ウクレレを買う前に、コレを読め!

2016年6月、3100円のノーブランド中華ウクレレを買ってウクレレ独習を開始。7月、5800円の中華ウクレレ Kaka KUS-70 を購入。そして 8月、ついに定番 Kala KA-SLNG をハワイから個人輸入! ウクレレにハマった tiger22の最先端 ウクレレ入門日記です。(*^_^*)

しばらく休止していたウクレレを再び触り始めて、ウクレレの音程がおかしいことに気づきました。5フレットですでに音程がズレています。Kaka KUS-70 ソプラノKala KA-SLNG ソプラノの両方とも同じ状態です。

昨年 7~8月に購入したものですから、8ヶ月以上経過しています。この間、弦の交換を 1度もやっていません。原因はおそらくこれでしょう。(^^;)

というわけで、2つのウクレレの弦を張り替えてみました。Kaka KUS-70 には Enya E31(Made in Japan)という透明の弦を使いました。Kala KA-SLNG には前と同じ Aquila Super Nylgut を使いました。

Kaka KUS-70 は元の Aquila と較べると心持ちソフトな音になったような気がしますが、良い音であることに変わりはありません。さすが、Made in Japan の弦です。
Kala KA-SLNG は同じ弦に張り替えたのに、音色がみごとに変わったので驚きました。Aquila ってこんなに明るくて元気な音だったんですね。(笑)

実際これまでは、弦を交換するのが面倒でズルズルと先送りしてきましたが、交換して良かったです。ついでに、オレンジオイルでフレットボードをクリーニングしましたが、かなり汚れていました。
慎重にやったので両方の作業でほぼ 1日つぶれましたが、終わって見れば、手間はかかりますが作業自体はとても簡単でした。

弦の交換は本当に大切です。今回、身にしみて感じました。もちろん、音程のズレもなくなったようです! 

が、1つ気になることを発見。2つのウクレレのネックが、わずかにそっているように感じます。「順そり」です。冬の乾燥のせいでしょうか。3100円のウクレレも調べてみると、こちらは微妙に「逆そり」になっているようです。しばらくこのまま様子を見たいと思います。


以下は初めてご覧いだいた方へのご案内です。

1. 初めてウクレレを購入しようと思っている方は、「ウクレレ購入ガイド」をお読み下さい。

2. 2本目、3本目のウクレレを購入しようと思っている方も、まずは「ウクレレ購入ガイド」をお読み下さい。

3. 完全チェック済みで、完全調整済みの弾きやすいウクレレが欲しい方は、「Hawaii Music Supply」から購入されることをお勧めいたします。

4. 最後に、ウクレレは信用できるお店から、信用できるブランドの製品を買いましょう。


日本プラスチック工業連盟のウェブサイトで、 HPL(ハイプレッシャーラミネート)の ISO 規格について書いてありました。

日本プラスチック工業連盟では、High-pressure decorative laminates (HPL, HPDL)を、「高圧化粧ラミネート(HPL,HPDL) - 熱硬化性樹脂ベースのシート(通称ラミネート)」と翻訳しています。私はこれを読んで、HPL をプラスチックの一種と理解して間違いはないと確信しました。


さらに、インターネットで調べていると Composite Panel Association(複合パネル協会?)のウェブページを発見しました。そこには次のように書いてありました。翻訳します。

---------------


HIGH PRESSURE LAMINATES(ハイプレッシャーラミネート)

HPL はオリジナルのプラスチックラミネートの直系の子孫です。それは最も耐久性のある装飾表面の素材の 1つと考えられており、耐化学性、耐火性および耐摩耗性などの特性を持っています。特別なグレードの HPL は、熱と圧力によって湾曲した縁に成形することができます。

HPL は、フェノール樹脂(phenolic resin)を含ませたクラフト紙(kraft paper)を、何層にも重ね合わせて製造されます。プレス(加圧)する前に、印刷された装飾紙(printed decor paper)がクラフト紙の上に置かれます。この紙と樹脂のサンドイッチに、熱と圧力(1,000 PSI 以上)を加えて 1つに融着します。フェノール樹脂とメラミン樹脂は熱硬化性プラスチックなので、複数の紙シートを 1枚の剛性積層シート(rigid laminated sheet)に変換する架橋プロセス(cross linking process)によって硬化処理を行い、樹脂をプラスチックに変えます。熱硬化することにより、その耐久性を高める強力で不可逆的な結合が形成されます。

