院家日記

お寺の住職が徒然なるままに、お寺のこと、仏教のこと、日頃の出来事、興味あることなどについて書き綴っています。毎日投稿することを心がけています。5年間続けていたブログが閉鎖され、2年間続けていたブログの調子が悪くなったので2018年1月よりこちらを利用しています

自己紹介:36年間のサラリーマン(金融保険、ホテル事業、葬祭事業)を経て2008年4月より寺院専従となりました。檀家(門徒)目線のお寺づくりに励んでいます。取り敢えず何でも自分でやってみることが好きです。その結果、無駄なことをやったり遠回りをしていると思います。まあ、それでいいかな?

IMG_9103

徳永進さんの野の花診療所が発行している『野の花通信』の32号が今日届きました。野の花診療所には父が平成19年からお世話になり、そのあと数年おいて母がお世話になっています。父は日赤病院に入院していたのですが、これ以上治療出来ないということで退院を迫られていました。そんな困った状態だった時に徳永医師が手を差しのべて下さいました。母はもう10年近く前の在宅の時から訪問診療をお願いしていました。静脈血栓症にかかったときや転倒骨折の時など受け入れ先の病院を手配していただいたり、救急車を呼んでいただいたりもしました。個人的には学生時代から知っている先輩ですが、その頃はユートピアを目指したり、ハンセン病の映画をところ構わず上映したりと一風変わった先輩でした。親類から見放された方を自分のところへ入院させ、最期まで面倒を見、養源寺に納骨されたこともありました。母も何度か野の花へ入院し、今は野の花のホームホスピスでお世話になっています。身近で先生の日々を見ることがありましたが、いつ休むんだろうというような毎日です。看護スタッフも、ボランティア精神の旺盛な人でなければ勤まらないと思います。そこが難しいところですね。余計な心配だと思いますが、次世代はどうするんだろうと思います。でも今回『野の花通信』を読むと訪問診療に魅力を感じている医師がおられることに勇気付けられました。病気への対応以外に食事、トイレ、風呂などの問題を看護師、ケアマネ、ヘルパー、リハビリなど様々な職種のかたと一緒に悩み、考え、その人の希望に近づけるような方法が見つかったときの達成感は半端ではないと言われます。医師の過剰労働が問題になっています。そこの折り合いをつける工夫が求められていると思います。

            ホームページに戻る

IMG_9102


上田紀行さんのがんばれ仏教が出たのが2004年ですから、あれからもう14年以上経つわけです。私はこの本で應典院の秋田さんの活動を知り、神宮寺の高橋さんの活動を知りました。大いに刺激を受けましたし、自分の方向が定まったような感じがしました。今見るとその本はアンダーラインだらけです。買った本を眺めて見るとその当時から気になった本は片っ端から読んでいたようです。今でも毎月10冊は買っていますので、本箱が溢れています。私が子どもであった昭和20年代から30年代にかけては、どこのお寺も貧乏で、日々暮らして行くのに精一杯でした。お寺が立派になって行ったのは、高度経済成長に連れてだと思います。お寺が変わったわけではないのにお布施は増えて来ました。今まではお寺として努力をしなくても、なんとなくやってこれました。しかし非正規雇用者のほうが多くなって来つつある現在は、お寺に寄付するお金はありません。葬祭に使えるお金も、少ない方が喜ばれる時代です。一方では人口減少により努力虚しく消えて行くお寺があります。また、崩壊しつつある檀家制度に頼り切って、自らを変えようとしないお寺もあります。危機を感じつつも何をすればいいのかわからないお寺もあります。少数の富裕層に多数の中下位層のような形で、お寺にも経済格差の時代がやって来ます。現在の檀家数は問題ではありません。過去の歴史を見てわかるように、お寺は自分で選べるということが認知されれば、人気・不人気による流動が起こると思います。すでに鳥取でもそういう小さな流れがあります。このまま景気後退が続くとお寺を支えてきた層が、それどころではなくなります。お寺という専門性重視ではなく、リベラルアーツの考え方が必要な時代に入ると思います。

             ホームページに戻る


IMG_9096

 今日はパーキンソン病にかかりながら、しまなみ海道70キロを三日間かけて自転車で走破したお父様の葬儀をお勤めしました。臨終勤行から4日目のことでした。葬儀の最後にNHKで放映された特集を見ました。子どもさんに影響されて始めた自転車で、いつか『しまなみ海道』を横断するのが夢でした。その夢を果たせないまま難病と言われるパーキンソン病が発病しました。一時はあきらめた夢でしたが、子どもさんや仲間の激励により、挑戦することを決意されました。それからは衰える筋肉や体のバランスを維持するため過酷なリハビリの毎日でした。弱音を吐きたかったかも知れませんが、いよいよスタートの場に立つことが出来ました。様子を見ながらの初日でした。進めば進むほど体力が奪われていきます。痛みを抑える薬も数時間しか持ちません。バランスを崩し転倒することも何度か。一日目のゴールまでたどり着けず、体力の限界でゴールまで少し残し、そこで一日目を終えました。二日目は宿からそこまで戻り再スタートです。坂道になると推進力が落ちます。息子さんのフォローもあって、何とか二日目のゴールにたどり着きました。三日目は少し元気が取り戻せたようで快調な滑り出しです。多くの皆さんの応援にも後押しされ、あと少しで走破です。お父さんの顔が生き生きして来ました。そしてついにゴールを迎えます。その時のお父さんの言葉が素敵でした。『私よりこの子に拍手を送ってやって下さい。私のわがままを聞いてくれたこの子にありがとうを言いたい。ほんとうにありがとう。』決していつも仲良しの親子ではなかったようです。この病気が私たちを仲良しの親子にしてくれましたと語られた初日の宿でのお父さんの言葉が印象的でした。病気に負けるなではなく、病気と共にあっても充実した人生は送れるのです。大切なことを学んだ一日でした。合掌

