送ったと言う実感に満ち溢れていて、生産者の顔は見る事は出来なかったけど忙しく働く老夫婦の姿が想像出き、そんな中僅かな量の発送に手間を割いてもらった感謝の気持ちまで湧き出て、その林檎を食べたワケじゃないけどきっと日本一だったに違いないだろう。自分では決して作る事の出来ない物への対価を生産者に支払って頂く。だから客は神様なんかじゃあるまい。爽快感と言うには大袈裟だが、なんだか妙に新鮮な気分になってしまった。この日を境にネットに対する気持ちががらりと変わってしまいショッピングは当然だがブログやSNSの意義にまで疑問をもってしまい、仕事以外じゃなるべくパソコンに触れない様になってしまった次第。以上長々と更新怠った言い訳。

 そうは言っても最早ネットに依存しなければ生きては行けぬカラダになっている。竿の仕上げに使う極細目のサンドペーパー。たかだか116円の品を送料無料で送ってくれるショップもある。きっと目には見えない企業努力があるんだろうな。指定の到着予定時間に荷が着かないと宅配業者に確認の電話して催促したり、更にはオークションの「悪い評価」をひとり眺めながらお互いを罵詈雑言でなじりあう様を「わはは!こいつら馬鹿やな〜。面と向かっちゃ絶対こんな事言えね〜」と面白がったりしていたが、もうこんなつまらん事は止そうと誓う。

 職場のFMからKeiko Leeの歌が流れた。なんとなく懐かしい…。寒くなって来るとJAZZっぽいのが沁みるな〜…とAmazonで中古CDを探し発注。数日経って届いたがケースを開けると中身が無い!何やってんだよ〜!アホか!と思うがおいらは既に一皮剝けている。メールにて「商品届きました。ケースの中にブックレットは入っていましたが肝心のCDが見当たりません。ご確認の上連絡宜しく」…。

※画像:Sonny Clark のCool Struttin’よりスラっとした美脚だな。後日料金全額返済されました。ケースは返送不要との事。半分はジャケ買いみたいなもんだったからCDいらないか?


zunboh at 15:05|PermalinkComments(2)つれづれ 

2015年05月21日

無我

肉球  潮が引いてゆくが如くシゴトも竿も先が見えた。追われていると余計な事を考えている余裕も無かったがこうなると風薫る五月に昨日と変わらない単調な暮らしをしている自分を責めてみたくもなる。ま、オトナだから毎日はスペシャルとかアニバーサリーとかその尊さは解からなくもないが、どうしても記憶にも残らない毎日ってのが勿体ない様な気がするのだ。小市民ですから何か目の前にぶっといニンジンでもブラ下げないと走れまへん。日々に感謝する為に何かに祈ってみようかとも思うのだが無宗教故祈りの仕方も解からん。

 働くイコール傍を楽にする…お坊さんあたりが言いそうな理屈だが確かに喜んで頂いたりすると安っぽい遣り甲斐くらいは見いだせる。今回追われに追われた竿も何処かの誰かが大きなサクラマスでも掛けてうはうはとアドレナリンを分泌しているかも知れん。こんないい時期に人様の為に竿を作って自分が釣りにも行けないなんて本末転倒も甚だしいと貧困を呪いもしたがまあいいや。全ての釣り人の悦びは即ちおいらの悦びと思う事にしよう。(これは嘘だ) 東京の釣具店さんの下請け的仕事が大半なので直接お客さんの顔が拝見出来ないのが残念と言えば残念だが。昨今視力が悪くなりかなり辛い作業もあるが一年でも永く続けたいと思うのであります。

 先週末にYAMAHAの古いバイク愛好会の春の集まりが木曽方面であった。諸々の事情にて参加出来なかったのだが、メンバーの一人が道中某所にあるラーメン&お好み焼きのお店を訪ねるのを楽しみにしていた。そこは100歳近いおばあちゃんが営んでいて地元のTV番組でも取り上げられたりしていたからおいらも何となくは知ってはいた。現役で働いていらっしゃるんだからおばあちゃんは失礼か。御麗人に改める。ヒトとしてのスケールそのものが比べ物にゃならんだろうがおいらみたいに「ヒトは何故生きる?」とか「ヒトは何の為に働く?」とかそこら辺の愚問なんてもう問答無用に違いない。おいらも少しでも無我の境地に近づきたいたいからお顔くらい拝見したいな。てかそんな御麗人の作るラーメン若しくはお好み焼きを有り難く頂いてみたいもんだ。


zunboh at 15:09|PermalinkComments(10)つれづれ 

2015年05月11日

動かす

東山 なかなか自分の時間がつくれない。スカっとした気分になりたいので茜ちゃんで出勤する。昨年若干の不安を残したままガレージで眠らせたので些か心許ないがまあその時はその時で…遅刻覚悟でGO!…意外に調子がいいぞ。ブバババ!!あ=!このまま職場じゃないトコロに走って行きたい。昼休み、正月明けからアルバイトに来ている60代半ばのおっさんが「ありゃあんたのバイクか?」と話しかけて来た。「ん〜…最初に買ったのは俺だけど今はいろんな人のパーツがいっぱいくっついてるからな〜…俺のであって俺のじゃないような…」「なんだよ!どっちなんだよ!それにしてもいいバイクだよな〜。マエがドラムじゃないから後発タイプだな。最初の緑のヤツはそら〜イカしてたよな〜。シビれちゃったね。だけんど維持して行くのも大変ずら?」「ん〜…大変てば大変だけどいい仲間に恵まれてて世間で思われてる程大変じゃないかな〜…でもやっぱり大変かな〜…」「なんだよ!どっちなんだよ!…しっかし、いいもん見さしてもらったな〜。粋な物は何年経っても粋なもんだな。ちょいちょい乗って来てや」…強引な語り口のおっさんだったもんでちょっと苦手なタイプだったけど見方が変わったかも。

 初春に七本入ったバンブーのブランク。残業で深夜帰宅が続いていたので体力・気力が持つんだろうかと不安だったが漸く三本出荷、残りの四本も接着完了。後はフェルール(ニッケルの継手部分)を付けて塗装待ち。依頼元の世田谷のショップもバタバタと混乱していてそのフェルールの発注を忘れていたようだ。そんなんで到着までやや時間が空く。今更遅いが塩カルで傷んでいるであろうクルマを洗ってからバイクもいじる。後生大事にしまっていた新品のグリップを装着。こんなん棺桶に入れてもらっても然程嬉しくないからね。ガソリン入れがてら池田町の辺りをグルっと走る。グリップの感触は殊の外良好でグローブにピタっとくっ付く感じ。まあ、今までのがコチコチのツルツルでゴムつーよりプラスチックに近い物質になってたから当たり前と言えばそれまでか。道の駅でマルベリーのソフトクリームぺろぺろ。昨年いろいろと調整に携わって頂いた皆様に感謝しつつ、かなり爽やかな気分に洗濯されて帰ってめーりやした。

zunboh at 12:30|PermalinkComments(6)BIKEとか