【管理人注: PSI とは重量ポンド毎平方インチのことです。1重量ポンド毎平方インチは、1平方インチの面積につき1重量ポンド (lbf) の力がかかる圧力のことだそうです。】

HPLは、様々な接着剤を使用して 1枚のパネルに積層化(laminated)されます。パーティクルボード(Particleboard、細かな木片や削りかすを合成樹脂で固めて熱圧成型した板)や MDF(中質繊維板。繊維状にした木材に接着剤を混ぜて熱圧成形した板)は好ましい基材です。というのは、それらは安定した耐久性のある均質で経済的な基材だからです。耐久性があるので、HPL は床材、カウンタートップ、デスクトップなどの水平な面によく使われています。

審美的属性に加えて、パーティクルボードまたは MDF と HPL とのラミネーション(lamination、複数の材料を貼り合わせて積層させて 1枚の薄板にすること)は、基材の物理的性能を改善することができます。(以下省略)

---------------


要するに、家具や建材等として使う時は、HPL 板をパーティクルボードや MDF の板と接着して、さらに耐久性の高いラミネート材料として使っているということです。

ウクレレの場合はどうなんでしょう。Enya X1 の場合、板の厚さが 1mm 程度のようですから、おそらく HPL 板を単体で使っているのではないでしょうか? Martin はどうでしょうか?


英語版 Wikipedia にも、High-pressure laminate (HPL) に関する記述がありました。

---------------


High-pressure laminate (HPL)
 
McGraw-Hillの建築・建設辞典によると、High Pressure Laminate(ハイプレッシャーラミネート)は、1平方cm当たり 70kg以上の圧力で、より一般的には 84~140kgの圧力で、「成形され硬化された」ラミネートから構成されます。

HPL は複数の樹脂含浸セルロース層(resin impregnated cellulose layers)からできていて、熱と高圧の下で固められています。それらの層について以下に説明します。

・ オーバーレイ紙(Overlay paper)・・・摩耗、傷、耐熱性を改善する働きがあります。
・ 装飾的な紙(Decorative paper)・・・デザインされた色紙や印刷された紙です。
・ クラフト紙(Kraft paper)は、中核となる材料として使用され、この層で板の厚さをコントロールします。


Manufacturing(製造方法)

紙に樹脂をしみ込ませた後、紙/樹脂の3つの層に熱(120℃)と圧力(5MPa)を同時に加えてプレスします。プレス操作により、熱硬化性樹脂は紙の中に流れ込み、その後硬化して密度が1,35g/cm3を超える圧密( consolidated sheet)シートとなります。プレスの間に、装飾された表面は、テクスチャー加工された表面と接触して多種多様の表面仕上げの中の 1つを作るために、硬化させることもできます。

HPL の 60~70%以上が紙であり、残りの30~40%は中核層のフェノール - ホルムアルデヒド樹脂と表層のメラミン - ホルムアルデヒド樹脂を組み合わせたものとなっています。両方の樹脂は一種の熱硬化性樹脂に属します。それはプレス処理中に架橋(crosslink)して不可逆的な化学結合を生じ、構成要素の元の特性とは異なる特性を有する非反応性の安定した材料となります。

HPL は、連続および不連続(バッチ)の両方の製造プロセスにより製造することができます。HPL は、様々なサイズと厚さと表面仕上げでシート状にして供給されます。

---------------

以上です。
 


---------------

08-06-2016, 12:25 PM
M3Ukuleleさん:

Jerwinさん、とても面白いですね。HPL(ハイプレッシャー・ラミネート)のテナーは非常に興味深いです。ネックの取付方法もユニークで、このウクレレに合っているようです。前のビデオの音はクリアですが、言われたようにダイナミックレンジが欠けています。レコーディング・テクニックが使われているのでしょう。

ソリッドウッドのウクレレの音とは違いますが、私は気になりませんし、耐久性のある HPL の利点がそれにプラスされます。価格が安いので、大きなギャンブルではありません。もっと音が聞きたいですし、レビューを読んでみたいです。

このウクレレが欲しくなりました。実際に手にとって弾いてみれば、すぐにわかるんですけどね。私はウォールナットの fluke を持っています。自動車に積んであり、ビーチで弾きます。私の第一印象は、Enya X1 は fluke と同じことをもっと上手くできるということです。ぜひ購入して、レビューをお願いします。



08-06-2016, 10:26 PM
Jerwinさん:

M3Ukuleleさん。Enya は X1 より安い価格でソリッドマホガニーのウクレレを販売しています。X1 はフレットボードが丸くカーブしていますし、音質はかなり良いと私は思います。

Enya は X1 に注力しているようです。チューナー(ギアペグ)を見て下さい! 