                                                  ホームページに戻る

IMG_9093


西本願寺は報恩講の行事を以前からインターネット中継で流しています。都合により本山参拝出来ない方でも、本山のホームページから自宅のパソコンやスマホで動画を見ることが出来ます。私は15日午前中の報恩講法要など諸行事を数時間見させていただきました。中でも、昨夜730分から今朝540分にかけて聞法会館の総会所と三階多目的ホールで勤められた通夜布教は勉強になりました。一人の布教使の持ち時間は40分となっており、一階と三階で一座ずつ勤められます。年々話し方のレベルが向上しているのがわかります。初めて聞く方にもわかりやすいように工夫して話しておられます。まず、発声がよろしい。マイクの性能も良いのでしょうが、滑舌がいいのと言葉の間にアーとかエーがないので、話しの内容がわかりやすいのです。起承転結がはっきりしていますし、体験談やたとえ話がふんだんに入っていますので、退屈になりません。立て板に水に近いスムーズさですので、話しなれておられるのでしょうか。繰り返し法話の場を経験することが一番の勉強になるのでしょうね。『習うより慣れろ』が基本なのかも知れません。

                        ホームページに戻る


一般的に樹木とキノコは共生関係にあると言われていますが、詳しいことは知りませんでした。著者が管理しているブナ林で、すべての木が申し合わせたかのように同じ量の光合成をしていたそうです。その林は場所によって柔らかい土のところや、硬い石が多いところ、湿っぽいところ、乾燥しがちなところなど色々で、栄養素も区画によってまちまちです。木の内部で合成される糖分の量もバラバラ、成長の早さも異なっているのに不思議です。著者は次のように考えたそうです。太い木も細い木も仲間全員が葉一枚ごとにだいたい同じ分量の糖分を光合成でつくりだせるように、木々は互いに補い合っている、と。この林では菌類の巨大なネットワークが活躍し、豊かなものは貧しいものに分け与え、貧しいものはそれを遠慮なくちょうだいするといいます。菌類は動物と植物の中間のような存在ですが、菌類の細胞膜はキチンという物質で出来ていますので、植物よりは昆虫に近い生き物です。菌類は光合成が出来ないので他の生き物から栄養を取るしかありません。そして数十年かけて地中に菌糸体を広げて行くそうです。信じられない話ですが、アメリカのオレゴン州では、重さ600トン、推定年齢2,400歳というキノコが見つかっています。ただし巨大キノコは樹木の組織を殺してしまいます。菌糸は根の総面積を増やしますので、自分の力だけでは集められない多くの水分と栄養を吸収します。さらにキノコは必要に応じてホルモンを出したり、重金属を濾過したり樹木の成長を助けます。しかし見返りに木の栄養の三分の一を要求すると言います。人間の世界と一緒ですね。

                  ホームページに戻る


IMG_9092

 新聞の書評で読んで注文していた本がやっと届きました。まだ全部は読んでいませんが、目から鱗の本です。1964年ドイツのボンに生まれた著者は、子供の頃から自然に興味を持ち、大学で林業を専攻しました。卒業後プファルツ州の営林署で働いたのち、フリーランスで森林の管理を始めました。様々なアウトドア活動を通じて森林と樹木のすばらしさを知っていただきたいと本書を書き下ろししました。前書きから興奮します。『人間と同じように木も痛みを感じ、記憶もある。木も親と子が一緒に生活している。』驚きませんか。ある日彼はブナの朽木が切り株のまま生きていることを知ります。なんと地下茎で他の木から栄養を受けているのです。木も地下で不思議なネットワークを作ってることを知りました。また木は言葉は話せませんが、お互いに伝達する方法を持っているというのは衝撃的でした。森林や樹木は生きていますから、生きている私たちと共通するところがあるんですね。是非皆さんに読んでいただきたい一冊です。

                                           ホームページに戻る

平成29年の日本人の平均寿命は、女性87.26歳、男性81.09歳です。世界トップクラスです。いつ頃からこんなに長くなったのか少し調べて見ました。ずっとさかのぼって縄文時代を見ますと、男女ともに14.6歳と推定されます。これは遺跡から発掘された骨から算出し、かなり高い信頼度で個人の年齢を推定することが出来るそうです。その時代でも65歳以上の高齢者は存在していました。室町時代になっても男性15.2歳、女性17.3歳とほとんど伸びていません。江戸時代になると寺の過去帳がありますのでかなり正確にわかるようです。ある村の過去帳によりますと、1800年ごろで男性45.6歳、女性43.8歳という記録が残っています。昭和22年からは国政調査がありますので全国平均がわかります。70年ほど前の昭和22年は男性50.06年、女性53.96年となっており、やっと50歳を超えました。この頃の童謡「船頭さん」では、♪村の渡しの船頭さんは 今年六十のお爺さん♪と歌われているように六十にもなって仕事をしているのが珍しい時代でした。この年65歳まで生存可能なのは男性で40%、女性で50%程度でした。この後平均寿命はぐんぐん伸び、65歳まで生存可能なのは男性で89.4%、女性で94.5%となっています。現在の90歳までの生存割合は男性25.8%、女性50.2%となっており、女性の約半数は90歳代まで生存する可能性を示しています。死亡原因第一位は悪性新生物、第二位は心疾患、第三位は脳卒中となっています。もしこれらの病気が克服されると、平均寿命は男性87.9歳、女性92.87歳となります。今後はこの数字に限りなく近くなって来ると思われますが、これを超えるには日本古来の仏教的思考を取り入れることがポイントとなるような気がします。参考:鈴木隆雄著『超高齢社会の基礎知識』

            ホームページに戻る

        

            

今年は雪がないせいか、三ヵ日が明けてから相談に見える方が増えました。昨日はお寺を変わりたいという相談、今日は終活についての相談でした。午後からは新しくお仏壇を購入された方の入仏式と百箇日をお勤めしました。夕方からは町内の総会があり、会計報告をさせていただきました。年一回しか顔を会わせない方も多数おられます。こんな近所に住んでいてと思うのですが、生活のタイミングが合わないとそうなります。

