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ヘヘヘ、いつぞやの「真説桃太郎」のお伽噺が好評だしたんで、その続編ちゅうか「それからの桃太郎〜グローバル桃太郎〜」ちゅう鬼退治以後の桃太郎はんのお伽噺をどんぞ!

昔昔その昔、おじ〜さんとおば〜さんに育てられはった桃太郎はんは、悪い悪い鬼達を退治しに行きはって、その鬼達に拉致されてはった金髪美女のメリーはんを連れて帰って来ましてん。
ほんで、そのメリーはんにホレても〜た桃太郎はんはメリーはんと結婚しましてん。
これが我が国の国際結婚、第1号ちゅう事だす。
今は深夜、おじ〜さんとおば〜さんは庭に出て、月を見ながら…。

おじ〜さん曰く「桃太郎にエエ嫁が来てよろしおましたな〜。」
おば〜さん曰く「ほんに。」
おじ〜さん曰く「そやけど若いモンて、よろしおまんな〜。わてらもあんな時期がおましたな〜。」
おば〜さん曰く「ほんに。」
おじ〜さん曰く「どれどれ、おば〜さんや…。」

老夫婦は月を見ながら、若い頃を思い出し手と手をつなぎ、ポッと頬を紅らめ合い…、「青春って、エエな〜〜〜!!」ちゅう魂の咆哮をしてはったんだす。
しかし、おじ〜さんのアレは「風が吹いてもなびかぬ枝垂れ柳」、おば〜さんのアレは「千人斬りの古戦キズ」…。
おじ〜さんもおば〜さんも「ハー」ちゅうため息をつくばかり…。

すると新婚はんらの寝室から…。
メリーはん曰く(すすり泣きとともに、か細い声で)「ファーザー、ファーザー…。」

おじ〜さん曰く「おば〜さんや、メリーはん『お父さん、お父さん』ちゅうて泣いてはりまっせ。」
おば〜さん曰く「ほんに。」
おじ〜さん曰く「やっぱり海の向こうの、異国のお父さんが恋しいんと違ゃいまっか?」

次の朝、おじ〜さんはメリーはんに…。
おじ〜さん曰く「メリーはん、異国のお父さんが恋しいんか? ナンやったら里帰りしてもよろしおまっせ。」
メリーはん曰く「ナニを言〜てまんねん?! メリー、めっちゃハッピーよ!!」
おじ〜さん曰く「?????」(極度のカルチャーショック)

メリーはんは昨夜「ファーザー、ファーザー…。」ちゅうて『お父さん、お父さんfather』と言〜とったんやの〜て、『もっと、もっとfurther』ちゅうて言〜とったんだす。
青春って、エエな〜〜〜!!

ヘヘヘ、高卒程度の教養は持っとかんとあきまへんで〜。

エッ?
「岳承はんは英語が苦手やったんでは…?」ってだっか?!

ヘヘヘ、そうでんねん。
海外旅行へ行きましても関西弁で外国の税関を通りまんねん。
そやけど最近、わてに優しゅ〜に本場の英語を教えてくれはったお人はんがいてまんねん。
そ〜ゆ〜わけだして、ナンか知りまへんけど「気分はグローバル」なんだす。

(2004.3/5のトップページに掲載し申した)