08-06-2016, 11:12 PM
Booliさん:

Jerwinさん。 OK。

あなたが Enya X1 をそれほど好きなら、なぜまだそれを買っていないのですか? 何を迷っているんですか?



08-07-2016, 12:14 AM
Jerwinさん:

実は、これも気になっています。


基本的に価格は半額で、EU 倉庫店から購入できます。どちらの製品も明らかに Enya 社のものです。



08-07-2016, 11:08 AM
M3Ukuleleさん:

その Kaka はラミネート(合板)です。もう少し出せば、新設計でユニークなネックジョイントを持つ HPL ウクレレが買えます。湿度などの環境に耐える力も違います。普通のラミネートを買うとしたら、私なら HMS から KoAloha の合板テナーを買いますね。
あなたの決断に幸あれと願っていますが、私なら HPL ウクレレに 1票入れます。どちらのウクレレを選んでも未知の冒険が待っていますが、あなたが買って大丈夫なことがわかったら、・・・私も買いましょう。



08-08-2016, 01:39 PM
Jerwinさん:

OK、注文しました。今はとてもワクワクしています・・・。



08-09-2016, 07:01 AM
M3Ukuleleさん:

Enya X1 を注文しましたか? もしそうなら、その作り、感触、サウンドについて教えて下さい。写真があればもっと嬉しい。音と演奏のやり易さにも興味があります。



08-09-2016, 10:17 AM
Jerwinさん:

入手したらレビューするつもりです。私の手元に届くのに約 1ヶ月かかると思います。今は Banggood で在庫切れです。

やっと Enya のウェブサイトを見つけました。 http://www.enyamusical.com/

見るに値します。アジア以外ではあまり知られていないかもしれませんが、彼らは本当に美しい楽器を作るようです! 到着が待ちどおしいです!



08-09-2016, 10:54 PM
Hmsさん:

仕様では、"Body Koa sticker."となっています。



08-19-2016, 04:16 AM
Dan Gleibitzさん:

もう到着しましたか? 私は Kaka KUT-MAD ウクレレと一夜を過ごして、とても幸せです。 Kaka は Enya の低価格ブランドで、KUT-MAD はその中の上位ウクレレです。同じ形で同じスロテッドヘッドですが、安価なペグが使われていて、オール・ソリッドマホガニーで、同じ弦と同じフレットボードが使われています。高品質なウクレレで、音色はファンタスティックです。

テナーを買われたのなら、その弦のことを教えて下さい。私は弦を探しています!



08-19-2016, 05:46 AM
FinnPさん:

これも良さそうです。ソリッドコアだと思いますが、どこにもレビューが見当たりません。


【保有ウクレレ】

Ohana TK 35G, SK 300G, CK 28, SK 21, SK 30L
Kiwaya KS-5
Pono MTDX
Islander AC 4
Martin C1K
Mainland classic red cedar tenor
Luna L400 soprano (japanese, pre Kiwaya)

---------------

Enya の PR ビデオです。




ウクレレ掲示板 Ukulele Underground で、"Enya X1 ukulele" というスレッドを発見しました。Enya X1 は米国等でも少しは注目されているようです。
私は、温度や湿度の変化に強くて気を遣わずに放置しておけるウクレレに興味があるので、HPL(ハイプレッシャー・ラミネート)の安価な Enya X1 は、とても気になります。翻訳してみましょう。(^_^)


---------------

08-06-2016, 07:38 AM
Jerwinさん:

こんにちは。

Enya X1 はどうでしょう? 私はリスクを承知の上で、これに手を出そうと思っています。




08-06-2016, 07:43 AM
Mivoさん:

以下は私の 2つの個人的考えです:

第 1に、私は Banggood と呼ばれるウェブサイトから買うかどうかわかりません。第 2に、それはソリッドコアともローズウッドとも書かれていないので、おそらく完全なラミネート(合板)のようです。ビデオを見ていないので、わかりませんが。



08-06-2016, 08:01 AM
Jerwinさん:

厚さ 1mm の High Pressure Laminate(ハイプレッシャー・ラミネート)と書いてあります。Youtube で音を聞いてみたら、なかなか良さそうでした。



08-06-2016, 10:39 AM
Booliさん:

Enya は、このウクレレ掲示板(Ukulele Underground)でほとんど知られていないブランドです。また、Enya X1 の価格は 119ドル~ 134ドルとなっていますが、Lanikai、Kohala、Luna、Kala、Ohana、Cordoba、Gretsch などのラミネートのテナーやコンサートと較べると、決して安い価格ではありません。

Enya が悪いという意味ではありません。しかし、その製品が良いか悪いかを判断できる人が、ここにはいないと思います。

あなたはギャンブラーですか? もしそうなら、一か八か買ってみてはいかがでしょう・・・。

私なら、別のお店から別のブランドのウクレレを買います。Amazon か英国のお店から買うでしょうね。米国のお店については知りませんので。

もう 1つの問題は、アジアの工場で作られたウクレレは、どれも調整が必要だということです。

米国のお店なら、たとえば Hawaii Music Supply や Uke Republic や Mim's Ukes などが無料でウクレレを調整してくれます。

Hawaii Music Supply なら手頃な価格で販売してくれて、世界中どこにでも出荷してくれます。最後に、その価格帯なら、ラミネートのコンサートやテナーウクレレを米国のお店から購入でき、さらに専門家が無料で調整もしてくれます。楽器の出来が悪い場合は、彼らならその楽器は販売しません。 Andrew Kitakis氏(Hawaii Music Supply のオーナー)はこの Ukulele Underground のメンバーでもありますし。



08-06-2016, 10:49 AM
Jerwinさん:

Booliさん。私は自分のウクレレとギターは、全部自分で調整します。私は Banggood が好きですが、彼らは楽器の品質チェックをキチンとやっていないと思います。Enya X1 の価格は安いしウクレレは非常に素敵に見えます。もしこのウクレレがちゃんと作られているならば、その超薄型ラミネートは私にはお買い得に思えますが、最大の問題はその品質がわからないことです。私は 1回だけギャンブルをやってみるかも知れません。





08-06-2016, 10:57 AM
Booliさん:

Jerwinさん。はっきりさせておきましょう。私が話している調整というのは、ナットとサドルで調整して音程の問題や弦高やバズ音を修正するだけでなく、フレットエッジを整えて必要に応じてフレットを水平に削るという意味です。

あなたの調整ではここまでやっていますか?



08-06-2016, 11:04 AM
Booliさん:

また、サウンドエンジニアとして言わせていただくと、このビデオでは音が非常に圧縮(20 対 1 という極端さ)されていて、ダイナミックレンジが完全に欠けているようです。曲の途中に SOFT な部分や LOUD な部分がないのは明らかです。このビデオの音は、楽器から出た自然の音とは違います。ほとんどの人はこれを気にしないし、その重要性もわかっていません。
このビデオの音は加工されており、あなたが自分の耳で聞いた音とは違う可能性が高いということに、注意して下さい。

私のコンピュータにはプロ用のスタジオモニターが取り付けられていますので、微妙な音を聞き分けることができますが、イヤホン、スマホ、タブレット、ラップトップの小さなスピーカーでは、出る音に物理的限界があります。



08-06-2016, 12:06 PM
Jerwinさん:

> Booliさん:
> あなたの調整ではここまでやっていますか?

はい、やっています。

このビデオの音が生の音と同じでないことはわかりましたので、もっと多くのビデオを探します。こちらの音の方がもっと本物っぽいかも。



---------------

Enya-X1 ウクレレは Amazon でも販売しています。参考のためリンクしておきます。カスタマーレビューを読んで下さい。さすが品質のバラツキの多い中国製ウクレレです、想像どおり評価が真っ二つに割れています。



続きます。



みなさんは、MartinEnya のウクレレで使われている新素材、HPL(ハイプレッシャーラミネート)について、正しく理解されているでしょうか?