今日お寺に相談に見えた方はご自身のお墓の相談でした。県外に実家のお墓はあるようですが、そこに入るわけには行かないし、嫁ぎ先のお墓にも…ということでした。納骨施設安穏堂や地階の永代供養安置所もご覧いただいたのですが、お気持ちにピッタリなのが養源寺の樹木葬墓地でした。さらにお寺での通夜葬儀体験会にも興味を持たれたようです。根本には嫁いだ娘や県外にいる息子に面倒をかけたくないということがあります。実の子が迷惑に思うことなどないと思うのですが、親の側から見ると負担に感じさせたくないということなのでしょう。その気持ちもわからないではありませんが、自分を生んで育ててくれた方への最後のご恩返しと考えれば負担でも何でもないです。どうか終活については、子どもさんの意見も聞いて欲しいと思いました。12月と1月は年間でも一番相談が多い時です。一年のけじめと始まりは、やっぱり特別なんですね。

                       ホームページに戻る


厚生労働省が「毎月勤労統計」を不適切に調査していたという問題が明らかになりました。本来は500人以上の事業所すべてを調べるルールですが、2004年から東京都分は1400の事業所のうち500事業所だけを抽出して調べていたということです。さらに整合性を繕うため、それを3倍するという調整をしていたと言いますから悪質です。不正のあった毎月勤労統計は、雇用保険の失業給付の日額上限や下限、労災保険の給付水準を決めるのに用いられます。私も退職後失業給付をもらったことがありましたが、上限額が低くて驚きました。現在だと日給換算で上限が8,250 円となります。こういうことを決める元の数字が毎月勤労統計によってはじき出されるわけです。発表される統計上の数値は、誰も正しいかどうか検証することが出来ません。検証するには同じことをする必要があるからです。

サラリーマン時代、自社イメージ・認知度調査と称して、消費者がもつ自社のイメージ調査やどの程度知られているかということを外部委託で調べたことがあります。調査費用は数百万円単位だったと思います。方法は電話調査です。結果はそれらしいものをもらいましたが、原票をもらったわけではないので、消費者の意見を正しく反映したものかどうかの検証は不可能でした。万が一詐欺的商売であれば、あらかじめクライアントが欲しそうな数値に狙いをつけ、アンケート結果だと言って作文をすることは可能です。それを検証するためには同じことを他社に頼まなければなりませんが、そんなことをする企業はないと思います。受け取るほうは信じるしかないわけです。統計などを信じることの危険性を明らかにした今回の事件だと思います。

                      ホームページに戻る


以前にも書きましたが、昨年9月に起こったことが今頃になってテレビで取り上げられています。テレビで取り上げるほどのことかなあと思います。他に取り上げることがないのでしょうか。実際に運転している僧侶は五万といるわけですし、もし危険であれば僧衣が原因の事故も起こっているでしょう。その前に運転している人がわかると思います。それだけではなく僧衣には何種類もある話しとか、もとは糞掃衣といってボロキレや死体をくるんだ布の使えそうな部分を継ぎはぎしたものだというようなことを教えてくれればいいのにと思ってしまいます。権力や価値観に流されないところが仏教の伝統でもありますので、話題性としては面白いと思います。
除雪に明け暮れた年のことを思えば、今年は楽をさせてもらっています。その分、例年にはない寺院運営計画の作成に頭を抱えています。25日がその発表となりますが、このたび発表のガイダンスというものが来ました。持ち時間は一ヵ寺25分、そのうち発表時間は7分だそうです。そして次の2点を心がけて下さいということです。“表の内容が寺院関係者の中でしっかり整理され、納得され、骨太な軸の通ったストーリーとして滑らかに語れること。△海谿幣紊侶弉莉颪呂發書くことが出来ないと心底思えること。

かなりハードルが高いですね。人前で話す機会は多いのですが、いつも一人で考え一人で納得していますので、関係者の間で整理したり修正することはありません。いつも一方通行です。テーマが同じでも書くたびに違ったものが出来ますので、これでいいと思えることはありません。この2点をクリアすることは出来そうにありません。

IMG_9086


         ホームページに戻る

IMG_9082

久しぶりにプリンターを買いました。モノクロですが印刷コストが安いと評判の機種です。現在使っているはメインがゼロックスの複合コピー機に、モノクロのNECページプリンター、キャノンのA3インクジェットプリンターの3台ですが、NECの調子が今一つなので、文書印刷用にエプソンPX-S160Tというデカタンクが装着出来るものを買いました。モノクロA4印刷機で二万円ですから、安くはありませんがランニングコスト0.7円というのに惹かれました。また、プリント5万枚保証ですから月1000枚使う身としては有難いです。無線ランに対応していますのでどこのパソコンやスマホからも印刷可能です。大量の文書印刷が目的ですので、印字精度は求めていないのですが写真印刷もまずまずで合格点です。それに印刷速度が速いのにびっくりしました。ページプリンターも早くてこすれることがないので良いのですが、熱によって紙がカールするのが欠点です。その点インクジェットはカールすることがないので安心です。1000枚印刷しても700円ですので長い目で見れば経費削減になります。この写真はスマホから印刷したものです。

