しっかりと歯のケアをして、よくかんで食事をすると、脳がよく働いて注意力を保つことができます。また、食べ物がしっかりと消化吸収されるため、肥満を防ぎ、いつまでも歩けるという健康効果が期待できます。

体と脳神経細胞を結んでいる神経繊維の3分の1は口周辺から出ています。

脳には神経線推の数だけ脳神経細胞があるので、よくかむと、脳神経細胞にたくさんの血液が流れて、多くの運動・知覚の脳神経細胞が働きます。

そして、注意力の向上や加齢に伴う脳神経細胞の減少を抑えることができると考えられています。ある会社とのタイアップで実施した調査では、足腰の不自由な高齢女性の方は、注意力に働く脳神経細胞の働きが低下しているため、紙の上で1から25 までの数字を順番に線で結ぷ作業に時間がかかりました。また、転ばないように注意しながら歩くことが困難でした。しっかりと歩くためには、よくかんで脳の活動性を上げて、注意力を向上することが大事です。

食べ物をよくかむと、たくさん分泌される唾液中のアミラーゼの働きで、でんぷんが分解されて体に吸収されやすい糖分が増えます。
体内に吸収された糖分は、脳の満腹中枢に働いて食事を終らせます。また、よくかむことで、食べすぎを防ぎ栄養がしっかりととれて肥満の予防になり、体重が重く足腰の筋肉を鍛えても活動しにくくなる「サルコペニア(筋肉量減少)肥満」を防ぐことができます。

一方、早食いでは体内に吸収されやすい糖分が増え或食事を終らせる満腹中枢が働く前にたくさん食べてしまい、太ってしまいます。脳神経細胞が働き、栄養分が十分にとれて肥満を予防し、いつまでも歩けるという健康的なからだをつくるためには、普段からしっかりと歯のケアをして、食べ物をよくかむ習慣をみにつけましょう。

「噛む」大切さ はこちら。