私は最近、HPL(ハイプレッシャーラミネート)に興味を持ち始めたのですが、HPL がどんなものなのか、正直言ってよくわかりません。
楽器販売店や通販業者のウェブサイトで、HPL(ハイプレッシャーラミネート)という言葉はちょくちょく見かけますが、その意味を説明してあるところはほとんどありません。
 
そこで、「ハイプレッシャーラミネート」というキーワードで Google 検索してみました。結果は? とても面白いですから、以下に列挙してみましょう。(^_^)


HPL(ハイプレッシャーラミネート)とは・・・
木くずを集めて固めた集成材
薄い突板と樹脂を高圧縮でラミネートしたメラミンよりももっと高耐久の新素材
ギター製作過程で出る木の削りかすカーボンと練り合わせて高圧プレスをかけて板にしたもの
木の薄板を何層も高圧で圧着した新素材
おがくずを高圧でかためたもの? MDFの高級品なのかな?
・ 特殊圧縮合板
ギターを作る過程で出た廃材を粉にして固めて作ったとかいう話である
工場で出る廃材を特殊加工した合板


「特殊圧縮合板」なんてのは論外としても、いや~、実に様々な説明がされています。中には、私のような素人さんが書いたブログの説明もありますから、あまり当てにはなりません。
玄人さんの説明なら、もう少ししっかりしているかもしれないと思い、さらに調べてみました。

トーヨーキッチン&リビング株式会社http://www.adf.or.jp/up_pdf/1332463149-612446.pdf):
「ハイプレッシャーラミネートとは高圧で処理された化粧板で、耐衝撃性、耐熱性、耐水性に優れ、キッチンのような過酷な環境に適応する理想的な材質です。」

Martinが開発したHPL(ハイプレッシャー・ラミネート)という新素材。木材を加工した時に出る削りかすをカーボンと混ぜ合わせ、高圧で圧縮した材です。


最後に真打ちの登場です。マーティンギターの日本総代理店、黒沢楽器店の福岡 司さんは、ラジオ放送? で次のように話されていました。(http://www.asahi.co.jp/50th/fukuoka2.html

手塚(司会者)「マーティン社は以前から森林保護に熱心に取り組んでいらっしゃいますが、どういう活動されているのですか?」
福岡「98年と99年に新しい材を使って研究を始めました。それで作られたのが今でも人気ですが、ハイプレッシャーラミネートという、木の繊維を用いて特殊な圧縮合板を作りました。」


ご覧の通り、黒沢楽器店以外の説明は、どれもこれもダメですね・・・。その黒沢楽器店の説明にしても具体性がなく、何のことかよくわかりません。
私が調べた範囲では、日本語のインターネットで HPL(ハイプレッシャーラミネート)に関する、キチンとした説明には出会えませんでした。

偶然、英語サイトでわかりやすい説明に出会えましたので、以下に翻訳して掲載します。
---------------

What HPL is?

High Pressure Laminate(ハイプレッシャーラミネート)、略して HPL は、ラミネート(laminate、積層板)あるいは合成板(synthetic plate)とも呼ばれています。High Pressure Laminate (HPL) は、紙パルプ(paper pulp)とフェノール樹脂(phenol resin)を組み合わせたもので、メラミン樹脂(melamine resin)の固い表層を持っています。

HPL は、いくつかのレイヤー(層)で構成されています。透明な合成樹脂の最上層(メラミン)の下に、デザインされたカラーの装飾を印刷した紙のレイヤー(層)があります。その次に、フェノール樹脂含浸クラフト紙のいくつかの層があります。これらを組み合わせたものに高温高圧がかけられて、厚さ 0.7mm の硬質クラッディングプレートに圧縮されます。この HPL の最上層はいろいろなタイプがあり、パネル厚もいろいろの厚さにすることができます。

---------------

私は次のように理解しました。

要するに、HPL は基本的に 3層構造のプラスチックです。
第 1層(表面)は、透明なメラミン樹脂で、これは第 2層の「木目を印刷した紙」を保護するためのものです。
第 2層は、ソリッドウッドの木目を印刷したシート(紙)で、装飾の部分です。
第 3層が HPL の本体です。フェノール樹脂含浸クラフト紙の層をいくつも重ねたもので、何層まで重ねるかで HPL 板の厚さが決定されます。

以上の私の理解が間違っているかもしれませんが、少なくとも「木くず」や「おがくず」を固めたものではありません。紙と樹脂(プラスチック)で作られてるので、これは合板などではなく、プラスチックのラミネート(積層板)に近いと思います。

ところでイシバシ楽器さん、御社の説明を信じて騙された善良な顧客やユーザーが、たくさんいるのではないでしょうか?・・・。
そして、「HPL はMartinが開発した」というのは、本当ですか?



このページのトップヘ