IMG_9084

                                 ホームページに戻る


IMG_9073


大分県の杵築市立図書館は、読んだ人の記録が残る読書の記録を預金通帳そっくりの形式で導入しています。記載されるのは貸出日、本のタイトル、著者名、本の価格です。一冊に336冊まで記入できるそうです。発行手数料は高校生以上が100円で、中学生以下は無料です。私が登録している図書館ではカードを作ってそのカードを出すことによって貸し出し手続きが完了します。自分が過去にどんな本を借りたかなどは自分で記録しない限りわかりませんが、こういう通帳が出来るとうれしいですね。この図書館では、高齢者から以前借りた本をまた借りたいが、タイトルを忘れてしまったという問い合わせが多いと言います。過去に手書きの読書の記録ノートを作っていたこともあったということですが、自分で記入しなければならないということで普及しなかったそうです。本の価格が書いてあるのも興味深いですが、月に一度合計金額が印字されるということですので、自分で買ったらこれだけかかるということがわかって良いと思います。私が領している宅配のDVD200710月から今までに借りた映画298本のタイトルや自分で付けた評価などが一覧で見えるようになっています。好きな映画の傾向が客観的にわかりますし、間違って同じ作品を借りることもなく助かっています。是非鳥取でもこの通帳形式を導入していただきたいと思います。

            ホームページに戻る


今日は七草がゆをいただく日でしたが、普段から野菜をたくさん食べているので、あらためていただくことはしませんでした。
嫌いな人とどう付き合うかを考えて見ました。付き合わずに済むなら、付き合わないのが一番だと思いますが、そうは行かない場合がたくさんあります。そういう時はどうしたらいいのでしょう。仏教の四苦八苦の中に怨憎会苦というのがあります。怨むほど憎いのにどうしても会わなければならない苦しみのことを言います。人同士だけではなくて国同士でも同じです。

いいところだけ持っている人はいませんが、悪いところだけ持っている人もいません。みんながどっちも持っています。ただ、どちらが多く出ているかという違いです。厭な人、嫌いな人の性格や態度、考え方は、その人だけが持っているものではなく、実はあなたも持っています。ただそれを外に出していないだけなのです。なぜ出さずにおれるかというと、厭な人や嫌いな人がいるからです。それを見て自分はそうなりたくないなと反面教師の役をしてもらっているからなのです。好きな人も厭な人も自分の先生なのです。ですから付き合うときはどちらにも感謝の気持ちを持って、普通に接すればいいのです。好意や敵意をむき出しにして付き合う必要はありません。これが長く付き合うコツです。

           ホームページに戻る


今年は雪のない正月を過ごしています。子どもたちの都合がつかなかったので、今年初めて家族が集合しました。本堂でお勤めをしてから、食事会をしました。この一年の健康を願って乾杯しました。

現代の医療を持ってしても解決できないのが、免疫系の疾患とガン、精神病の三つです。一つの仮説としてこれらは、ミトコンドリアの働きが低下しているのではないかという考え方があります。ミトコンドリアは私たちが摂取した食物からエネルギーを取り出して、体内で利用することのできるATPというエネルギー通貨に変換してくれます。このエネルギー通貨を消費することで代謝反応を進めたり、体を動かすことができるのです。人間にはすべての細胞に存在し、一つの細胞に住むミトコンドリアは8003000と言われています。そのミトコンドリアが機能不全を起こしたために、免疫力が低下し、病気を引き起こしたのではないかという考え方があります。そしてその機能不全のもとは、体温の低下ではないかとみられています。特に腸内の冷えが問題視されています。昔からおなかを冷やしてはいけないと言われていますが、現代はファッション重視でおなか周りを温めるということをしません。出来れば季節に関係なく、おなか周りを温めたほうが良いようです。特におなかが冷たい人は要注意です。おなかを温めることで手足も暖かくなると言います。健康に過ごすために、夜寝るときは腹巻を考えて見ては如何でしょう。

                             ホームページに戻る


昨日の問題を見て高校入試や大学入試を思い出された方があるかも知れません。実は試験問題に出される文章というのは、悪文です。質問も回答も主語、述語の関係が複雑でわかりにくくなっています。これを頭の中で解きほぐし、わかりやすい文章に作り直して、回答することが必要となります。AIは、このような作業が苦手です。いちいち昨日の問題を見なくてもいいように、全文載せました。文字数が多くなりますが、ご勘弁を。

 

問題一 次の報告から確実に正しいと言えることには〇を、そうでないものには×を記入してください。

公園に子どもたちが集まっています。男の子も女の子もいます。よく観察すると、帽子をかぶっていない子どもは、みんな女の子です。そして、スニーカーを履いている男の子は一人もいません。

|砲了劼呂澆鵑碧校劼鬚ぶっている。( )

∨校劼鬚ぶっている女の子はいない。( )

K校劼鬚ぶっていて、しかもスニーカーを履いている子どもは、一人もいない。( )

解答 正解は,世韻任后L簑衒乎罎痢嵋校劼鬚ぶっている女の子はいない」から、帽子をかぶっているのは男の子だとわかります。ですから,論気靴い海箸わかります。しかし、女の子は誰も帽子をかぶっていないとは言っていません。つまり確実に正しいとは言っていません。だから△蓮澆任后さらに、「スニーカーを履いている男の子は一人もいません」という文と合わせても、「帽子をかぶっていて、しかもスニーカーを履いている女の子がいる」可能性を否定出来ませんからも×です。

 

問題二 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

 

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから一つ選びなさい。

セルロースは(      )と形が違う

Aデンプン Bアミラーゼ Cグルコース D酵素

解答 正解は,離妊鵐廛鵑任后K真景梗劼力誓皸儖から経産省の官僚まで、なぜかグルコースを選ぶので驚きましたということです。
同じ形で問題を作ってみました。じゃんけんのチョキは5本の指で出来たパーに勝つが、同じ5本の指で出来たグーに勝つことが出来ない。
グーは(    )と形が違う
Aパー Bじゃんけん C5本の指 Dメンコ
正解はAのパーです(自作の問題です)

 

問題三(数学) 偶数と奇数を足すと、答えはどうなるでしょうか。次の選択肢のうち正しいものに〇を記入し、そうなる理由を説明して下さい。

(a)いつも必ず偶数になる

(b)いつも必ず奇数になる

(C)奇数にも偶数にもなる。

解答 正解はもちろんbのいつも必ず奇数になるです。理由には正解が34%、誤答が66%でした。誤答例を紹介します。

例1:2+1=3、4+5=9のように。(証明と例示の区別がわかっていません)

例2:全部やってみたらそうなった。(全部やるのは不可能です)

例3:偶数を奇数にするためには、偶数を足しても駄目だが、奇数を足せばよい。

   偶数を足すことは和の偶奇に影響を与えないため、奇数に偶数を足すと、いつも必ず奇数になるから。(問われていることをそのまま文字にしただけで、答えにはなっていません)

例4:三角と三角を足したら四角になるのと同じで、四角と三角では四角にならないから。(たとえ話しと証明の区別がついていません)

正解は次の通り。

偶数と奇数は、整数m、nをもちいて、それぞれ2m、2n+1と表わすことが出来る。そしてこの2つの整数の和は、2m+(2n+1)=2(m+n)+1となる。m+nが整数なので、これは奇数である。

 

問題四 幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。

前の文が表わす内容と次の文が表わす内容は同じかどうか答えなさい。

1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。

答え(       )

解答:正解は同じではないです。沿岸警備を命じられたのは大名です。出てくる単語が同じですからAIが苦手な問題です。中学三年の正解率が55%だそうです。ある新聞社の記者の正解率が57%だそうです。二択ですので何も考えなくても50%は正解します。記者の読解力を疑います。そんな記事は読めませんね。

             ホームページに戻る


昨日紹介した本では、コンピューターでは出来ない仕事を明確に打ち出しています。その仕事とは文章の読解力を必要とする仕事です。少し読解力テストをして見て下さい。

問題一 次の報告から確実に正しいと言えることには〇を、そうでないものには×を記入してください。

公園に子どもたちが集まっています。男の子も女の子もいます。よく観察すると、帽子をかぶっていない子どもは、みんな女の子です。そして、スニーカーを履いている男の子は一人もいません。

  男の子はみんな帽子をかぶっている。( )

  帽子をかぶっている女の子はいない。( )

  帽子をかぶっていて、しかもスニーカーを履いている子どもは、一人もいない。( )

問題二 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

 

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから一つ選びなさい。

セルロースは(      )と形が違う

Aデンプン Bアミラーゼ Cグルコース D酵素

 

問題三(数学) 偶数と奇数を足すと、答えはどうなるでしょうか。次の選択肢のうち正しいものに〇を記入し、そうなる理由を説明して下さい。

(a)いつも必ず偶数になる

(b)いつも必ず奇数になる

(C)奇数にも偶数にもなる。

 

問題四 幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。

前の文が表わす内容と次の文が表わす内容は同じかどうか答えなさい。

1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。

答え(       )

回答は明日の院家日記をご覧下さい。

                    ホームページに戻る


IMG_9065


新井紀子さんの「AIvs.教科書が読めない子どもたち」を読みました。非常に面白い本です。「AIが神になる?」―なりません。「AIが人類を滅ぼす?」―滅ぼしません。

「シンギュラリテイが到来する」―到来しません。本の『はじめに』に書いてある言葉です。囲碁や将棋でAIの勝利が続いており、車は自動運転が近づいているなど、AI(人工知能)の進化がすさまじいですが、AIについての誤解を解いてくれる本です。AIは神に代わって人類にユートピアをもたらすことはないし、その能力が人智を越えて人類を滅ぼすこともないそうです。AIはコンピューターですから、計算方法は0と1の組み合わせです。それで表わせるものしか実行できません。AIはartificial intelligenceの略で知能を持ったコンピューターという意味で使われています。しかし知能をもったAIは、まだどこにも存在していません。コンピューターがしているのは四則演算です。囲碁や将棋は厳格なルールがあり、四則演算で計算することが可能な分野です。本当の意味での人工知能を開発するためには二つの方法しかないと言います。一つは人間の知能の原理を数学的に解明して、それを工学的に再現するという方法です。もう一つは原理はわからないけどいろいろ試していたら偶然に出来たという場合です。残念ながら人間の知能を科学的に観測する方法はありません。人が何を考えているのかということでさえ、全く解明出来ていません。偶然の方については、この宇宙に地球と同じ星が存在しているかも知れないことを否定出来ないというレベルの可能性です。この本は全部で287ページありますが、最初の数ページで魅了されました。機会があればまた取り上げたいと思います。

          ホームページに戻る


養源寺ーイメージラフ圧縮 (640x453)


元旦会には多くの方にお参りいただきました。法話でお寺と神社の違いについて触れました。一般論ですが、神社はお願いごとをするところ、お寺は感謝するところというようなお話しをしました。年末年始は人にとって特別なんだなと思うことがありました。12月30日の午前中、立て続けに数本の電話がありました。すべて常連の相談者からのものでした。内容は同様に今年一年お世話になりましたという感謝の電話でした。大晦日は忙しいと思われたのか、不思議に30日でした。元旦は納骨施設安穏堂と樹木葬墓地の前で読経しますが、個人の墓参りの方の姿は見ませんでした。ところが今日はみぞれ交じりの雨の中や、ちょっとのぞいた晴れ間などにちらほらお墓参りのご家族が見えました。お話しを聞いたところ、元旦ではなく二日にお参りするものだと思っているとのことでしたが、そんな習慣があるのでしょうか。子供の頃は元旦は外に出るものではないと言われていました。昔は初詣の習慣もそれほどなく、お店も全部閉まっていましたのでそういわれたのかも知れませんし、初売りは早くて二日からとされていました。聞くところによると、コンビニが出来てから元旦初売りが定着したそうですが、今年は元旦に休むところが増えましたね。良いことだと思います。でもクロネコさんは元旦から荷物を届けに来られました。頭の下がる思いです。元旦は車が少ないので効率よく配達出来るのかも知れません。

                         ホームページに戻る


IMG_9061


新年あけましておめでとうございます。今年は4月で平成が終わり、5月から新しい年号となります。平成は31年までということになりますが、世襲の場合は平均すると一代が30年近くになります。昭和が64年まであったのは特別だと思います。今年はオリンピックの前年になりますので、代表争いでスポーツ番組が増えるでしょう。サッカーはワールドカップ予選が始まりますし、ラグビーのワールドカップも日本で開催されます。スポーツから目が離せない年になりそうです。一方、私たちの生活に目を向けますと、10月には消費税引き上げがあります。株価は上がる要素は少ないと思います。非正規雇用の割合はさらに増え、経済格差が広がると思います。AI化が進み便利になりますが、それに反比例して生きがいや希望を持つ若者が減り、さらに老人大国となります。政治の世界では、中国の力が絶大となり、アメリカと肩を並べるようになると思います。外国から来る人が一番驚くのが、見知らぬ観光客に写真を取って欲しいとカメラを渡す行為だそうです。まるでカメラを盗ってくれと言わんばかりだと言うのです。想像もしませんでしたが、安全ボケなのでしょうか。安全ボケでもいいので、安心して暮らせる社会を保ちたいと思います。

                       ホームページに戻る


今年を振り返ってみると、例年に比べ自分の趣味や娯楽に使う時間が妙に少なかった気がします。ちょっと仕事の手を広げ過ぎたかなと思います。聞いているとすぐ寝られるyoutubeの「葬儀葬祭チャンネル」も最近はほとんど聞いていません。このチャンネルの佐藤信顕さんは、動画を毎日更新ですから恐れ入ります。世の中には信じられないくらいの努力で前向きに生きている人がいます。そういう人たちに刺激を受けて頑張ろうとするわけですが、それほど能力があるわけではないので、すぐに疲弊してしまいます。そんなわけでやりっぱなしの仕事の跡片付けをしています。お寺は広い部屋がいくつもあるので、必要な資料を広げて作業するのに便利です。自分用のパソコンも3台あるので三つ部屋で別の作業をしています。でも年始ぐらいはきれいにしておこうと片付け始めたのですが、捨てるに捨てられないものばかりで、ファイルが増える一方です。ファイルしてしまうと見なくなるので、したくないのですが出しっぱなしだと面積を取るので仕方ないです。明日は元旦会です。「人にとって一番大切なこと」というテーマで話しをする予定ですが、頭の中はまだ白紙です。これから寝るまでの間に構成くらいは考えたいと思います。これでは来年もゆとりある生活は無理みたいです。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。合掌

                   ホームページに戻る


製薬大手の部長が自殺する前の8年間で8千時間残業していたことがニュースになりました。過労死ラインと言われる月平均80時間越が56ヶ月あったそうです。平日に換算すると、毎日4時間以上の残業ということです。私が働いていた当時を振り返ってみると、事務処理系の係長、課長クラスと経理系の係長クラスが残業が多かったように思います。毎晩10時、11時ということもありましたので積算すると過労死ラインを越えていたと思います。当時は過労死ラインというものはなく、三六協定だけが歯止めでしたが、繁忙期は100時間も可能でした。残業のすべてが認められるわけではなく、協定の限度を超える部分はサービス残業でした。遅くなると、おなかは空くし、集中力は途切れるしで間違いも発生し効率がずいぶん落ちます。今考えると定時内に集中して仕事をするというシステムの方が良かったかも知れません。一般的に課長クラス以上になると残業代は発生せず、残業見合分を含んだ管理職手当が付きますが、昇進したために手取り額が下がるということも発生します。そのため管理職になりたがらない人がいるのも現実です。下の写真は5日前の記事です。電通で過労のため自殺した高橋まつりさんのお母さんの手記が載っています。電通は広告業界最大手の企業で、平均給与もトップクラスですが、非常にきつい職場であることは知られていました。顧客は一流企業ばかりで無理難題も多かったと聞いています。勤め人が命を懸けてやるような仕事は存在しないと思います。仕事にはまり込んでしまうと自分がやるしかないと思ってしまいます。そこをうまくアドバイス出来るのが上司だと思うのですが、そういう風土がなかったのでしょう。お母さんの言われる通り意識改革を進めなければ同じことはまた起こります。

IMG_9030

                                           ホームページに戻る



今日の読売オンラインに次のような記事が出ていました。

『9月16日午前10時過ぎ、福井市内の県道で、男性が軽乗用車を運転していたところ、取り締まり中の警察官に制止された。警察官は「その着物はだめです」と告げ、青切符を交付。違反内容は「運転に支障のある和服での運転」と記され、反則金6000円を納付するよう求められた。男性は法事に行く途中で、裾がひざ下までの僧衣を着ていた。』
私は今日も布袍(ふほう)を着て車を運転し、宅参りして来たところです。布袍というのは、僧侶の普段着で袂もそれほど大きくなく裾も短めですが、さすがに丈は膝より下です。他宗では改良衣とか略衣ということもあります。運転に支障が出るようなことはなく、その格好で50年近く運転していますが事故を起こしたことはありません。記事の詳細では警察も僧衣がすべてダメということではないと言っていますが、基準があいまいであり警察官によって対応が違うことも懸念されます。拡大解釈をされるとロングスカートや着物も違法ということになりかねません。青切符を切られた僧侶の所属する宗派も反発の意向を示しており反則金も納付していないということです。このままでいくと裁判になる可能性が大です。成り行きに注目して行きたいと思います。

                            ホームページに戻る



resized_01
都道府県で課長級以上の女性管理職の割合が一番高いのが鳥取県という記事が今日の日本海新聞に出ていました。全国平均の2倍ということですから、すごいと思いますが、それでも20パーセントです。男女の数で言えば50パーセントいても不思議ではありません。サラリーマン時代に有能な女性が何人もいましたが、役職者は少数であり、部長職以上はいませんでした。役員会にも女性の姿はゼロでした。嫌な言葉ですが、女の出る幕ではないということを女性が言っていた場面がありました。男性優位社会が女性を萎縮させてしまったのでしょうか。現代は女性が活躍できる場が増えましたが、僧侶の世界ではまだまだです。浄土真宗には比較的女性僧侶が多いと思います。鳥取因幡組では女性住職は少ないですが、女性僧侶は何人もおられます。ところが鳥取市仏教会理事には女性が一人もおられません。女性を理事にしたいと動きましたがまだ時期尚早の様子です。やっぱり仏教界は男性社会です。女性僧侶がものが言えるようにならなければ、組織の改革は難しいでしょう。鳥取県は平井知事というリーダーがいますので、一定の成果が上がっていますが、さらに先陣を切っていただきたいと思います。

             ホームページに戻る

IMG_9028 (640x480)

新聞に介護のことが載らない日はありません。記事として取り上げられていなくても、投稿欄に載っていたり、コラムがあったり、介護ばかりの川柳もあります。写真は三日ほど前のコラムです。妻の介護をしたいという夫は過半数いるのに対し、夫の介護をしたいという妻はやっと3割です。仏事相談を受けていると夫と同じ墓に入りたくないという相談もあります。これだけ差があるのは男性の責任ということもありますが、男性中心社会の弊害であることを感じます。コラムでは体格差など具体的な難しさを想定してのことと分析していますが、そうではないような気がします。実際に介護している人に聞いているわけではなく、将来介護が必要となった場合のことですからもっと気楽にどちらも7割以上の回答を期待したいところです。次にロボットによる身体介護については、肯定的な考えが8割以上ということです。理由は気を使わなくていいということですが、夫婦だと気を使うのでしょうか。ロボットがいいという理由は、迷惑をかけているとか疲れさせているという気持ちを持たないで済むからだと思うのですがどうなのでしょう。また、ロボット相手だと恥ずかしいという気持ちも半減するのではないでしょうか。アンケートは答えの選択肢が少ない場合もありますし、場面の想定が人によって違うこともあり全面的に信頼できる数字とは限りません。問い方を変えれば違う結果になるのではと思ってしまいます。

                      ホームページに戻る


昨日はアップするのを忘れていました。読者の方から連絡をもらって気づきました。子どもの頃から忘れ物が多かったのが、いまだに直りません。最近も法事の約束を忘れていました。
いつもどういう風に書いているかと言いますと、まず何について書こうかなということを決めます。決まれば早いのですが、なかなか決まらないこともあります。夕食が終わってしばらくしてからパソコンに向かうことが多いので、書き始めが9時とか10時になります。早くアップしているときは、夜用事があるときです。書きだめをすることはありません。お寺さんの集まりでブログを書いていることが話題になることがあります。毎日書くのはしんどいだろうとか、書かなければならないというのがキツクないか、と言われますが、書くことが好きですし、習慣になればどうってことありません。毎日書いているのは理由があります。一つは毎日書くことによって脳を衰えさせないという目的があります。体は使わないと要らないものと判断します。使わないことによって機能が衰えます。次にホームページを検索の一番上に持って行くという目的があります。法務が多忙なお寺ではありませんし、財政基盤が軟弱なお寺ですので、まず皆さんに知っていただくというところから始めなければなりません。検索順を上位に持って来る方法はいくつかあります。お金を払って企業に頼めば簡単ですが、お金を使わずに上位に持って来る方法を勉強して毎日見に来てくれる可能性が高くなる日記を取り入れているわけです。三つめは過去を整理整頓して次に進むためです。書くということは記憶を整頓しなければ出来ません。そして脳の記憶領域に空きを作るのです。それには日記が最適です。これは脳の断捨離だと思います。書いた後は頭がすっきりするのでそれがよくわかります。

           ホームページに戻る


これは昨日の分です。掲載を忘れていました。

坊主丸儲けという言葉がありますが、残念ながらそれは間違いです。もし丸儲けということであれば、7割を超えるお寺がやっとの生活ということにはなりませんし、私のところのように別の仕事を持ちながらお寺を勤めるということはないでしょう。お寺は非課税だからという声を聞くことがありますが、非課税なのは宗教活動に起因する所得税と固定資産税などごく一部です。お布施やお車代御膳料など、ご門徒さんからいただく懇志は全て宗教法人の収入となり、住職個人がいただくことはありません。法人と個人の区分は、はっきりしています。住職はお寺から給料をもらいますので、一般のサラリーマンと同じように所得税も源泉徴収されますし、国民年金や健康保険料、介護保険料なども個人が支払います。ではなぜ宗教活動に起因する収入に対しては非課税なのでしょうか。それは、平成7年の第134回国会の宗教法人に関する特別委員会で当時の島村文部大臣が次のようにのべていることでわかります。「宗教というのは、いわば人心を安んじ、社会の安泰に貢献するという高い公益性を初めから期待され…」つまり宗教法人が行なう宗教活動そのものに公益性があると考えられています。ただ公益性という概念は抽象的ですし、時代によっても変化すると思われますので、現在世間一般が考えている公益性の概念を探さなければなりません。はっきりしているのは、檀家という枠を超えて広く一般に影響をもたらす活動でなければ公益性があるとは言えないと思います。それはまず誰でも参加できるということがキーになるような気がします。
            
           ホームページに戻る


世間一般がクリスマスのお祝いしている時に、お寺はどうしているのかと聞かれることがあります。ほっといてくれればいいと思いますが、どうも聞きたいらしいです。当然のことですが、お寺でクリスマスの宗教行事をやることはありません。(例外としてクリスマス法要を行うお寺があるようです)ただ家庭では、チキンを買ったりケーキを買って食べることはありました。今は、たまたま孫の誕生日が1225日ですので、クリスマスには誕生日のお祝いをします。世間の皆様もクリスマスにごちそうやケーキを食べ、年末にお寺で除夜の鐘をつき、正月に神社で初もうでをするように、日本人は宗教行事をイベントとして生活に取り入れています。外国人が見ると節操がないと思われるようですが、日本には昔からいいところがあれば取り入れて、より良いものを作ればいいという考え方が根付いています。国によっては他の宗教行事を取り入れたりすると、犯罪者扱いを受けるところもあるようです。仏教にしても日本に伝わっているのは、釈尊の仏教とは隔たりのある大乗仏教ですし、宗派も細かく分かれていて一口に仏教と言えないレベルです。そうであっても全体的には日本の仏教として庶民に慣れ親しんでもらっています。あまり知られていませんが、仏教でも元旦会という法要を勤めますし、七五三や成人式、結婚式などの行事を行ないます。

宗教戦争という言葉がありますが、中身を調べると経済問題、境界線問題、貿易問題、利権問題、差別問題であることがわかります。宗教は必要な人だけが信じればいいもので、どっちの教えが優れているとか間違っているということ自体がおかしいことです。反発ではなく、まず受け止めるという日本人の考え方を大切にして行きたいものです。

             ホームページに戻る


2018y12m23d_172021504


東北地方の自治体で公営合同墓に取り組むところが増えているそうです。費用が抑えられていることや、自治体が管理するという安心感が需要につながっているということです。墓は墓地でなければ建てることが出来ませんが、墓地を持てるのは自治体かお寺か公益法人と決まっています。何故民間の会社で持てないかというと、墓は一代限りのものではなく先祖代々引き継がれるものだという概念があり、一番問題にされるのが永続性ということだからです。現在のお寺は1631年に幕府によって「新寺建立禁止令」が出される前に建立されたお寺がほとんどですので、それらは387年以上前から存在していることになります。一方民間企業ですと「企業30年説」があるように平均的に短命です。それでも日本には300年以上続く企業が600社あり0.015%を占めていますが、お寺の場合は6万ヵ寺以上あり全寺院の90%を占めています。自治体が墓地を持てる理由の一つに、国や自治体がなくなることはないという前提があります。現実的にはなくなる可能性もありますが、引継ぎがされるだろうという期待感がありますし、お金儲けが目的ではないという信頼感があります。中でも秋田市の合同墓には申し込みが殺到し、年間150体の想定が2時間で980体の申し込みとなり受付を中断したということです。2度目の受付を翌月に行なったところ前日夕方から市民が並び始め、当日の午前5時には上限の1,500体に達したため募集を打ち切ったそうです。申し込みの8割は生前予約と言われています。墓のことは次世代がという考え方から、自分のことは自分で完結するという考え方に変化して来たと思われます。墓を取り巻く環境は時代とともに更に変化していくものと考えられます。

                              ホームページに戻る


門徒会館を建てるときに、将来多目的で使用できるようにと天井付プロジェクター、格納式150インチスクリーン、5.1チャンネルスピーカーシステムを揃え、映像が楽しめるようにしました。本来は本堂での葬儀が見えるように取り付けたものです。町内の防災ビデオ上映や、お斎の時に故人の映像を見たりして使用していますが、映画会で使用したことはありません。鳥取ではコミュニティシネマという歴史ある団体が、県内各地で映画館ではなかなか見られない映画を頻繁に自主上映しています。私も何度か見ましたが、120インチのスクリーンをはじめ機材を持ち込んで上映されることも多くあります。何かの機会に上映会をしたいと思っていたのですが、作品の著作権料や配給会社の許可など難しい問題をクリアしなければなりません。サラリーマン時代『親子ふれあい映画会』と題して、何度か宮崎駿監督作品の映画会をしたことがありましたが、費用が数十万円かかりましたので個人レベルではなかなか出来ません。今回ひょんなことから映画会の話しがまとまり、コミュニティシネマ主催でドキュメンタリー映画『まわる映写機めぐる人生』を養源寺門徒会館で上映することになりました。私のところは会場提供だけですが、主催者のかたが、お寺シアターvol1と名付けられましたので、今後の展開によっては面白くなりそうです。もともとお寺はコミュニティの場ですから映画会はピッタリです。これが定着すれば、コンサート・人形劇・映画会・写経・写仏・法座が楽しめるお寺になります。

詳細はこちらへ→ https://www.facebook.com/events/2789462096345


             ホームページに戻る

最近、税務署がお寺に税務調査に入っていると云う話しをよく聞くようになりました。大部分のお寺は零細法人ですので、不勉強のため正しく納税されていないところがあっても、絶対額が少なくて効率が悪い調査になると思います。間違えやすい場合をあげておきます。お寺の行事にご講師を呼んでお話しをしていただいた時に個人に支払う謝礼金がありますが、その額が100万円以内の場合は、支払額の10.21%を源泉徴収し、個人の代わりに所得税及び復興特別所得税を税務署に納めなければなりません。謝礼を個人ではなく団体に払う場合は源泉徴収する必要はありません。私が他のお寺でご法礼をいただく場合は全て宗教法人宛としています。個人は宗教法人から給与をいただいていますので、ご法礼を個人でもらうことはありません。また、電気代・水道代などの水道光熱費について法人と個人とで別個にメーターがついている場合は良いのですが、合算して請求されている場合は合理的に判断をして按分することが必要です。一台の車を法人と個人で利用している場合は、運行日誌に基づいて費用負担することが必要です。宗教法人の車である場合は、個人で使用した走行距離に単価をかけて宗教法人会計へ戻入することが必要です。当山の単価は県庁で算定している車使用の場合の交通費を基準にしています。
一般企業であれば当たり前にやっていることですが、お寺の場合は職住が一体となっていますし、待機時間が長かったり、悩み相談などの場合は深夜でも電話がかかって来ることがあり、法務とプライベートが判然としない場合がありますが、一定のルールを決めておけば公私の区別がはっきりすると思います。葬儀や法事でお布施をいただいた場合は、控えの残る形で領収証を出すことが必要です。相続時に必要経費としてお寺に支払ったお布施より高額のものを申告された例もあります。お寺も企業会計と同じ透明さが求められます。

            ホームページに戻る


このページのトップヘ